大学卒業のために卒業論文を書く必要があるという大学生も多い中、卒論を書く意味や意義がわからないという方も多いのではないでしょうか。
この記事では卒業論文の意味と意義についてご紹介します。
- 卒業論文の意味と意義-卒論は何のために書くのか
- 卒業のために必要な義務
- 大学4年間の集大成
- 調べ、考え、論理展開をする技能を育てる
- 院試や就活に役立つ
- 卒論執筆時の注意点
- 口頭試問への備え
- 卒論執筆で参考になる本紹介
- リフレッシュにはオンラインの習い事がおすすめ
- 終わりに
卒業論文の意味と意義-卒論は何のために書くのか
大学4年生になり卒業のためには卒業論文ことが必須だという大学生も多い中、なかなかモチベーションが上がらず卒論を書く意味を見出せないという学生も多いはず。
大学によっては卒論を書く必要がなかったり、卒論がいらないゼミがあったりと、卒論が必要ない例もある中、卒論は何のために書くのでしょうか。
この記事では、卒論を書く理由を4つご紹介します。
・卒業のために必要な義務
・大学4年間の集大成
・調べ、考え、論理展開をする技能を育てる
・院試や就活に役立つ
※卒論の書き方の詳細はこちら
卒業のために必要な義務
卒論を書く意味の一つ目が「卒業のために必須だから」というもの。
これは義務的な理由で、卒論を書くきっかけにもなるものです。
大学はいろいろな思惑があって卒論を卒業単位に入れているのですが、学生側からすると、卒業するために義務として卒論を執筆することになります。
ただ、確かに卒論は「義務」であり、卒業するために書くものなのですが、この義務的な部分を卒論を書く意味合いとしてとらえてしまうと、卒論執筆が面倒になったり、モチベーションが上がらなくなってしまいます。
執筆のきっかけは確かに義務ですが、実際に執筆するタイミングでは、この「義務」という意識を持たないようにするのが大切です。
大学4年間の集大成
義務という部分でスタートする卒論ですが、卒論執筆は大学4年間の集大成であり、自分のこれまでを振り返る機会にもなります。
卒論のテーマは、これまで学んだことやゼミで研究するものを選ぶため、テーマ選定の時点で自分がこれまで学んできたことを思い返しながら取り組むことで、大学に進学した意味や入学した学部で学んだことを整理することができます。
大学生活を送る中では単位取得のために授業に出てレポートやテストを受けるのですが、実はその一つ一つの取り組みが自分の中で知識や経験として蓄積されており、卒業論文を執筆することで、これまでインプットしてきたことをアウトプットすることができるのです。
大学で学んだことをしっかりと身に着けてアウトプットしていくということは、卒業論文における重要な目的の一つであり、卒論を書くことで、地力を高めていくことができるようになります。
調べ、考え、論理展開をする技能を育てる
卒論は学問として、大学で学んだことをアウトプットしていくと同時に、社会でも通用するスキルとして、調べ、考え、論理展開するというプロセスを練習する機会にもなります。
こちらは卒論の実用的な部分であり、社会に出てから一番必要となる能力です。
社会に出ると、調べて、考えて、論理を展開するという3つの行程を踏みながら、仕事を進めていきます。
卒論を書くことで、社会で非常に大切となるこの3つのプロセスを練習する機会となり、大学卒業後に役立つスキルを身に着けることができます。
個人的にはこのスキルは社会にでて一番使うスキルだと思っています。
仕事をするときに必要なスキルを学生のうちに養うことができるという点で卒論は実用的な訓練であるともいえます。
院試や就活に役立つ
大学院への進学を考えている場合には卒論の執筆はマストです。
大学院入試で卒論の提出を求められた李、大学院入試の中の面接試験の中で卒論について質疑応答があったりと、大学院に入ることを検討しているのであれば卒論執筆は非常に大切。
また、就活でも卒論についての質問がある場合もあるため、自分が研究する内容や研究したことを自分の言葉でしっかりと説明できるように取り組んでいくのがおすすめです。
卒論執筆時の注意点
卒業論文を執筆する際には気をつけなければならない点がいくつかあります。
・剽窃(コピペ)は厳禁
まず、コピペは厳禁です。例え審査に通ったとしても、剽窃だと判明した時点で卒業資格を取り消されてしまうこともあります。自分の文章と他者の文章を明確に区別して執筆しましょう。
・引用・参考文献
剽窃は禁止なのですが、引用と言う形で紹介することはOKです。また、「○○さんはこういう意見です」という形で参照することも可。
引用や参照を行った場合には引用元や参照元をしっかりと明記することが必要です。
・である調で執筆する
論文はである調で執筆します。
・大学のルールに則る
卒業論文の細かなルールは大学が設定しているルールに則ることが大切。
文字数やフォントなども厳しく指定されますし、引用・参考文献の書き方も大学が定めているので必ず確認しましょう。
・提出期限前に余裕を持って提出する
卒論は提出期限を1秒でも過ぎると受け取ってもらえません。時間に余裕を持った提出を行うようにしましょう。
口頭試問への備え
卒論を期限前に提出できたら、卒論も9割終わったようなものなのですが、最後に口頭試問(論文に関する教授陣からの質問に答える)が有ります。
口頭試問は卒論審査から数週間後にあるのですが、口頭試問前にはしっかりと論文を見直し、内容を思い出しておくことが大切。
私の大学では口頭試問で失格となり卒業できない学生が毎年何名かいました。ですから、口頭試問も気を抜かずに準備をすることが大切です。
※口頭試問の準備と対策はこちら
卒論執筆で参考になる本紹介
最後に、大学で研究する際に参考となる本『原因を推論する』をご紹介。
この本は私が大学院に入学して所属したゼミで読んだ本で、直接論文の書き方などが書いてある本ではないのですが、「研究・分析するとはどういうことか」 が書かれている本。
論文を書くときの考え方やロジックの作り方の参考になるのでとてもおすすめ。
難しい本なので簡単にすいすい読める感じではないのですが、大学の研究とはどんなものなのかを学ぶことができる本です。
リフレッシュにはオンラインの習い事がおすすめ
卒論を執筆していると、思うように進まなかったり、考えがまとまらないという場合があります。
そんなときのリフレッシュ方法として、オンラインの習い事がおすすめ。
コロナ禍で外に出にくかったり、ジムや教室に通うのが難しい状況ではありますが、現在はオンラインでもヨガやフィットネス、英会話、プログラミング、ボイトレ、楽器など、様々なことをなることができ、家に居ながら趣味の幅を増やしていくことが可能です。
卒論を書いているとストレスが溜まってしまうこともありますが、今あるツールを使いながら上手に発散して、執筆に取り組んでいけると良いなと思います。
※オンライン教室の情報サイトはこちら
「くらする」-やってみたいが見つかるオンライン教室の情報サイト
終わりに
この記事では、卒業論文を執筆する意味についてご紹介しました。
卒業論文の執筆は、
・卒業のために必要な義務
・大学4年間の集大成
・調べ、考え、論理展開をする技能を育てる
・院試や就活に役立つ
という4つの大きな意味があります。
卒業論文執筆は、膨大な量の文献を調べたり、調べた文献を整理して分析したりと、とても大変な作業ですが、やりきった後は「論文を書いた」という充実感や自信を感じることができると思いますので、是非興味がある分野に打ち込んでみてください。
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