世界には様々な美術館があります。
この記事では、世界の美術館の中でもおすすめな美術館についてのブログ記事をご紹介します。
- 美術館 ブログ-世界のおすすめ美術館のブログ記事まとめ
- ルーブル美術館(フランス パリ)
- プラド美術館(スペイン マドリード)
- エルミタージュ美術館(ロシア)
- メトロポリタン美術館(アメリカ)
- ディエゴ・リベラ美術館(メキシコ)
- アーティゾン美術館(日本)
- 終わりに
美術館 ブログ-世界のおすすめ美術館のブログ記事まとめ
フランスのルーブル美術館、スペインのプラド美術館、ロシアのエルミタージュ美術館、アメリカのメトロポリタン美術館など、世界には様々な美術館があります。
どの美術館も素晴らしい作品がそろっているのですが、この記事ではその中でも特におすすめな美術館について紹介したブログ記事をまとめます。
ルーブル美術館(フランス パリ)
世界で最も有名な美術館と言っても過言ではないルーブル美術館。入り口のガラスのピラミッドが印象的で、広大な敷地に38万点以上の作品を所蔵しているのだとか。美術館見学で充実した1日を過ごせるほどの展示内容となっています。
ルーブル美術館の建築のおおもとは、フランス王フィリップ2世が12世紀要塞として建設したルーヴル城。現在の建物にも要塞として使用されていた当時の面影が一部残っているそうですが、基本的には増改築が繰り返された形で、現在のルーヴル宮殿の建物となっています。
ルーブル美術館の鑑賞で真っ先に見に行きたいのがこちらの『モナリザ』。フランス語ではLa Joconde(ラ・ジョコンド)と呼びます。モナリザの作者はあの天才レオナルド・ダ・ヴィンチです。
もう一つの絶対に外すことができない作品が『ミロのヴィーナス』。古代ギリシャで製作された彫刻の女性像です。
他にもドラクロワの『民衆を導く自由の女神』やダヴィッドの『ナポレオンの戴冠式』など超有名作品が揃っています。
また、ルノワールやドガなどの印象派、フェルメールやベラスケスなどの有名画家の作品も多く展示されています。
※ルーブル美術館の詳しい解説はこちら
プラド美術館(スペイン マドリード)
スペインの首都マドリードのプラド美術館。スペイン芸術を中心としたコレクションが有名で、2万点を越える芸術作品が所蔵される美術館です。
コレクションの基礎はスペイン黄金期を築いたフェリペ2世と、芸術を深く愛したフェリペ4世が築たもの。1819年11月19日に「王立美術館」と称して開館したのが始まりです。
プラド美術館のおすすめ画家はティツィアーノ、エル・グレコ、ベラスケス、ムリーリョ、ゴヤなどのスペインゆかりの巨匠たち。
特に、スペイン王フェリペ4世の家族を描いた『ラス・メニーナス』は最大の見所。
この絵画の面白いところはその視点。この絵の左側に画家ベラスケスが描かれているため、『ラス・メニーナス』は誰がどこから見ているなのか分からない構図となっています。しかし、奥にある鏡に注目すると、そこにはなんとフェリペ4世夫妻の姿が。
そう、実はこの絵画は、フェリペ4世夫妻がベラスケスが娘マルガリータの絵を描いているところに訪れ、それに気づいた女官たち(ラス・メニーナス)が挨拶しているところを描いた絵なのです。
他にもゴヤの『我が子を食らうサトゥルヌス』や『マドリード、1808年5月3日』、エル・グレコの『受胎告知』なども絶対鑑賞したい作品です。
※プラド美術館の詳しい解説はこちら
エルミタージュ美術館(ロシア)
エルミタージュ美術館はロシアのサンクトペテルブルクにある美術館。
1764年にエカチェリーナ2世がドイツの画商ゴツコフスキーが売り出した美術品を買い取ったのが、エルミタージュ・コレクションのはじまりだそう。
所有作品数は300万点に上り、大規模なコレクションを楽しむことができます。
エルミタージュ美術館の作品の中でも特におすすめなのが、上の絵、『ダナエ』。レンブラント作のギリシャ神話を題材とした作品です。
また、印象派の作品も見所の一つ。こちらは、モネ作の『タンドレスの庭』。モネが描く風景は本当に美しく、癒されます。
他にもルノワール、ゴッホ、セザンヌ、ルソーなどの印象派作品も楽しむことができます。
※エルミタージュ美術館の詳しい解説はこちら
メトロポリタン美術館(アメリカ)
ニューヨークにあるメトロポリタン美術館も世界三大美術館の一つに数えられることが多いです。
200万点もの作品を所蔵している美術館で、1870年に開館しました。古今東西問わずあらゆる時代、地域、文明、技法による作品を収集している大規模なコレクションが特色で、この規模の美術館にしてはとても珍しい私立の美術館です。
ゴーギャン、ゴッホ、クリムト、ピカソ、フェルメールなどの名立たる画家たちの作品を鑑賞することができるメトロポリタン美術館ですが、調度品や宝石などの展示も素晴らしいです。
こちらは赤い水差しですが、水差しの上の方に桐の紋が入っており、日本と関係がある品物だということが分かります。
日本とのつながりを感じられる展示品もありますので、是非探してみてください。
※メトロポリタン美術館の紹介記事はこちら
ディエゴ・リベラ美術館(メキシコ)
ディエゴ・リベラは、メキシコを代表する画家。メキシコのグアナファトに彼の作品を多く集めた美術館があります。
ディエゴ・リベラは、風景画、肖像画、風俗画など様々なジャンルの絵画を手掛け、また、キュビズムの影響を受けた作風の作品も多く遺しました。特に壁画作品で知られており、フリーダ・カーロの夫でもあった人物です。
メキシコの500ペソ札のデザインにも採用された画家でもあります。
メキシコにはフリーダ・カーロの家などもありますが、個人的にこじんまりとした雰囲気の中でメキシコを感じられるディエゴ・リベラ美術館はとてもおすすめ。
この美術館があるグアナファトという町もとても美しいのも嬉しい点です。
※ディエゴ・リベラ美術館の紹介記事はこちら
アーティゾン美術館(日本)
最後は日本のアーティゾン美術館をご紹介。
日本には本当にたくさんの美術館があり、どこも素晴らしいのですが、アーティゾン美術館は東京駅から徒歩で行ける立地の良さと写真を自由に撮ることができる先進性、そして内容も素晴らしいというところでおすすめしたい美術館です。
「ARTIZON」(アーティゾン)とは、「ART」(アート)と「HORIZON」(ホライゾン:地平)を組み合わせた造語で、時代を切り拓くアートの地平を多くの方に感じ取ってもらいたい、という意味が込められているそう。
印象派を中心に、古代美術、日本の近世美術、日本近代洋画、20世紀美術、現代美術までを鑑賞することが可能。
作品数が多く、見ごたえのある美術館ですが、特に見どころなのが、印象派を中心とした近現代の美術です。
モネやゴッホ、ゴーギャン、ピカソなど、お馴染みのアーティストの絵画も揃っています。
終わりに
この記事では世界のおすすめ美術館をご紹介しました。
どの美術館も素晴らしい作品と歴史的な建築物に感動すること間違いなしですので、是非一度足を運んでみてください。
※美術館で宗教画を楽しむ方法はこちら
※美術館で印象派をより楽しむ絵画の見方はこちら