人魚姫で有名なデンマーク。
首都コペンハーゲンにあるコペンハーゲン国立美術館を紹介します。
展示方法が可愛いコペンハーゲン国立美術館の見どころ-コペンハーゲン国立美術館 デンマーク
コペンハーゲン国立美術館は、デンマークのコペンハーゲンにある美術館です。
展示方法が可愛らしいのが特徴で、美術館にはルーベンス、マティス、クラナッハなどが展示してあります。来場者は多くなく、広々とした空間で作品をゆったり鑑賞できます。
コペンハーゲン国立美術館の作品紹介
私が訪れたときは丁度地元の子どもたちが絵の鑑賞会をしていました。
子どもたちの視線の先にある絵は『天使ミカエルとドラゴンの戦い』。新約聖書に記されている物語の一節で、天界での天使ミカエルとドラゴン(堕天使サタン)の戦いを描いた作品です。
※宗教画の見方はこちら
こちらの絵は船の中の様子が描かれており、まるでご婦人と同乗しているかのよう。
こちらはスケッチする画家たちの絵。作品ができるまでの裏側をのぞき見ているような楽しさがある作品です。
他にも、きれいな船の絵や可愛い風景の絵まで。
独創的で可愛らしい風景画も印象的でした。
※風景画の見方はこちら
美術館の雰囲気
この美術館、一つ一つの作品を鑑賞するのも楽しいのですが、何よりも展示方法の工夫がすごいです。例えばこの写真。肖像画が多く飾ってあった部屋なのですが、右手にモダンアート、左手にクラシックアートが展示してあります。
多くの美術館では時代ごとに展示室が異なっているのですが、コペンハーゲン国立美術館では、この展示法により、肖像画の中に、書き方や服装などの変遷を見ることができました。また、胸像も同じ空間に鎮座しているため、二次元(絵)と三次元(像)を見比べることができました。普段馴染みのない彫刻作品をより身近に感じることができる展示方法だなと思います。
続いてこの部屋。奥と右手に船の絵、左手に歴史画の配置。沢山の絵画を同じ部屋に展示してあり、空間自体がとても可愛らしい雰囲気になっています。
そして、絵画の状態を見る所?の展示もありました。
他にも、こんな展示も。
アクセス
コペンハーゲン国立美術館は、町の中心地にあるので、コペンハーゲン観光時に徒歩で訪れることができます。
終わりに
美術品の展示というと、とっつき難かったり、何の絵か分からなかったりすることも多いのですが、この美術館では美術館自体の鑑賞がとても楽しくできる空間となっていました。
コペンハーゲンにご旅行の際は是非国立美術館で自分の好きな一枚を探してみてください。