卒業論文のテーマ決めで迷っているという場合は、卒論が書きやすいテーマを検討するのもおすすめ。
この記事では卒論が書きやすいテーマはどのようなものかをご紹介します。
卒論テーマ 書きやすい卒業論文とは-卒論テーマは先行研究が多いものを選ぶ
卒業論文を書く際に一番初めに決めなければならないことが「卒論のテーマ」です。
卒論のテーマ決めは卒論執筆における最初にして最大の難関。
テーマがしっかりしている論文はその後の執筆作業もスムーズに行くことが多いのですが、テーマがあやふやだったり、大きすぎたり、抽象的な場合には、卒論の執筆が難航したり、内容が不十分となる可能性も出て来ます。
そんな卒論のテーマ決めですが、書きやすいテーマと書きにくいテーマがあります。卒論のテーマ決めでは、書きやすいテーマの中から、次の4つのステップを踏みながらテーマを選定していくのがおすすめです。
①興味がある分野の文献を読む
②解き明かしたい理論を見つける
③テーマを絞る
④タイトルを決定する
この記事では、卒論の要ともいえる「テーマ決め」について、書きやすいテーマと書きにくいテーマをご紹介し、テーマ決めにおける4つのステップを解説します。
卒論の書きやすいテーマ
卒論は書きやすいテーマと書きにくいテーマがあります。
書きやすいテーマというのは、参考文献や先行研究が多いテーマです。また、その事象についてのデータが多い、事例があるという2つが揃っていると卒論がより書きやすくなります。
先行研究・参考文献が多い
卒論のテーマを決める際に一番大切なポイントとなるのが先行研究や参考文献が多いこと。
卒論や大学での研究というのは、先人たちが行ってきた巨人のように膨大な研究と理論をレビューし、その上に少しだけ自分の研究成果を追加する、というものです。
新しい新理論を打ち立てるというのは、一流研究者でも難しく、それこそノーベル賞級の研究を行って初めて実現できるものです。
ですから、卒論では「既に膨大に研究されているものに自分の理論を少し上乗せする」という気持ち執筆することとなります。
つまり、先行研究や参考文献が少ないと、理論の組み立てが出来なくなり、論文を完成させることが出来なくなってしまいます。
卒論のテーマを決める際には先行研究や参考文献が十分に揃っているテーマを選ぶことが大切です。
データが多い
研究したいことの統計データが揃っているかも大切なポイント。
先行研究が多い場合は基本的にはデータも揃っていることが多いですが、例えば先行研究と使用する理論は同じで異なる事例を扱う場合などはその事例が研究できるくらい十分なデータがあるかが重要。
データがないと展開した理論の裏付けが出来ずに途中でテーマ変更が必要となってしまうこともあります。
テーマについてのデータを先に見つけておくか、その分野の統計データが集められた信頼できるサイトを見つけておくと卒論を進めやすくなります。
反証・付け足しが可能な事例がある
理論系の先行研究をレビューしながら卒論を書いていくときには、自分の考察を記述する際にレビューした理論を反証したり、付け加えたり出来るような事例があると卒論が書きやすくなります。
事例が見つからないという場合は、アンケート調査を実施したり、フィールドワークを行うなどして事例を集めていくこととなります。
身近なところで論文に使えそうな事例があると卒論が書きやすくなりますので、先行研究とデータを集めているときに事例についても探してみるのがおすすめです。
テーマ決め
書きやすい卒論のテーマが見つかったら実際に卒論のテーマを決めていきます。
テーマ決めは
・興味がある分野の文献を読む
・解き明かしたい理論を見つける
・テーマを絞る
・卒論のテーマを決定する
という4つのステップで行います。
この記事ではそれぞれのステップを少しだけご紹介したいと思います。
なお、テーマ決めのやり方をしっかり知りたいという方は下記記事をご参照ください。
※卒論のテーマ決めのやり方はこちら
興味がある分野の文献を読む
テーマ決めの最初のステップは、「興味がある分野の文献を読む」ことです。
学術用語では先行研究のレビューといいます。
文献はテーマが決まってから、テーマに沿って読んでいくものというイメージがある方も多いかなと思うのですが、ある程度興味がある分野が決まったら、まず文献を5-10冊程度読んでみるということがテーマ決めには欠かせない作業です。
卒論は、ある分野における、特定の事象について解き明かすことを目的に執筆する論文ですから、その分野の大枠ことが分かっていないと、特定の分野についての詳しい解説が出来ません。
先ずは自分が興味がある分野(所属ゼミの分野やこれまで学んだこと)について、理論系の本や論文、事例研究の本や論文を読むことが卒論のテーマ選定の第一歩です。
※卒論の先行研究の探し方はこちら
解き明かしたい理論を見つける
自分が興味がある分野の本や論文を読むことで、段々と自分が疑問に思うことや調べてみたいことが出てくると思います。
そのなかで特に興味がある理論をいくつか選んで、その理論の整理を行います。
テーマを絞る
解き明かしたい理論が見つかったら、今度はテーマを絞っていきます。
テーマは、出来る限り絞ることが大切です。テーマが大きすぎると論文がぼやけてしまい結局何を解き明かしたいのかが分からなくなってしまいます。
卒論の取り組みの前段階は、ここまでやっておくと良いでしょう。ここまで絞ったら、選んだテーマの先行研究探しを開始し、卒論執筆を開始します。
尚、卒論の書き方(流れ)については下記の記事をご参照ください。
※卒論の書き方と流れはこちら
リフレッシュにはオンラインの習い事がおすすめ
卒論を執筆していると、思うように進まなかったり、考えがまとまらないという場合があります。
そんなときのリフレッシュ方法として、オンラインの習い事がおすすめ。
コロナ禍で外に出にくかったり、ジムや教室に通うのが難しい状況ではありますが、現在はオンラインでもヨガやフィットネス、英会話、プログラミング、ボイトレ、楽器など、様々なことをなることができ、家に居ながら趣味の幅を増やしていくことが可能です。
卒論を書いているとストレスが溜まってしまうこともありますが、今あるツールを使いながら上手に発散して、執筆に取り組んでいけると良いなと思います。
※オンライン教室の情報サイトはこちら
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終わりに
この記事では、卒論のテーマの中でも書きやすいものはどのようなものなのかをご紹介しました。
卒論のテーマ選定は卒論の全体の進み方や完成度に深く関わってくるとても大切な第一歩ですので、しっかりと関連する分野の本や論文を読み、出来るかぎり研究対象を絞って、テーマを立案してみてください。
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