ポルトガル語を学びたいと思ったときに気なるのがポルトガル語は難しいかということ。
この記事では、ポルトガル語の難しい部分をご紹介します。
ポルトガル語は難しい?-複雑な文法と独特の発音が葡語の難しさ
ポルトガル語は発音が簡単であり、日本人にとって学びやすい言語です。一方で難しい部分もあります。
特に文法面では英語やフランス語よりも難しい部分があり、覚える量も多いので、文法でポルトガル語を躓いてしまう場合も多いです。
また、発音はそこまで難しくないポルトガル語ですが、言葉のリズムが独特で音がくぐもって聞こえるのでリスニングやスピーキングが難しいと感じてしまうことも。
ここからはポルトガル語の何が難しいのかをご紹介していきます。
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ポルトガル語の難しいポイント
ポルトガル語の難しいポイントとして、文法の複雑さがあります。
また、文法の複雑さと相まって、文法面で覚えることが多いというのもポルトガル語の特徴と言えます。
ポルトガル語は、動詞の活用が多かったり、文法が複雑だったりするので、ポルトガル語を学ぶ際には文法などで躓いてしまわないように、ポルトガル語の構造を理解し、しっかりと暗記していくことが大切です。
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動詞の活用の量が多い
ポルトガル語で一番大変な部分ともいえるのが動詞の活用。
動詞の活用というのは、主語や時制で動詞の形が変化することを差します。英語の場合は三単現のsや過去形でedがつく変化が動詞の活用です。
ポルトガル語は動詞の活用で主語と時制を判断するため、動詞の活用が多いです。
動詞の活用は、直説法、接続法、命令形と別れており、直説法に現在、点過去、線過去、未来、過去未来などの形が、接続法に現在、過去、未来の形があり、それぞれ人称(私、君、彼・彼女、私たち、君たち、彼ら・彼女ら)、という6つの主語ごとに動詞を変化させていきます。
この動詞の活用を覚えるというのが非常に量が多く、ポルトガル語の最初にして最大の難関です。
覚え方は、まず規則動詞の活用をしっかりと覚え、続いてよく使用される基本的な不規則動詞の活用を覚えます。
規則動詞の活用は1つの動詞をリズムで覚えます。
例えばar動詞はfalar(話す)で活用を覚えます。
「Falo、Falas、Fala、Falamos、Falais、Falam」のセットで時間があるときには常に活用を口に出してリズムを身につけます。
同様に、er動詞は「Comer(食べる)」、ir動詞は「Pedir(頼む)」で活用を覚えます。
この3つをしっかり覚えれば、あとはこの活用を別の動詞に当てはめるだけで活用ができるようになります。まずはこの3つを覚えて、新しい動詞が出てくるたびに活用を何度も練習してみてください。
不規則動詞は、よく使う動詞を集中して覚えていきます。
文法が複雑
言語の文法はそれぞれに難しいところがあるのですが、ポルトガル語の場合は直説法と接続法を理解するところが特に難しい文法で、接続法の概念は日本人にとっては「よくわからない」と感じる部分です。
この直説法と接続法をマスターしようと思うと結構な時間がかかるのですが、最初の内は直説法だけをしっかり覚えて使えるようにするといいかなと思います。
また、スペイン語を勉強したことがあるという場合に驚くのが、ポルトガル語には接続法未来形があるということ。
スペイン語では接続法現在形を使う、「Cando+接続法現在」の時制がポルトガル語では「Quando+接続法未来」となります。
音が独特
発音自体は日本語と近いため、そこまで難しくはないのですが、鼻母音が組み合わさることで、独特のリズムと音となり、非常に聞き取りづらいのがポルトガル語の特徴でもあります。
発音やリズムを身につけて、しっかりと音を拾えるようになるためにはリスニングの勉強は欠かせません。
ポルトガル語の独特な音を体で感じられるよう、できる限りポルトガル語の音に触れてみるのがおすすめです。
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以前は外国語を日本にいながら身に着けるのはとても難しかったのですが、現在は日本国内でも外国語を仕事で使えるレベルまで引き上げることができるようになりました。
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終わりに
この記事では、ポルトガル語は難しいのかという部分について、ポルトガル語の難しいところをご紹介しました。
ポルトガル語は文法の複雑さや、覚えることの多さから、難しい言語だと考えてしまいがち。
ですが、実は発音が易しく、日本人にはチャレンジしやすい言語です。また、本国ポルトガル以外にもブラジルなどに話者がいるため、実用性も高いという点でもおすすめ。
動詞の活用が多かったりと覚えることも多いですが、最初のうちにしっかりと覚えるようにすれば着実に身に着けていくことができる言語ですので、ポルトガル語を勉強したいという場合は是非ポルトガル語にチャレンジなさってみてください。
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