すみくにぼちぼち日記

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ポルトガル語 文法勉強法と教材-動詞の活用, 直説法, 接続法の勉強が鍵

ポルトガル語を学びたいと思ったときに気なるのがポルトガル語文法の勉強法。

この記事では、ポルトガル語文法の勉強法とおすすめ教材をご紹介します。

 

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ポルトガル語 文法勉強法と教材-動詞の活用, 直説法, 接続法の勉強が鍵

ポルトガル語の最大の難関ともいえるのが動詞の活用と複雑な文法。

発音が簡単な反面、文法面では英語やフランス語よりも難しい部分があり、覚える量も多いので、文法でポルトガル語を躓いてしまう場合も多いです。

ここからはポルトガル語の文法の勉強方法をご紹介します。

 

ポルトガル語文法の教材

ポルトガル語の学習では、いろいろなおすすめ教材がありますが、文法のおすすめ教材は、『ニューエクスプレス プラス』シリーズ。

こちらの本を使って、これからご紹介する練習方法を試してみてください。

 

 

尚、ポルトガル語のおすすめ教材は、下記の記事で詳しく紹介していますので、是非参考にしてみてください。

 

※ポルトガル語おすすめ参考書はこちら

sumikuni.hatenablog.com

 

ポルトガル語の文法勉強法

ポルトガル語の勉強方法は、文法を覚え、語彙を増やし、リスニングを練習して、スピーキングを毎日するというのが効果的。

この流れでの練習を毎日行うと3ヶ月で短文が理解できるようになり、1年間で日常会話レベル、3年から4年間で仕事ができるレベル、B2からB1くらいのレベルまでポルトガル語力を伸ばすことができるようになります。

ポルトガル語勉強法の中でも特に重要で語習得の鍵とのなるのが文法です。ポルトガル語を学ぶときには、英語のように「音で覚える」というよりは、「文法をしっかり理解して定着させる」勉強が大切。

複雑な文法をしっかりと整理することで、ポルトガル語をスムーズに学ぶことが可能となります。

 

文法

ポルトガル語を上達させるためには何よりも文法を覚えることが大切。

ポルトガル語は文法が英語よりもしっかりと定まっているため、覚えるのは簡単なのですが、文法が定まっている分だけ文法を覚えていないと文章の意味が全く分からなくなってしまいます。

ですから、文法学習は基本的な文法を確実に覚えることを意識して、取り組みましょう。

文法の勉強方法という点については、王道は無く、文法書を読んで覚えるという方法が最短の近道です。文法書を1つ選んで、その文法書を3回り勉強すると、文法を身につけることができます。

特にポルトガル語は動詞の活用で文脈を判断していくため、動詞の活用をしっかり覚えることは必須。量が多くて大変ですが、ポルトガル語を読むためには動詞の活用をマスターしていることが前提となりますので、しっかりと覚えるように勉強しましょう。

 

動詞の活用

ポルトガル語で一番大変な部分ともいえるのが動詞の活用。

動詞の活用というのは、主語や時制で動詞の形が変化することを差します。英語の場合は三単現のsや過去形でedがつく変化が動詞の活用です。

例えばI palay baseball が He plays baseballやI played baseballに変化するのを動詞の活用と呼びます。

ポルトガル語は動詞の活用で主語と時制を判断します。

動詞の活用は、直説法、接続法、命令形と別れており、直説法に現在、点過去、線過去、未来、過去未来などの形が、接続法に現在、過去、未来などの形があり、それぞれ人称(私、君、彼・彼女、私たち、君たち、彼ら・彼女ら、という6つの主語ごとに動詞を変化させていきます。

この動詞の活用を覚えるというのが非常に量が多く、ポルトガル語の最初にして最大の難関です。

覚え方は、まず規則動詞の活用をしっかりと覚え、続いてよく使用される基本的な不規則動詞の活用を覚えます。

規則動詞の活用は1つの動詞をリズムで覚えます。

例えばar動詞はfalar(話す)で活用を覚えます。

「Falo、Falas、Fala、Falamos、Falais、Falam」のセットで時間があるときには常に活用を口に出してリズムを身につけます。

同様に、er動詞は「Comer(食べる)」、ir動詞は「Pedir(頼む)」で活用を覚えます。

この3つをしっかり覚えれば、あとはこの活用を別の動詞に当てはめるだけで活用ができるようになります。まずはこの3つを覚えて、新しい動詞が出てくるたびに活用を何度も練習してみてください。

直説法現在形の活用が覚えれたら、あとの活用は直説法現在形と同じように覚えていくことになるため、だんだんと覚えるのが早くなります。

ですので、直説法現在形を完璧にマスターすることが大切です。

 

文法が複雑

言語の文法はそれぞれに難しいところがあるのですが、ポルトガル語の場合は直説法と接続法を理解するところが特に難しい文法で、接続法の概念は日本人にとっては「よくわからない」と感じる部分です。

この直説法と接続法をマスターしようと思うと結構な時間がかかるのですが、最初の内は直説法だけをしっかり覚えて使えるようにするといいかなと思います。

接続法は、文法学習の中で勉強していくことなりますが、最初は意味がよくわからないと感じると思います。

ですが、とりあえずは「こんな文法あるんだ」くらいで覚えておくのがおすすめ。

直説法を覚えて、接続法に入ったくらいでは、実践練習としてポルトガル語会話の練習をするのがおすすめで、ポルトガル語会話を続けていく中で、「こう言いたいけど言えない」というもどかしさを感じるはずです。

その時に、「こういう時に接続法を使うんだ」と納得して覚えることができると思うので、直説法を覚えて、接続法を勉強しながら、まずはポルトガル語会話にチャレンジなさってみてください。

 

※おすすめポルトガル語学習ブログはこちら

porugomichi.hatenablog.com

 

オンラインポルトガル語の活用でトリリンガルに

ポルトガル語上達には、一人で勉強やポルトガル語の練習をした上で実際にポルトガル語話者と会話練習することが欠かせません。ネイティブが話す言葉を理解し、即座に返答するという練習を繰り返し行います。

現在はオンライン語学教室などが多く存在していますので、ポルトガル語会話の練習には最適。

質の高いオンラインレッスンが多く、オンライン教室を利用することで、家にいながらポルトガル語をしっかりと練習できます。

中でもポルトガル語を勉強したいと思ったときにはDMM英会話がおすすめ。

ポルトガル語専門ではないのですが、リーズナブルにポルトガル語のレッスンを受けることができます。

 

※DMM英会話のホームページはこちら

DMM英会話ホームページ 

 

※DMM英会話でのポルトガル語レッスンの感想はこちら

sumikuni.hatenablog.com

 

ポルトガル語習得に必要な勉強時間

ここまで、ポルトガル語のリスニング勉強法をご紹介しました。

いざ勉強を始めようとした時に気になるのが、どの位の期間この勉強を続ければよいのかというところ。

実は、1つの言語を習得するために必要な時間は、1000-3000時間だと言われています。

3000時間といえば、1日1時間の勉強で8年ほどかかる計算。中学から大学2年生くらいまで毎日1時間勉強すると1言語が身につく計算です。

1日2時間であれば4年、3時間なら2年半で身につくのが外国語。

今回ご紹介した文法、語彙、リスニング、スピーキングをそれぞれ1時間ずつ毎日勉強すれば、2年ほどでポルトガル語話者になることができます。

 

習得してからの維持も重要

外国語の習得も多くの時間を必要とするのですが、覚えてから使用していないと外国語はどんどん錆びていきます。

特に覚えた外国語を使用しない環境にいると急速に外国語能力が落ちていってしまうので、定期的に外国語に触れて、レベルを維持することもとても大切です。

本を読んだり、テレビを見たり、ラジオを聴いたりと、外国語に触れ続ける環境を自分で作るという意識で外国語と触れ合うのが良いかなと思います。

 

※外国語を忘れることについてはこちら

sumikuni.hatenablog.com

 

終わりに

この記事では、ポルトガル語の文法の勉強方法をご紹介しました。

ポルトガル語は文法の複雑さや、覚えることの多さから、難しい言語だと考えてしまいがち。

ですが、実は発音が易しく、日本人にはチャレンジしやすい言語です。また、世界中に話者がいるため、実用性も高いという点でもおすすめ。

動詞の活用が多かったりと覚えることも多いですが、最初のうちにしっかりと覚えるようにすれば着実に身に着けていくことができる言語ですので、ポルトガル語を勉強したいという場合は是非ポルトガル語にチャレンジなさってみてください。

 

※大学生におすすめなオンライン教室の情報サイトはこちら

くらする-やってみたいが見つかるオンライン教室の情報サイト

 

※トリリンガルになる勉強法はこちら

sumikuni.hatenablog.com

 

※ロマンス諸語についてはこちら

sumikuni.hatenablog.com

 

 

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