メキシコに駐在が決まった時に、一番初めに不安になることは、「メキシコは危険かどうか」だと思います。その答えは「メキシコは、危険」です。メキシコの年間殺人件数は約35,000件。日本は980件くらいですから、日本の35倍危険ということ。別の言い方をすると、メキシコではたったの10日間で日本の1年分の殺人事件が起こるのです。
今回はそんな「危険な国メキシコ」で駐在員生活を送るにあたり、どのようなことに気をつけなければならないのかをご紹介いたします。
- メキシコ駐在生活で気をつけるべき10のこと
- メキシコは危険な国ということを常に意識する
- 危険な場所には絶対に行かない
- 車に物を置かない
- 暗くなったら外を歩かない
- 暗くなったら給油はしない
- 暗くなったら県境を跨いだ移動はしない
- 人が少ないお店ではタコスを食べない
- お手伝いさん(Muchacha)は信頼が置ける方に紹介してもらう
- 激太りの可能性も-食事に注意
- 野良犬には近寄らない
- 駐在前のオンラインビジネス英会話
- 終わりに
メキシコ駐在生活で気をつけるべき10のこと
メキシコは危険な国だとよく言われますが、実際に駐在すると本当に危険だなと思うことが多く起こります。
この記事ではメキシコの駐在生活で気をつけたい10のことについてご紹介します。
駐在員生活を安全に安心して過ごすために、少し窮屈では有りますが、この記事でご紹介する気をつけるべきことに注意し、日々をお過ごしください。
メキシコは危険な国ということを常に意識する
前述の通り、メキシコはとても危険な国なのですが、メキシコに住んでいる間は常にメキシコは危険な国であるということを忘れず、常に意識しながら生活することが重要です。
私自身、危険な現場を目の当たりにしたことがあります。高速度道路を走行していたら、犯罪組織に襲撃された車が燃やされて捨て置かれていた現場に遭遇しました。
※その時のお話はこちら
日本にいたらまず遭遇しない自体です。ですが、メキシコに住んでいたら遭遇します。また、毎月のように大使館から「スーパーやデパートで発砲事件が起こった」というニュースが流れてきます。そして、その場所はどこか遠い国の話ではなく、自分も利用するデパートやスーパーです。
このように、メキシコは危険な場所だということはくれぐれも忘れず、常に警戒心を持って行動することがとても重要です。
危険な場所には絶対に行かない
メキシコの中でも危険な地域というところがあります。この地方が危険という大きなくくりから、この町のここの地域が危険という具体的なくくりまで、様々な情報があります。その情報を常に自分の中で更新し、その地域には行かないということがとても重要です。
ただし、どうしても行かなければならないこともあります。例えば、昨今治安が急激に悪化しているグアナファト州のセラヤ市ですが、日系自動車メーカーの工場があるため、営業で行くこともあります。その場合、必ず2人以上でいく、比較的価格の高い日本車では行かない、用事だけ済ませて直ぐに町から出る、など念には念を入れて行動するようにしています。
自分が住んでいる地域、旅行で行く地域、仕事で行く地域の危険情報は常に最新のものを入手するように心がけ、「危険な場所には行かない」ということを徹底してください。
車に物を置かない
車の中に物を置いて出かけるというのは絶対にやめてください。物が残っていれば窓ガラスを割られて盗られます。実際にメキシコ人の同僚がその手口でスーパーの駐車場に停車させていた車の中から荷物を盗まれました。
気をつけていても盗られてしまいます。日本人駐在員でも何人もの方々が荷物を盗まれる被害にあっています。
トランクの中であっても絶対に荷物を置いていってはいけません。特に電子機器(iPadやパソコン等)はそれを探知できる機器を犯罪者が持っており、トランクに入れて出かけた時にそれらを盗られるという事件も頻発しています。
荷物は絶対に車に置きっぱなしにしないことを心がけてください。
暗くなったら外を歩かない
メキシコでは夕暮れ以降は絶対に外に出てはいけません。ちょっと散歩、ちょっと買い物、ちょっと飲み屋など、そういうときが一番危ないです。
例えば晩御飯を食べに行くというときなどは歩いていかずに必ず車もしくはUberを利用してドアドアで行くようにしてください。
暗くなったら給油はしない
例えガソリンが無くなりそうでも、給油は暗くなったらしないのが鉄則です。給油中は逃げることができません。そのまま脅されて車ごと持っていかれるという犯罪がよく起こります。
日本人が被害にあうこともとても多いです。毎月1度はこの手の犯罪に巻き込まれた日本人がいると大使館からメールがきます。
給油は前もって、お昼や朝にするようにしてください。
暗くなったら県境を跨いだ移動はしない
暗くなったら県を跨ぐ移動は避けてください。県境には犯罪組織が多く、暗い時間帯を狙って襲撃されます。相手は銃を持っています。
暗くなったら無理に帰宅するのではなく、現地で一泊し、翌日帰宅するようにしてください。
人が少ないお店ではタコスを食べない
犯罪等の危険性もとても怖いですが、食べ物も気をつけたほうがいいです。
例えば、どこにでもあるタコス屋ですが、人が少ないところは美味しくないですし、回転が悪いので鮮度が悪かったりします。腹痛などの原因になる可能性もありますので、タコス屋やレストランの利用は人が多いところを選ぶようにしましょう。
お手伝いさん(Muchacha)は信頼が置ける方に紹介してもらう
駐在中は家事を代行してくれるお手伝いさんを雇うことが多いのですが、人によっては物を盗んだりする場合もあります。
私のうちは信頼が置けるお手伝いさんに駐在員代々引き継いで依頼しているのですが、駐在員の中には、窃盗の被害にあったという方もいらっしゃいます。
お手伝いさんを選ぶ際は信頼が置ける人の紹介などで選ぶのが良いと思います。
激太りの可能性も-食事に注意
私は駐在2ヶ月で13キロ太りました。
原因は食事。出張が多く、モンテレイという北部の町に行くことが多いのですが、そこではファーストフードが大人気。
モンテレイのメキシコ人はファーストフードが大好きで、商社さんやユーザーさんと自然とハンバーガー屋によく行くようになりました。それが全ての元凶。劇的に太ってしまいました。
その後、2年かけてやっと、日本にいた頃の「少し太ったかも」くらいの体重に戻すことができたのですが、メキシコでは太る時は一瞬で太りますので、ご注意ください。
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野良犬には近寄らない
メキシコには野良犬が多いです。
野良犬は危険ですので、絶対に近寄らないようにしてください。襲ってくることはまず無いのですが、狂犬病を持っている可能性がありますので、噛まれたらとてもまずいです。
野良犬にも気をつけて生活するのが良いと思います。
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駐在前のオンラインビジネス英会話
海外駐在や帯同家族として海外に行く場合の英語練習としては、ビジネス英語を学べるオンライン英会話などで練習するのがお勧めです。
ビジネスで使う英語というのは日常会話で使う表現と異なっている場合も多く、実際にビジネスの最前線で活躍した経験がある講師と仕事のことや世界のことについてディスカッションしながら語学力を向上させることができるのが利点。
海外駐在や帯同の準備のための英会話を検討しているという場合はぜひ無料体験などに挑戦なさってみてください。
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終わりに
今回はメキシコ駐在生活で気をつけなければならないことについてご紹介しました。
特に安全性に関しては日本とは比べ物にならないくらい危険な国と言えますので、十分注意しながらメキシコ生活を楽しんでみてください。
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