すみくにぼちぼち日記

メキシコ生活や欧米旅行記、語学、大学、美術館について

Museo Casa Diego Rivera-メキシコ グアナファトのディエゴ リベラ美術館

メキシコのグアナファトには、メキシコを代表する画家「ディエゴ・リベラ」の作品が多く展示されているMuseo Casa Diego Riveraという美術館があります。

この記事では、Museo Casa Diego Riveraをご紹介します。

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Museo Casa Diego Rivera-メキシコ グアナファトのディエゴ リベラ美術館

ディエゴ・リベラは、メキシコを代表する画家。

風景画、肖像画、風俗画など様々なジャンルの絵画を手掛け、また、キュビズムの影響を受けた作風の作品も多く遺しました。

多くの壁画作品で知られれ、フリーダ・カーロの夫でもあった人物です。

メキシコの500ペソ札のデザインにも採用された画家でもあります。

 

※キュビズムについての紹介記事はこちら

sumikuni.hatenablog.com

 

展示

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ディエゴ リベラ美術館は、ディエゴ リベラが家族と住んでいた家のお隣の家を改装して作られた美術館です。


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一階部分は当時使っていた家具などが展示されています。

 

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家具と一緒に絵画なども展示されていて、こんな雰囲気の家良いなと、自分の家の内装も考えながら見ることができました。


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ちなみに、こちらの家が実際にディエゴ リベラが住んでいた家。


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1886年にこちらの家でディエゴ リベラ誕生したということが書いてあります。


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美術館はこの写真の奥にある入り口、人が列を作っている場所です。


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美術館の2階部分はディエゴ リベラの作品が展示してあります。


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風景画や人物がも素晴らしいのですが、キュビズムの影響を受けた絵も素晴らしい。

素描なども鑑賞することができるのもこちらの美術館の魅力です。


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常設展でディエゴ リベラの作品をいつでも鑑賞することができるのですが、特別展も開催されることがあります。

今回は「Gerardo Cantu」という画家の作品展でした。


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独特の雰囲気が印象的な作品の数々。


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現代の画家らしい自由な雰囲気が良いなと思いました。

 

アクセス

Museo Casa Diego Riveraは、グアナファトの旧市街、グアナファト大学の白い階段に手前の道を大学に向かって左方向に徒歩5分くらい歩いた位置にあります。

住所:Positos 47, Zona Centro, 36000 Guanajuato, Gto.

 

 

終わりに

この記事では、メキシコのグアナファトにある「Museo Casa Diego Rivera」という美術館をご紹介しました。

ディエゴ リベラの多くの作品を鑑賞することができ、特別展も素晴らしいので、グアナファト観光ではとてもお勧めな美術館。

グアナファトを訪れた際は是非こちらの美術館に足を運んでみてください。

 

※グアナファト観光記事はこちら

sumikuni.hatenablog.com

 

※肖像画の見方はこちら

sumikuni.hatenablog.com

 

※風景画の見方はこちら

sumikuni.hatenablog.com

 

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北欧観光でおすすめな美術館を6つ紹介-ノルウェー, スウェーデン, デンマークで美術を楽しむ

北欧観光では広大な自然と美しい街並みを堪能するのと同時に、北欧芸術に触れてみるのもおすすめ。

この記事では、北欧観光でおすすめな美術館をご紹介します。

ストックホルム近現代美術館

 

北欧観光でおすすめな美術館を6つ紹介-ノルウェー, スウェーデン, デンマークで美術を楽しむ

北欧観光は美しい街並みや大自然が魅力なのですが、美術館を回る旅行もおすすめ。

北欧にはオスロ国立美術館、ストックホルム国立美術館、コペンハーゲン国立美術館などの素晴らしい美術館が揃っています。

特にオスロで見ることができるムンクの作品は、北欧観光では絶対に見たい絵画です。

 

※北欧旅行のおすすめはこちら

sumikuni.hatenablog.com

 

ノルウェー オスロ

ノルウェーの首都オスロで特におすすめな美術館はオスロ国立美術館、オスロ現代美術館、新ムンク美術館の3つです。

 

オスロ国立美術館

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オスロ国立美術館の見どころはもちろんノルウェー出身の画家ムンクの絵画です。

特にムンクの代表作ともいえる『思春期』と『叫び』の2作品は、オスロ観光では絶対に見たい芸術作品です。

他にも、ゴッホ、モネ、ルノワール、ドガなど、19世紀に活躍した多くの有名な画家の絵画が展示されています。

 

※オスロ国立美術館の詳細はこちら

sumikuni.hatenablog.com

 

オスロ現代美術館

オスロ現代美術館は、オスロ国立美術館が運営する美術館で、現代アートを楽しむことができる美術館です。第二次世界大戦以降に製作された芸術作品を展示しています。

1988年に設立された美術館で、当時オスロ国立美術館で所蔵されていた美術作品を譲り受け展示されるようになりました。

1990年以降、第二次世界大戦以後の美術作品を展示する美術館として運営されており、2003年からはオスロ国立美術館の一部門となっています

現代美術館ということで、とても自由な発想で制作された作品が展示されており、異空間を味わえるのが魅力です。

 

※オスロ現代美術館の詳細はこちら

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新ムンク美術館

2020年に新しく開館した新ムンク美術館。

約2万8000点のムンクの作品を所蔵しており、4つのムンク常設展に加え、ノルウェー出身のアーティストや国際的なアーティストの企画展も行われる美術館です。

新ムンク美術館は、ムンクのコレクションも見どころなのですが、建物も素敵な美術館です。

スペインの建築事務所フアン・ヘレロスが設計した新館は、ムンクが《叫び》や《絶望》のインスピレーションを受けたとされる「エーケベルグの丘」から見た景色の中心に位置しており、アーティスティックな空間を楽しむことができます。

 

スウェーデン ストックホルム

スウェーデンのストックホルムには、ストックホルム国立美術館とストックホルム近現代美術館という2つのおすすめ美術館があります。

 

ストックホルム国立美術館

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ストックホルム国立美術館は展示品も素晴らしいのですが、内装が本当に素晴らしく、それ自体が芸術作品のような美術館です。

作品では、レンブラント、エル・グレコ、セザンヌ、ゴーギャンなど、充実した作品群を楽しむことができます。

また、家具やクリスタルの食器などの展示もあり、全体がアートのような美術館です。

 

※ストックホルム国立美術館の詳細はこちら

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ストックホルム近現代美術館

ストックホルム近現代美術館は、 モダンアートを楽しむことができる美術館です。

ストックホルム近現代美術館には、多くの巨匠たちの作品が展示されています。

例えば、サルバドール・ダリ 「ウイリアム・テルの謎」、ロバート・ラウシェンバーグ 「モノグラム」、マティス 「モロッコの風景」などが代表的な作品。

展示方法や独特な展示品もおもしろいので、おすすめです。

 

※ストックホルム近代美術館の詳細はこちら

sumikuni.hatenablog.com

 

デンマーク コペンハーゲン

人魚の町コペンハーゲンにも素敵な美術館があります。

コペンハーゲン国立美術館です。

 

コペンハーゲン国立美術館

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展示方法が可愛らしく、絵画の中に入り込んだかのような空間を楽しむことができるのがコペンハーゲン国立美術館です。

特におすすめな絵は、『天使ミカエルとドラゴンの戦い』。新約聖書に記されている物語の一節で、天界での天使ミカエルとドラゴン(堕天使サタン)の戦いを描いた作品です。

 

※コペンハーゲン国立美術館の詳細はこちら

sumikuni.hatenablog.com

 

終わりに

この記事では、北欧観光でおすすめな美術館を6つご紹介しました。

どの美術館も広々とした空間でゆったりと寛げるので、北欧観光では是非色々な美術館に足を運んでみてください。

 

※世界三大美術館の紹介記事はこちら

sumikuni.hatenablog.com

 

※マドリードのおすすめ美術館はこちら

sumikuni.hatenablog.com

 

 
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スペイン マドリード 3つのおすすめ有名美術館の見どころ-プラド, レイナ・ソフィア, ティッセン・ボルネミッサ美術館

スペインのマドリード観光で絶対行きたい美術館がプラド美術館、レイナ・ソフィア美術館、ティッセン・ボルネミッサ美術館の3つの美術館です。

この記事では、それぞれの美術館の特徴や見どころをご紹介します。

プラド美術館 スペイン マドリッド

  

スペイン マドリード 3つのおすすめ有名美術館の見どころ-プラド, レイナ・ソフィア, ティッセン・ボルネミッサ美術館

スペインのマドリード観光で絶対訪れたいのがプラド、レイナ・ソフィア、ティッセン・ボルネミッサという3つの美術館。

プラド美術館はスペイン絵画を中心に中世・近世の有名絵画が鑑賞できる美術館で、世界三大美術館の一つとして数えられることが多い美術館です。

レイナソフィアはモダンアートを中心の展示でピカソの『ゲルニカ』を鑑賞することができます。

ティッセン・ボルネミッサ美術館はティッセン・ボルネミッサ美術館は中世から現代まで、そしてスペイン以外の画家の作品も多く展示しているのが特徴的な美術館です。

 

※世界三大美術館の紹介はこちら

sumikuni.hatenablog.com

 

プラド美術館

プラド美術館 スペイン マドリッド

スペインの首都マドリードプラド美術館。スペイン芸術を中心としたコレクションが有名で、2万点を越える芸術作品が所蔵される美術館です。

コレクションの基礎はスペイン黄金期を築いたフェリペ2世と、芸術を深く愛したフェリペ4世が築たもの。1819年11月19日に「王立美術館」と称して開館したのが始まりです。

プラド美術館のおすすめ画家はティツィアーノエル・グレコ、ベラスケス、ムリーリョ、ゴヤなどのスペインゆかりの巨匠たち。

 

プラド美術館 マドリッド

最大の見どころは、スペイン王フェリペ4世の家族を描いた『ラス・メニーナス』。

この絵画の面白いところはその視点。この絵の左側に画家ベラスケスが描かれているため、『ラス・メニーナス』は誰がどこから見ているなのか分からない構図となっています。しかし、奥にある鏡に注目すると、そこにはなんとフェリペ4世夫妻の姿が。

そう、実はこの絵画は、フェリペ4世夫妻がベラスケスが娘マルガリータの絵を描いているところに訪れ、それに気づいた女官たち(ラス・メニーナス)が挨拶しているところを描いた絵なのです。

他にもゴヤの『我が子を食らうサトゥルヌス』や『マドリード、1808年5月3日』、エル・グレコの『受胎告知』なども絶対鑑賞したい作品です。

 

プラド美術館の紹介記事はこちら

sumikuni.hatenablog.com

 

プラドへのアクセス

プラド美術館マドリッドの中心地にあります。

プラド、レイナ・ソフィア、ティッセン・ボルネミッサの3つの美術館は互いに近くにあり、徒歩で回ることができます。

 

 

 

レイナソフィア美術館

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レイナ・ソフィアでは数多くの近現代絵画を鑑賞することができます。

特にスペインを代表する画家ダリ、ミロ、そしてピカソは必見。

ダリは、シュルレアリスム(超現実主義)と呼ばれる芸術の潮流に身を置く画家として知られており、クニャリと曲がった時計の絵などで知られています。

シュルレアリスムの芸術家や作家たちは、浮世離れした、夢や空想のような世界観の作品を多く生み出しました。

ミロは、ダリと同じシュルレアリスムの画家。グループに固執せず交友関係は幅広く、ヘミングウェイなどの文化人とも交流があったそうです。ミロの「記号こそ、魔術的な感覚を引き起こす」という言葉に表されているように、ミロの作品にはイメージを単純化した表現が随所に見られます。

 

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レイナ・ソフィア最大の見どころがピカソの『ゲルニカ』。

ゲルニカ』は、スペイン内戦中にドイツ軍の空爆で被害を受けた町「ゲルニカ」を主題として描いたピカソの作品です。

パリ万博のスペイン館を飾る作品として描かれました。

 

※レイナ・ソフィア美術館の紹介記事はこちら

sumikuni.hatenablog.com

 

レイナ・ソフィアへのアクセス

レイナ・ソフィアはマドリードの鉄道駅「アトーチャ駅」から徒歩5分。

プラドからは徒歩10分です。

 

 

 

ティッセン・ボルネミッサ美術館

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近現代絵画から中世の絵画までを一挙に鑑賞することができるのがティッセン・ボルネミッサ美術館です。

プラド美術館やソフィア王妃芸術センターと並んでマドリードの象徴とも言うべきティッセン・ボルネミッサ美術館。

この3つの美術館の中でもこのティッセン・ボルネミッサ美術館は特に幅広いジャンル、そしてスペイン以外の各国の作品を多く展示しているという点で見ごたえがある美術館です。

 

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様々な有名画家の絵画を鑑賞できるのがティッセン・ボルネミッサ美術館の最大の魅力で、ピカソ、ミロ、ゴヤ、ダリ、エル・グレコといったスペインの巨匠たちの作品から、シャガール、モネ、ドガフラゴナール、モリゾ、ルノワールなど、世界中の画家の美しい絵画を鑑賞することができます。

 

※ティッセン・ボルネミッサ美術館の紹介記事はこちら

sumikuni.hatenablog.com

 

ティッセン・ボルネミッサへのアクセス

ティッセン・ボルネミッサはプラドから徒歩5分の位置にあります。

 

 

 

3つの美術館周遊チケットがおすすめ

3つの美術館を周遊できるチケット「Paseo del Arte」という共通チケットがあり、こちらを購入すると割安で3つの美術館に入場することができます。

期限は1年間なので、異なる日に行くことができるのもおすすめな理由。

私もこちらのチケットをプラド美術館で購入しました。

ただ、現在はコロナの影響で販売が停止されています。

 

※Paseo del Arteについてはこちら

Paseo del Arte | Turismo Madrid

 

終わりに

この記事では、スペインマドリードでおすすめな美術館であるプラド美術館、レイナ・ソフィア美術館、ティッセン・ボルネミッサ美術館の3つの美術館をご紹介しました。

どの美術館も互いに歩いていける距離にあり、マドリードの観光地からも近いので、マドリード観光ではこの3つの美術館をそれぞれ鑑賞するのがおすすめ。

マドリード訪問の際は是非3つ美術館に足を運んでみてください。

 

マドリード観光の紹介はこちら

sumikuni.hatenablog.com

 

 

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Museo Nacional de la Mascara-メキシコ サンルイスポトシの国立仮面博物館

メキシコのサンルイスポトシ市にメキシコ各地の伝統的な仮面を展示した仮面博物館「Mueseo Nacional de la Mascaraがあります。

様々な種類の仮面や素晴らしい建築を楽しむことができるこの博物館は、サンルイスポトシ観光のおすすめスポットです。

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Museo Nacional de la Mascara-メキシコ サンルイスポトシの国立仮面博物館

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国立仮面博物館はサンルイスポトシの旧市街の中心地にある仮面を展示する博物館です。

メキシコ国内の伝統的な仮面が多く展示されており、地域や文明ごとの仮面の違いを楽しむことができます。

また、建物は歴史的な建築物であり、内装も素晴らしく、天井や調度品の写真を撮るのも楽しい博物館。

入場料は20ペソ(100円)、写真は10ペソ(50円)で撮影することが可能です。

 

展示品

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仮面博物館には様々な仮面が展示されています。


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建物自体はそこまで大きくないのですが、展示されている仮面の数は多く、一つ一つじっくりと見ているとすぐに時間がたってしまうほど面白い博物館です。


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仮面によってさまざまな特徴があり、それぞれの仮面の解説も詳細に書かれています。


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こちらはワニの仮面でしょうか。


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人の仮面だけでなく、動物の仮面も多くあり、面白いなと思いました。

 

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鬼の仮面。日本の般若の面が混じっていたとしてもわからなさそうです。


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こってりとした仮面。最近の仮面でしょうか。


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大きな仮面はなんだかテレビゲームのような世界です。


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仮面文化は様々な地域で、それぞれの文化に基づいて発展したそう。ちなみにサンルイスポトシ州だけでも豊富な文化が花開きました。

 

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大きい仮面。まるでクジャクのよう。

 

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チーターでしょうか。チーターはアフリカの生き物なのでジャガーなどの動物かもしれません。

 

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最後の部屋の展示はメキシコの衣装と祭壇でしょうか。

色々な仮面を楽しむことができる面白い博物館でした。

 

素晴らしい内装

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この博物館、仮面の展示も素晴らしいのですが、内装もまた素敵なのです。

まず木質のフローリングが温かみがあって好きでした。


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そしてこちらの天井装飾。


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部屋自体が美しい。


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壁に描かれた絵画も素晴らしかったです。

 

アクセス

博物館はサンルイスポトシの旧市街の中心にあります。

住所:Villerias 2, Centro Historico, 78000 San Luis, S.L.P.

 

 

 

終わりに

この記事では、メキシコのサンルイスポトシにあるMuseo Nacional de la Mascara(国立仮面博物館)をご紹介しました。

様々な文化が生み出した仮面を楽しめるこの博物館は、見ているだけで別世界に入り込んでしまうかのような、変わった体験ができる博物館です。

内装も素晴らしく、ゆったりとした時間を過ごすことができますので、サンルイスポトシ訪問の際は是非足を運んでみてください。

 

※サンルイスポトシコンテンポラリーアート美術館はこちら

sumikuni.hatenablog.com

 

※鉱山の町Cerro de San Pedroはこちら

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コンテンポラリーアート美術館(Museo de arte contemporaneo)-メキシコ サンルイスポトシのおすすめ美術館

メキシコのサンルイスポトシには、Museo de arte contemporaneoという、コンテンポラリーアート美術館があります。

展示されているのは大迫力のストリートアート。

表現の方法としてストリートアートを捉える面白い美術館です。

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コンテンポラリーアート美術館(Museo de arte contemporaneo)-メキシコ サンルイスポトシのおすすめ美術館

メキシコのサンルイスポトシのセントロには、ストリートアートを展示するコンテンポラリーアート美術館があります。

ストリートアートというと、街中の壁に描かれる絵画で、一般的に違法行為であったり、海外ではこのアート(落書き)がある地域は治安が悪いことが多く、このアートがあるかどうかがその場所の安全性の指標ともなります。

そのような、少しネガティブなイマージを持つアートがストリートアートなのですが、この美術館ではそのストリートアートを一つの表現方法として捉えなおし、その無限の可能性を提示してくれる、素晴らしい展示を楽しむことができます。

 

作品紹介

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それでは早速作品を紹介していきたいと思います。


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メキシコでは、ストリートアートを表現として捉えなおす活動が行われているようで、各地のアートの様子を紹介した展示からスタートしていました。


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ストリートアートもほ他の絵画と同じように、作品に作者の思いが込められていて、それを考えながら見るのがとても面白い美術館でした。


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一面がストリートアートで覆われていて、大迫力の展示。


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こちらの絵画、すごく過激な言葉で埋め尽くされているのですが、反面、絵自体はすごく静かな、動的ではなく静的な絵画だなと感じました。

気になってしまったので、解説を読んでみました。


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「何か伝えることがあるなら、皆に伝えなければならない(中略)、アートは、捕まることがないことで表現される。描いてはいけない場所で描く。警備員に捕まらないように逃げる。 家に着く。 やってやった! これまでで最高の作品。 ドラッグやセックスなんかよりも全然すごい! グラフィティは多くの物から私たちを救ってくれる。」


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先ほどのメッセージを見て、グラフィティと呼ばれるこのアートが、すごく意味のあるものなんだなと感じました。ただただ綺麗で壮大。でもそれだけじゃないグラフィティ。


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内包された激しさを表現できない感情を、グラフィティは表現しているのでしょうか。


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さて、そんなことを考えるのもつかの間、ただただ美しい別世界に連れて行ってくれるのもこのストリートアート。


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想像力、創造力。


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一つ一つの作品が力強くカッコいい。


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そして可愛い。


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これまでこんなにじっくりとストリートアートを見たことが無かったのですが、とても不思議な時間を過ごすことができました。

 

雰囲気

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この美術館は、ストリートアートのみの展示ですが、とても楽しむことができました。

小休憩スペースにもちょっとしたアートが。


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旧市街の真ん中にあるので、テラスも公開されていました。


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テラスにもこんな感じのアートが。


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旧市街をテラスから見渡せるのも素敵だなと思いました。


f:id:k-heki:20210403140144j:imageこのように、製作風景の映像も流れていました。

 

アクセス

コンテンポラリーアート美術館は、サンルイスポトシの旧市街にあります。大聖堂から徒歩で5分ほどの位置にあります。

入場料は20ペソ(100円)、写真撮影も可能です。

 

住所:Calle Morelos 235, Centro Historico, 78000 San Luis, S.L.P.

 

 

 

終わりに

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この記事では、メキシコのサンルイスポトシにあるMuseo de arte contemporaneoをご紹介しました。

ストリートアートをじっくりと堪能することができる美術館で、とてもおすすめ。

サンルイスポトシ観光の際は是非コンテンポラリーアート美術館に足を運んでみてください。

 

※サンルイスポトシ日本食屋さんはこちら

sumikuni.hatenablog.com

 

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平山郁夫が描く世界遺産展の感想-松坂屋美術館 2020年12月12日から21年1月24日

名古屋市の栄にある松坂屋美術館で開催されている「平山郁夫が描く世界遺産展」を見に行きました。

この記事では、「平山郁夫が描く世界遺産展」の感想をご紹介します。

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平山郁夫が描く世界遺産展の感想-松坂屋美術館 2020年12月12日から21年1月24日

今回松坂屋美術館で開催された「平山郁夫が描く世界遺産展」は、平山郁夫生誕90周年を記念して、滋賀県守山市の佐川美術館が所蔵している平山郁夫の作品を展示した美術展です。

平山郁夫は1930年に広島で生まれ、1947年に東京美術学校(現東京藝術大学)に入学し日本画家を志し、1953年に第38回院展に初入選し、画家としての第一歩を歩み始めます。

平山郁夫は自身の被爆体験などから、日本国内外の文化財保護にも取り組み、文化遺産が民族紛争や自然崩壊などで失われている状況に心を痛め、「文化財赤十字構想」を提唱し、生涯にわたり活動を続けました。

この展示会はそんな平山郁夫の作品の中でも特に仏教伝来をテーマに描かれた絵画が多く展示されていました。

 

展示会の作品紹介と感想

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この展覧会では、とくにアンコールワット遺跡で平山郁夫が描いた素描と本画、イランなどの中東の遺跡を描いた素描と本画が多く展示されていました。

素描は水彩が多く、構図や色合いなどを絵画として記録していたというところに驚き、本画との比較をも楽しむことができた展示でした。

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特に印象に残ったのがこのシルクロードの絵。

青一色描かれ、左から右へ流れていくときの流れが静謐さを生み出しています。月明かりと夜の静けさの中に自分がいるような、そんな気持ちになる作品です。

 

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展示の後半は日本の寺社仏閣を描いた絵も多く展示されていました。

こちらは法隆寺。木々の間から五重塔を望む構図が斬新で、面白い作品だなと思います。


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そして宮島です。

優しい色合いと心地よい穏やかさがとても印象的な作品でした。

今回の展覧会では、多くの遺跡の絵や文化財の絵が展示されており、平山郁夫の心の中に秘めていた平和への強い願いを感じられた展示会だったなと思います。

 

終わりに

この記事では、名古屋市の栄の松坂屋美術館で12月12日か1月24日まで開催されている、「平山郁夫が描く世界遺産展」をご紹介しました。

平山郁夫の作品を堪能することができる美術展ですので、名古屋の栄を訪れたときには是非足を運んでみてください。

 

※世界三大美術館についての記事はこちら

sumikuni.hatenablog.com

 

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世界三大美術館ってどこ?-ルーブル, プラド, エルミタージュ, メトロポリタン美術館を紹介

美術館について調べているときなどに耳にする「世界三大美術館」という言葉。世界中の美術館の中でも特に規模が大きかったり、来関数が多い美術館につけられる名前です。

くくり方によって選ばれる美術館には様々なバリエーションがあるのですが、この記事ではそんな世界三大美術館として、ルーブル、プラド、エルミタージュ、メトロポリタンをご紹介します。

ルーブル美術館 パリ

 

世界三大美術館ってどこ?-ルーブル, プラド, エルミタージュ, メトロポリタン美術館を紹介

メトロポリタン美術館 ニューヨーク

フランスのルーブル美術館、スペインのプラド美術館、ロシアのエルミタージュ美術館アメリカのメトロポリタン美術館を組み合わせて世界三大美術館と呼ぶことがあります。

規模や来場者数を指標として名づけられた「世界三大美術館」というい言葉ですが、これらの美術館が所有するコレクションの数々はどの作品も心に響く名作ばかり。

この記事ではルーブル、プラド、エルミタージュ、メトロポリタンの概要やそれぞれの美術館が所有する作品を紹介します。 

 

ルーブル美術館(フランス パリ)

ルーブル美術館 パリ

世界で最も有名な美術館と言っても過言ではないルーブル美術館。入り口のガラスのピラミッドが印象的で、広大な敷地に38万点以上の作品を所蔵しているのだとか。美術館見学で充実した1日を過ごせるほどの展示内容となっています。

ルーブル美術館の建築のおおもとは、フランス王フィリップ2世が12世紀要塞として建設したルーヴル城。現在の建物にも要塞として使用されていた当時の面影が一部残っているそうですが、基本的には増改築が繰り返された形で、現在のルーヴル宮殿の建物となっています。

 

ルーブル美術館 パリ

ルーブル美術館の鑑賞で真っ先に見に行きたいのがこちらの『モナリザ』。フランス語ではLa Joconde(ラ・ジョコンド)と呼びます。モナリザの作者はあの天才レオナルド・ダ・ヴィンチです。

 

ルーブル美術館 パリ

もう一つの絶対に外すことができない作品が『ミロのヴィーナス』。古代ギリシャで製作された彫刻の女性像です。

 

ルーブル美術館 パリ

他にもドラクロワの『民衆を導く自由の女神』やダヴィッドの『ナポレオンの戴冠式』など超有名作品が揃っています。

また、ルノワールドガなどの印象派フェルメールやベラスケスなどの有名画家の作品も多く展示されています。

 

ルーブル美術館の詳しい解説はこちら

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ルーブル美術館の所在地:フランス パリ

ルーブル美術館はフランスの首都パリの中心部に位置しています。シャンゼリゼ通りから歩いていくことができる美術館です。

 

 

 

プラド美術館(スペイン マドリード

プラド美術館 マドリッド

スペインの首都マドリードプラド美術館。スペイン芸術を中心としたコレクションが有名で、2万点を越える芸術作品が所蔵される美術館です。

コレクションの基礎はスペイン黄金期を築いたフェリペ2世と、芸術を深く愛したフェリペ4世が築たもの。1819年11月19日に「王立美術館」と称して開館したのが始まりです。

プラド美術館のおすすめ画家はティツィアーノエル・グレコ、ベラスケス、ムリーリョ、ゴヤなどのスペインゆかりの巨匠たち。

プラド美術館 マドリッド

特に、スペイン王フェリペ4世の家族を描いた『ラス・メニーナス』は最大の見所。

この絵画の面白いところはその視点。この絵の左側に画家ベラスケスが描かれているため、『ラス・メニーナス』は誰がどこから見ているなのか分からない構図となっています。しかし、奥にある鏡に注目すると、そこにはなんとフェリペ4世夫妻の姿が。

そう、実はこの絵画は、フェリペ4世夫妻がベラスケスが娘マルガリータの絵を描いているところに訪れ、それに気づいた女官たち(ラス・メニーナス)が挨拶しているところを描いた絵なのです。

他にもゴヤの『我が子を食らうサトゥルヌス』や『マドリード、1808年5月3日』、エル・グレコの『受胎告知』なども絶対鑑賞したい作品です。

 

プラド美術館の詳しい解説はこちら

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プラド美術館の所在地:スペイン マドリード

プラド美術館はスペインの首都マドリードにある美術館です。

マドリードの総合駅であるアトーチャ駅から徒歩10分ほどのところにあります。

 

 

 

エルミタージュ美術館(ロシア)

エルミタージュ美術館 モスクワ

エルミタージュ美術館はロシアのサンクトペテルブルクにある美術館。

1764年にエカチェリーナ2世がドイツの画商ゴツコフスキーが売り出した美術品を買い取ったのが、エルミタージュ・コレクションのはじまりだそう。

所有作品数は300万点に上り、大規模なコレクションを楽しむことができます。

エルミタージュ美術館の作品の中でも特におすすめなのが、上の絵、『ダナエ』。レンブラント作のギリシャ神話を題材とした作品です。

 

エルミタージュ美術館 サンクトペテルブルク

また、印象派の作品も見所の一つ。こちらは、モネ作の『タンドレスの庭』。モネが描く風景は本当に美しく、癒されます。

他にもルノワールゴッホセザンヌ、ルソーなどの印象派作品も楽しむことができます。

 

エルミタージュ美術館の詳しい解説はこちら

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エルミタージュ美術館の所在地:ロシア サンクトペテルブルク

エルミタージュ美術館はロシアのサンクトペテルブルクにある美術館です。

美術館に沿うようにネヴァ川が流れており、ネヴァ川の遊覧船から川の畔に佇む美しい美術館の姿を鑑賞することもできます。

美術館は本館と新館に分かれており、本館がメインの展示、新館は近現代美術の展示となっています。

 

 

 

メトロポリタン美術館アメリカ)

メトロポリタン美術館 ニューヨーク

ニューヨークにあるメトロポリタン美術館も世界三大美術館の一つに数えられることが多いです。

200万点もの作品を所蔵している美術館で、1870年に開館しました。古今東西問わずあらゆる時代、地域、文明、技法による作品を収集している大規模なコレクションが特色で、この規模の美術館にしてはとても珍しい私立の美術館です。

 

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ゴーギャンゴッホクリムトピカソフェルメールなどの名立たる画家たちの作品を鑑賞することができるメトロポリタン美術館ですが、調度品や宝石などの展示も素晴らしいです。

こちらは赤い水差しですが、水差しの上の方に桐の紋が入っており、日本と関係がある品物だということが分かります。

日本とのつながりを感じられる展示品もありますので、是非探してみてください。

 

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メトロポリタン美術館所在地:アメリカ ニューヨーク

メトロポリタン美術館アメリカのニューヨークの中心である五番街沿い、セントラルパークの東側にあります。

ニューヨーク観光では外すことのできない有名スポットですので是非足を運んでみてください。

 

 

終わりに

ルーブル美術館 パリ

この記事では世界三大美術館と称される4つの美術館、ルーブル美術館プラド美術館エルミタージュ美術館メトロポリタン美術館をご紹介しました。

どの美術館も素晴らしい作品と歴史的な建築物に感動すること間違いなしですので、是非一度足を運んでみてください。

 

※美術館で宗教画を楽しむ方法はこちら

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※美術館で印象派をより楽しむ絵画の見方はこちら

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