すみくにぼちぼち日記

メキシコ生活や欧米旅行記、語学、大学、美術館について

フランス語の特徴と概要-文法, 発音, 語彙について

フランス語を勉強するときに気になるのがフランス語がどのような言語なのか。

この記事では、フランス語の特徴と概要をご紹介します。

 

f:id:k-heki:20201121104138p:plain

 

フランス語の特徴と概要-文法, 発音, 語彙について

フランs語を学びたいと思ったときに気になるのがフランス語がどのような言語なのか。

フランス語勉強の際には終わりが見えない状態で勉強するよりも、ある程度のような言語なのかを頭に入れてから勉強するのがおすすめ。

ここからはフランス語の文法、発音、語彙の特徴をご紹介します。

 

フランス語の文法の特徴

フランス語の文法の特徴として、

①名詞・形容詞・冠詞に性がある

②前置詞と冠詞が複雑

③動詞の活用で時制を判断

という3つが挙げられます。

 

名詞・形容詞・冠詞に性がある

フランス語の名詞、形容詞、冠詞には性があります。

性は男性名詞か女性名詞のどちらかで、他の言語で登場するような中性というのものはありません。

文章を作るときには名詞、形容詞、冠詞の性を一致させる必要があります。

フランス語の性は語尾を見ると大体わかるのですが、スペイン語のような、「aで終わったら女性」といった規則性はありません。

見分け方としては、 語尾が子音字で終わる名詞の大多数(95%程)が、男性名詞、語尾が「 e 」で終わる名詞の多く(70%程)が、女性名詞という感じです。

ただ、例外もあるため、基本的には単語を覚えるときに定冠詞をつけながら「le 〇〇」、「la △△」という形で覚えるのがベストです。

 

前置詞と冠詞が複雑

言語の文法はそれぞれに難しいところがあるのですが、フランス語の場合は初級文法がとりわけ難しい部分です。

特に、「un, une, des , le, la, les 」などの冠詞のルールに例外が多く、覚えていくのが大変。定冠詞、不定冠詞、部分冠詞という冠詞があり、それぞれのルールを覚えていきましょう。

また、「sur, sous, devant」などの前置詞も色々と種類があるので、英語の前置詞と英語と対応付けて覚えていくのがおすすめです。

全部を完璧仕様としても難しいので、まずは「こんな文法あるんだ」くらいで覚えておくのがおすすめ。

少しずつ実際に使われているところを見ながら、覚えていきましょう。

 

動詞の活用で時制を判断

フランス語で一番覚える量が多いのが動詞の活用。

動詞の活用というのは、主語や時制で動詞の形が変化することを差します。英語の場合は三単現のsや過去形でedがつく変化が動詞の活用です。

例えばI palay baseball が He plays baseballやI played baseballに変化するのを動詞の活用と呼びます。

フランス語は動詞の活用で時制を判断します。

動詞の活用は、直説法、接続法、命令形と別れており、直説法に現在、複合過去半過去、大過去、単純未来などの形が、接続法に現在、過去などの形があり、それぞれ人称(私、君、彼・彼女、私たち、君たち、彼ら・彼女ら、という6つの主語ごとに動詞を変化させていきます。

この動詞の活用を覚えるというのが比較的量が多く、フランス語の大変なところです。

直説法現在形は、第一群規則動詞(-er 動詞)を覚えます。これは、parler, travailler, manger, demander, aimer, étudier, habiter などがあり、フランス語の動詞の9割が属している規則的に変化していく動詞のことです。

規則動詞の活用は1つの動詞をリズムで覚えます。

parler(話す)で活用を覚えます。

「je parle、tu parles、il parle、nous parlons、vous parlez、ils parlentとセットで時間があるときには常に活用を口に出してリズムを身につけます。

この活用をしっかり覚えれば、あとはこの活用を別の動詞に当てはめるだけで活用ができるようになります。まずはこの活用を覚えて、新しい動詞が出てくるたびに活用を何度も練習してみてください。

 

フランス語の発音

フランス語で一番大変な部分ともいえるのが発音です。

読み書きに関してはそこまで難しくない言語なのですが、話す、聞くというところで難しさを感じてしまいます。

中でも特徴的なのがリエゾンとアンシェヌマン。

アンシェヌマンとは、une école [ユネコル]のように、発音される語末の子音を、次にくる単語の最初の母音につなげて発音することをといい、リエゾンとは、mes amis [メザミ]のように、発音されない語末の子音を次にくる母音と一緒に読むことをいいます。

このリエゾンとアンシェヌマンがフランス語を聞くとき、そして話すときに、うまく使うことができず、リスニングやスピーキングが難しいと感じてしまいます。

ちなみに、リエゾンはどこでもしてよいわけではなく、

①必ずリエゾンをする場合

②リエゾンをしてはいけない場合

③どちらでもいい場合

があるため、このルールを覚えるのも大変です。

ただ、発音が規則的なので、英語のように、例外がたくさんある言語ではありません。しっかりと発音規則を覚えれば、リスニングやスピーキング力を上げていくことができます。

 

フランス語の語彙

フランス語の語彙は、基本の1000語まで知っていると、一般的なコミュニケーションで使われる語の83.5%がカバーできるそう。2000語の語彙なら89.4%、5000語だと96.0%だそう。

日本語だと1000語だとカバー率は60.5%、5000語覚えても81.7%ということで、日本語の語彙に比べるとフランス語の語彙は少なくても会話が理解しやすいと言えます。

フランス語の場合は、英語と同じくらいの語彙を覚える感覚で語彙を増やしていきましょう。

 

フランス語文法の教材

フランス語の学習では、いろいろなおすすめ教材がありますが、文法のおすすめ教材は、『ニューエクスプレス プラス』シリーズ。

こちらの本を使って、これからご紹介する練習方法を試してみてください。

 

尚、フランス語のおすすめ教材は、下記の記事で詳しく紹介していますので、是非参考にしてみてください。

 

※フランス語おすすめ参考書はこちら

sumikuni.hatenablog.com

 

オンラインフランス語会話

フランス語上達には、一人で勉強やフランス語の練習をした上で実際にフランス語話者と会話練習することが欠かせません。ネイティブが話す言葉を理解し、即座に返答するという練習を繰り返し行います。

現在はオンライン語学教室などが多く存在していますので、フランス語会話の練習には最適。

中でもフランス語を勉強したいと思ったときにはDMM英会話がおすすめ。

フランス語専門ではないのですが、リーズナブルにフランス語のレッスンを受けることができます。

 

※DMM英会話のホームページはこちら

DMM英会話ホームページ 

 

※DMM英会話でのフランス語レッスンの感想はこちら

sumikuni.hatenablog.com

 

フランス語習得に必要な勉強時間

ここまで、フランス語文法の勉強法をご紹介してきました。

いざ勉強を始めようとした時に気になるのが、どの位の期間この勉強を続ければよいのかというところ。

実は、1つの言語を習得するために必要な時間は、1000-3000時間だと言われています。

3000時間といえば、1日1時間の勉強で8年ほどかかる計算。中学から大学2年生くらいまで毎日1時間勉強すると1言語が身につく計算です。

1日2時間であれば4年、3時間なら2年半で身につくのが外国語。

今回ご紹介した文法、語彙、リスニング、スピーキングをそれぞれ1時間ずつ毎日勉強すれば、2年ほどでフランス語話者になることができます。

 

習得してからの維持も重要

外国語の習得も多くの時間を必要とするのですが、覚えてから使用していないと外国語はどんどん錆びていきます。

特に覚えた外国語を使用しない環境にいると急速に外国語能力が落ちていってしまうので、定期的に外国語に触れて、レベルを維持することもとても大切です。

本を読んだり、テレビを見たり、ラジオを聴いたりと、外国語に触れ続ける環境を自分で作るという意識で外国語と触れ合うのが良いかなと思います。

 

※外国語を忘れることについてはこちら

sumikuni.hatenablog.com

 

終わりに

この記事では、フランス語の特徴をご紹介しました。

フランス語は文法は初級文法は難しいですが、レベルが上がっていくと文法が比較的簡単になります。

また、発音は規則的で、日本人にはチャレンジしやすい言語です。また、世界中に話者がいるため、実用性も高いという点でもおすすめ。

動詞の活用が多かったりと覚えることも多いですが、最初のうちにしっかりと覚えるようにすれば着実に身に着けていくことができる言語ですので、フランス語を勉強したいという場合は是非フランス語にチャレンジなさってみてください。

 

※おすすめなオンライン教室の情報サイトはこちら

くらする-やってみたいが見つかるオンライン教室の情報サイト

 

※トリリンガルになる勉強法はこちら

sumikuni.hatenablog.com

 

※ロマンス諸語についてはこちら

sumikuni.hatenablog.com

 

 

にほんブログ村 海外生活ブログへ
にほんブログ村