メキシコのサンルイスポトシには、Museo de arte contemporaneoという、コンテンポラリーアート美術館があります。
展示されているのは大迫力のストリートアート。
表現の方法としてストリートアートを捉える面白い美術館です。
コンテンポラリーアート美術館(Museo de arte contemporaneo)-メキシコ サンルイスポトシのおすすめ美術館
メキシコのサンルイスポトシのセントロには、ストリートアートを展示するコンテンポラリーアート美術館があります。
ストリートアートというと、街中の壁に描かれる絵画で、一般的に違法行為であったり、海外ではこのアート(落書き)がある地域は治安が悪いことが多く、このアートがあるかどうかがその場所の安全性の指標ともなります。
そのような、少しネガティブなイマージを持つアートがストリートアートなのですが、この美術館ではそのストリートアートを一つの表現方法として捉えなおし、その無限の可能性を提示してくれる、素晴らしい展示を楽しむことができます。
作品紹介
それでは早速作品を紹介していきたいと思います。
メキシコでは、ストリートアートを表現として捉えなおす活動が行われているようで、各地のアートの様子を紹介した展示からスタートしていました。
ストリートアートもほ他の絵画と同じように、作品に作者の思いが込められていて、それを考えながら見るのがとても面白い美術館でした。
一面がストリートアートで覆われていて、大迫力の展示。
こちらの絵画、すごく過激な言葉で埋め尽くされているのですが、反面、絵自体はすごく静かな、動的ではなく静的な絵画だなと感じました。
気になってしまったので、解説を読んでみました。
「何か伝えることがあるなら、皆に伝えなければならない(中略)、アートは、捕まることがないことで表現される。描いてはいけない場所で描く。警備員に捕まらないように逃げる。 家に着く。 やってやった! これまでで最高の作品。 ドラッグやセックスなんかよりも全然すごい! グラフィティは多くの物から私たちを救ってくれる。」
先ほどのメッセージを見て、グラフィティと呼ばれるこのアートが、すごく意味のあるものなんだなと感じました。ただただ綺麗で壮大。でもそれだけじゃないグラフィティ。
内包された激しさを表現できない感情を、グラフィティは表現しているのでしょうか。
さて、そんなことを考えるのもつかの間、ただただ美しい別世界に連れて行ってくれるのもこのストリートアート。
想像力、創造力。
一つ一つの作品が力強くカッコいい。
そして可愛い。
これまでこんなにじっくりとストリートアートを見たことが無かったのですが、とても不思議な時間を過ごすことができました。
雰囲気
この美術館は、ストリートアートのみの展示ですが、とても楽しむことができました。
小休憩スペースにもちょっとしたアートが。
旧市街の真ん中にあるので、テラスも公開されていました。
テラスにもこんな感じのアートが。
旧市街をテラスから見渡せるのも素敵だなと思いました。
このように、製作風景の映像も流れていました。
アクセス
コンテンポラリーアート美術館は、サンルイスポトシの旧市街にあります。大聖堂から徒歩で5分ほどの位置にあります。
入場料は20ペソ(100円)、写真撮影も可能です。
住所:Calle Morelos 235, Centro Historico, 78000 San Luis, S.L.P.
終わりに
この記事では、メキシコのサンルイスポトシにあるMuseo de arte contemporaneoをご紹介しました。
ストリートアートをじっくりと堪能することができる美術館で、とてもおすすめ。
サンルイスポトシ観光の際は是非コンテンポラリーアート美術館に足を運んでみてください。