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スペイン マドリード 3つのおすすめ有名美術館の見どころ-プラド, レイナ・ソフィア, ティッセン・ボルネミッサ美術館

スペインのマドリード観光で絶対行きたい美術館がプラド美術館、レイナ・ソフィア美術館、ティッセン・ボルネミッサ美術館の3つの美術館です。

この記事では、それぞれの美術館の特徴や見どころをご紹介します。

プラド美術館 スペイン マドリッド

  

スペイン マドリード 3つのおすすめ有名美術館の見どころ-プラド, レイナ・ソフィア, ティッセン・ボルネミッサ美術館

スペインのマドリード観光で絶対訪れたいのがプラド、レイナ・ソフィア、ティッセン・ボルネミッサという3つの美術館。

プラド美術館はスペイン絵画を中心に中世・近世の有名絵画が鑑賞できる美術館で、世界三大美術館の一つとして数えられることが多い美術館です。

レイナソフィアはモダンアートを中心の展示でピカソの『ゲルニカ』を鑑賞することができます。

ティッセン・ボルネミッサ美術館はティッセン・ボルネミッサ美術館は中世から現代まで、そしてスペイン以外の画家の作品も多く展示しているのが特徴的な美術館です。

 

※世界三大美術館の紹介はこちら

sumikuni.hatenablog.com

 

プラド美術館

プラド美術館 スペイン マドリッド

スペインの首都マドリードプラド美術館。スペイン芸術を中心としたコレクションが有名で、2万点を越える芸術作品が所蔵される美術館です。

コレクションの基礎はスペイン黄金期を築いたフェリペ2世と、芸術を深く愛したフェリペ4世が築たもの。1819年11月19日に「王立美術館」と称して開館したのが始まりです。

プラド美術館のおすすめ画家はティツィアーノエル・グレコ、ベラスケス、ムリーリョ、ゴヤなどのスペインゆかりの巨匠たち。

 

プラド美術館 マドリッド

最大の見どころは、スペイン王フェリペ4世の家族を描いた『ラス・メニーナス』。

この絵画の面白いところはその視点。この絵の左側に画家ベラスケスが描かれているため、『ラス・メニーナス』は誰がどこから見ているなのか分からない構図となっています。しかし、奥にある鏡に注目すると、そこにはなんとフェリペ4世夫妻の姿が。

そう、実はこの絵画は、フェリペ4世夫妻がベラスケスが娘マルガリータの絵を描いているところに訪れ、それに気づいた女官たち(ラス・メニーナス)が挨拶しているところを描いた絵なのです。

他にもゴヤの『我が子を食らうサトゥルヌス』や『マドリード、1808年5月3日』、エル・グレコの『受胎告知』なども絶対鑑賞したい作品です。

 

プラド美術館の紹介記事はこちら

sumikuni.hatenablog.com

 

プラドへのアクセス

プラド美術館マドリッドの中心地にあります。

プラド、レイナ・ソフィア、ティッセン・ボルネミッサの3つの美術館は互いに近くにあり、徒歩で回ることができます。

 

 

 

レイナソフィア美術館

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レイナ・ソフィアでは数多くの近現代絵画を鑑賞することができます。

特にスペインを代表する画家ダリ、ミロ、そしてピカソは必見。

ダリは、シュルレアリスム(超現実主義)と呼ばれる芸術の潮流に身を置く画家として知られており、クニャリと曲がった時計の絵などで知られています。

シュルレアリスムの芸術家や作家たちは、浮世離れした、夢や空想のような世界観の作品を多く生み出しました。

ミロは、ダリと同じシュルレアリスムの画家。グループに固執せず交友関係は幅広く、ヘミングウェイなどの文化人とも交流があったそうです。ミロの「記号こそ、魔術的な感覚を引き起こす」という言葉に表されているように、ミロの作品にはイメージを単純化した表現が随所に見られます。

 

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レイナ・ソフィア最大の見どころがピカソの『ゲルニカ』。

ゲルニカ』は、スペイン内戦中にドイツ軍の空爆で被害を受けた町「ゲルニカ」を主題として描いたピカソの作品です。

パリ万博のスペイン館を飾る作品として描かれました。

 

※レイナ・ソフィア美術館の紹介記事はこちら

sumikuni.hatenablog.com

 

レイナ・ソフィアへのアクセス

レイナ・ソフィアはマドリードの鉄道駅「アトーチャ駅」から徒歩5分。

プラドからは徒歩10分です。

 

 

 

ティッセン・ボルネミッサ美術館

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近現代絵画から中世の絵画までを一挙に鑑賞することができるのがティッセン・ボルネミッサ美術館です。

プラド美術館やソフィア王妃芸術センターと並んでマドリードの象徴とも言うべきティッセン・ボルネミッサ美術館。

この3つの美術館の中でもこのティッセン・ボルネミッサ美術館は特に幅広いジャンル、そしてスペイン以外の各国の作品を多く展示しているという点で見ごたえがある美術館です。

 

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様々な有名画家の絵画を鑑賞できるのがティッセン・ボルネミッサ美術館の最大の魅力で、ピカソ、ミロ、ゴヤ、ダリ、エル・グレコといったスペインの巨匠たちの作品から、シャガール、モネ、ドガフラゴナール、モリゾ、ルノワールなど、世界中の画家の美しい絵画を鑑賞することができます。

 

※ティッセン・ボルネミッサ美術館の紹介記事はこちら

sumikuni.hatenablog.com

 

ティッセン・ボルネミッサへのアクセス

ティッセン・ボルネミッサはプラドから徒歩5分の位置にあります。

 

 

 

3つの美術館周遊チケットがおすすめ

3つの美術館を周遊できるチケット「Paseo del Arte」という共通チケットがあり、こちらを購入すると割安で3つの美術館に入場することができます。

期限は1年間なので、異なる日に行くことができるのもおすすめな理由。

私もこちらのチケットをプラド美術館で購入しました。

ただ、現在はコロナの影響で販売が停止されています。

 

※Paseo del Arteについてはこちら

Paseo del Arte | Turismo Madrid

 

終わりに

この記事では、スペインマドリードでおすすめな美術館であるプラド美術館、レイナ・ソフィア美術館、ティッセン・ボルネミッサ美術館の3つの美術館をご紹介しました。

どの美術館も互いに歩いていける距離にあり、マドリードの観光地からも近いので、マドリード観光ではこの3つの美術館をそれぞれ鑑賞するのがおすすめ。

マドリード訪問の際は是非3つ美術館に足を運んでみてください。

 

マドリード観光の紹介はこちら

sumikuni.hatenablog.com

 

 

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