卒業論文を書く場合に参考となるものが欲しいという方も多いはず。
この記事では卒業論文の書き方がわかる記事をご紹介していきます。
- 卒業論文ブログ 卒論 ブログ記事のまとめ
- 卒論の意義・意味
- 卒論の書き方
- 卒論テーマ決め方
- 先行研究の見つけ方
- 卒論章立ての作り方
- 卒論はじめに
- 卒論終わりに
- 卒論の目次の作り方
- 卒論中間発表の準備
- 卒論口頭試問の準備
- 卒論執筆時の注意点
- 卒論執筆で参考になる本紹介
- リフレッシュにはオンラインの習い事がおすすめ
- 終わりに
卒業論文ブログ 卒論 ブログ記事のまとめ
大学4年生になり卒業のためには卒業論文ことが必須だという大学生も多い中、卒論をどう書いていけばいいのかわからないという方も多いのではないでしょうか。
この記事では、卒論に関する記事をまとめ、卒論についての疑問を解決していきます。
卒論の意義・意味
卒業執筆が必須にもかかわらず、なかなかモチベーションが上がらず卒論を書く意味を見出せないという学生も多いはず。
大学によっては卒論を書く必要がなかったり、卒論がいらないゼミがあったりと、卒論が必要ない例もある中、卒論は何のために書くのでしょうか。
卒論を書く意味として、
・卒業のために必要な義務
・大学4年間の集大成
・調べ、考え、論理展開をする技能を育てる
・院試や就活に役立つ
という4つがあります。
社会人になって思うことは、上記4つの中でも、特に3つ目の「調べ、考え、論理展開をする技術を育てる」という部分が卒論の一番の意義だったと感じています。
下記の記事では、卒論を書く理由を4つについて詳しくご紹介しています。
※卒論を書く意味はこちら
卒論の書き方
卒業論文を書く場合に始めに行うことはテーマ決めです。
最初はなんとなくでも良いのでテーマを考え、テーマに沿った文献の収集と先行研究(文献を読む)を行います。
書くことが纏まってきたら構成(章立て)を考え、卒論の執筆開始となります。
論文を書くときの研究方法として大きく「事例研究」と「統計学的研究」があり、卒論では事例研究を行うのがおすすめです。
下記の記事では、卒論を書く時の流れと、2つの分析方法である事例研究と統計学的研究についても解説しています。
※卒論の書き方はこちら
卒論テーマ決め方
卒業論文を書く際に一番初めに決めなければならないことが「卒論のテーマ」です。
卒論のテーマ決めは卒論執筆における最初にして最大の難関。
テーマがしっかりしている論文はその後の執筆作業もスムーズに行くことが多いのですが、テーマがあやふやだったり、大きすぎたり、抽象的な場合には、卒論の執筆が難航したり、内容が不十分となる可能性も出てくるのです。
そんな卒論のテーマ決めですが、テーマ決めの方法は次の4つのステップを踏むことが大切です。
①興味がある分野の文献を読む
②解き明かしたい理論を見つける
③テーマを絞る
④タイトルを決定する
下記の記事では、卒論の要ともいえる「テーマ決め」について、上記4つの順序に沿ってそのやり方を解説します。
※テーマ決めについてはこちら
先行研究の見つけ方
テーマ決めのあと直ぐに先行研究のレビューを行うのですが、この先行研究のレビューを行うためには、自分が書きたい対象やそれに近いものについての書籍や論文を見つけ出すことが大切です。
研究テーマによっては先行研究が見つからなかったり、外国語の論文しかなかったりと、多くの学生が苦戦を強いられる作業でもあります。
そんな先行研究の調べ方ですが、私が修士論文や卒業論文で実施していたおすすめの探し方が、①Google Scholarでの検索、②○○○ PDFという検索、③大学のデーターベースへのアクセス、の3つ。
下記の記事ではこれら3つについて詳しく解説。また、先行研究が見つからない(無い)ときの対処法もご紹介しています。
※先行研究の見つけ方の詳細はこちら
卒論章立ての作り方
卒論の構成を作っていくのが章立てを考えることなのですが、タイミングとしては、テーマを考えて、先行研究のレビューをある程度進めていき、卒論の全体図が見えてきたら、卒論の構成(章立て)を考えます。
卒論の構成は4部構成(はじめに+3章)で考えるのがおすすめ。
章・節・項という構成が基本で、「章」の中に「節」が、「節」の中に「項」という更に小さな見出しをつけていきます。
章立ての例としては下記ような感じです。
題名
①はじめに(序論・問題提起など)
②第一章( 先行研究と分析視座)
③第二章(本論・自分の研究のメイン)
④第三章(結論)
このような4部の構成を土台として、分量が多ければ第二章の本論を2つに割って四章(5部)編成とするなど、工夫することも可能です。
各章には必要に応じて「節」を、各節には「項」という更に小さな見出しをつけます。
※章立ての作り方はこちら
卒論はじめに
卒業論文を書く場合に始めに行うことはテーマ決め、続いて、先行研究のレビュー(文献を読む)を行います。書くことが纏まってきたら構成(章立て)を考え、卒論の執筆開始となります。
そして、卒業執筆の見出しとなるのが、「はじめに(序論)」です。
「はじめに」は、卒論でどのようなことを解き明かしたいのかテーマに対する問題提起を行い、その問題を分析する方法を記述します。
下記の記事では、卒論執筆の流れを大まかに解説しながら、「はじめに」の書き方について詳しくご紹介しています。
※卒論の書き方の詳細はこちら
卒論終わりに
卒業論文の最後のまとめとなる部分が「終わりに」です。
卒論の結論を述べる部分であり、それまでに述べてきた目的・問題提起、分析内容を踏まえた上で、卒論で導き出した答えや今後の課題を詳しく書いていきます。
卒論執筆で始めに行うことはテーマ決め、続いて、先行研究のレビュー(文献を読む)を行います。書くことが纏まってきたら構成(章立て)を考え、卒論の執筆開始し、その集大成として「終わりに」を書くこととなります。
卒業執筆では、
①はじめに(序論・問題提起など)
②第一章( 先行研究と分析視座)
③第二章(本論・自分の研究のメイン)
④第三章(終わりに・結論)
と文章が展開していくのが一般的で、卒論で最終的に言いたいことを「終わりに(結論)」で纏めます。
下の記事では、卒論執筆の流れを大まかに解説しながら、「終わりに」の書き方について詳しくご紹介します。
※卒論の終わりにの書き方はこちら
卒論の目次の作り方
卒論を書く際には、表紙の次のページに「目次」をつける必要があります。
卒論は章・節・項という構成が基本となり、目次は、基本的に章・節・項の見出し部分をそのまま使用します。
卒論の構成は4部構成で考えることが多く、この4つの各章が目次の大見出しとなり、必要であれば章に「節」を設けそれが中見出し、更に小さな「項」が小見出しにとなるイメージです。
Wordの機能を利用すると、目次を自動で作成することができ、ページ番号も自動で割り振ることが可能です。
また、論文を修正してページ数や構成が変わった場合にも、Word機能で自動更新をすることが可能です。
※目次の作り方はこちら
卒論中間発表の準備
卒論の中間発表は、卒論執筆の土台を固めるための重要な機会で、自分の考えた卒論の構成や計画を発表し、その計画について教授陣やほかの学生からの意見やアドバイスを聞くことができる場でもあります。
卒論の中間発表では主に自分の執筆したい卒論のテーマ、そのテーマを選んだ理由、先行研究の紹介、そして卒論執筆に向けた今後の計画を発表します。
発表後には自分の計画についての質疑応答があり、様々な意見を聞きながら研究の方向性を定めていくこととなります。
※中間発表についての詳細はこちら
卒論口頭試問の準備
卒論を期限前に提出できたら、卒論も9割終わったようなものなのですが、最後に口頭試問(論文に関する教授陣からの質問に答える)が有ります。
口頭試問は卒論審査から数週間後にあるのですが、口頭試問前にはしっかりと論文を見直し、内容を思い出しておくことが大切。
私の大学では口頭試問で失格となり卒業できない学生が毎年何名かいました。ですから、口頭試問も気を抜かずに準備をすることが大切です。
※口頭試問の準備と対策はこちら
卒論執筆時の注意点
卒業論文を執筆する際には気をつけなければならない点がいくつかあります。
・剽窃(コピペ)は厳禁
まず、コピペは厳禁です。例え審査に通ったとしても、剽窃だと判明した時点で卒業資格を取り消されてしまうこともあります。自分の文章と他者の文章を明確に区別して執筆しましょう。
・引用・参考文献
剽窃は禁止なのですが、引用と言う形で紹介することはOKです。また、「○○さんはこういう意見です」という形で参照することも可。
引用や参照を行った場合には引用元や参照元をしっかりと明記することが必要です。
・である調で執筆する
論文はである調で執筆します。
・大学のルールに則る
卒業論文の細かなルールは大学が設定しているルールに則ることが大切。
文字数やフォントなども厳しく指定されますし、引用・参考文献の書き方も大学が定めているので必ず確認しましょう。
・提出期限前に余裕を持って提出する
卒論は提出期限を1秒でも過ぎると受け取ってもらえません。時間に余裕を持った提出を行うようにしましょう。
卒論執筆で参考になる本紹介
最後に、大学で研究する際に参考となる本『原因を推論する』をご紹介。
この本は私が大学院に入学して所属したゼミで読んだ本で、直接論文の書き方などが書いてある本ではないのですが、「研究・分析するとはどういうことか」 が書かれている本。
論文を書くときの考え方やロジックの作り方の参考になるのでとてもおすすめ。
難しい本なので簡単にすいすい読める感じではないのですが、大学の研究とはどんなものなのかを学ぶことができる本です。
リフレッシュにはオンラインの習い事がおすすめ
卒論を執筆していると、思うように進まなかったり、考えがまとまらないという場合があります。
そんなときのリフレッシュ方法として、オンラインの習い事がおすすめ。
コロナ禍で外に出にくかったり、ジムや教室に通うのが難しい状況ではありますが、現在はオンラインでもヨガやフィットネス、英会話、プログラミング、ボイトレ、楽器など、様々なことをなることができ、家に居ながら趣味の幅を増やしていくことが可能です。
卒論を書いているとストレスが溜まってしまうこともありますが、今あるツールを使いながら上手に発散して、執筆に取り組んでいけると良いなと思います。
※オンライン教室の情報サイトはこちら
「くらする」-やってみたいが見つかるオンライン教室の情報サイト
終わりに
この記事では、卒業論文の書き方のまとめと各ステップについて詳しくまとめた記事をご紹介しました。
卒業論文執筆は、膨大な量の文献を調べたり、調べた文献を整理して分析したりと、とても大変な作業ですが、やりきった後は「論文を書いた」という充実感や自信を感じることができると思いますので、是非興味がある分野に打ち込んでみてください。
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