日本から一番近いヨーロッパ「ウラジオストク」。成田から飛行機で2時間半で着く極東ロシアには、ヨーロッパの美しい町並みが広がっていました。
実は新潟から船でもいけるということで密かに有名な町でもあります。
この記事ではそんな日本のお隣ウラジオストクをご紹介します。
日本から一番近いヨーロッパ ウラジオストクを観光
極東ロシアのウラジオストクは日本から2時間半で行くことのできるヨーロッパです。
町並みが美しく、安全、人々もとても優しい町で、1度の訪問でとても好きになりました。
ものすごく有名な建物があったりするわけではないのですが、美味しい食べ物と異国情緒溢れる建築物を見ながらの散歩は日常とは一味違う非日常を演出してくれます。
のんびり散歩をしながら、ヨーロッパ観光を楽しむのがお勧めです。
パクロフスキー教会
ロシアに来た!と実感できるのがこのパクロフスキー教会。
1897年に現在の敷地に墓地が置かれ、その横に教会が置かれたのですが、1935年に宗教が禁止の煽りを受けパクローフスキー教会も壊されました。
その後、ソビエト時代が終焉し、現在のロシア時代ってから10年ほどたった2003年、現在のパクローフスキー教会が建設されたそうです。
レーニン像
レーニンは、旧ソ連(ソビエト社会主義共和国連邦)建国の父。
1917年に社会主義革命であるロシア革命を主導して、史上初の社会主義政権を樹立しました人物です。
ウラジオストク駅
レーニン像の向かい側にはウラジオストク駅が。シベリア鉄道の終着駅として、多くの電車が乗り入れます。
駅舎も綺麗で、この橋の下を通る電車を見ながらシベリア鉄道の行く先に思いを馳せます。
パーミャトニク・ボルツァム・ザ・ヴラスチ・ソヴェトフ・ナ・ダリネム・ヴォストケ 1917-1922
すごく長い名前の広場。意味は分からないのですが、とても有名な観光地のようで、多くの方々が写真を撮っていました。
ウラジオストクの町並み
ウラジオストクの町並み。建物が美しく、路面も清潔に保たれていました。歩いていても携帯や財布が後ろポケットから顔を出している地元の人々が多くいて、安全な町なんだなーと感心していました。
ロシア語の素敵なポスター。
町は大きくないため、1-2日あれば十分観光できるなと思いました。
こんなに気軽にヨーロッパにこれるとは思っていなかったのですが、とてもいい時間を過ごすことができました。
この町並みを歩くだけで特別な気分になれました。
金角湾
金角湾と呼ばれる湾。
ウラジオストクは、1859年にニコライ・ムラヴィヨフ=アムールスキーが外海から守られたこの地に軍港ウラジオストクを築いたのが始まりです。
その時に、この入り江がコンスタンティノープル(現在のイスタンブール)の金角湾に形が似ていることから、この湾にロシア語で「金角湾」を意味する名前がつけられたそうです。
※ロシア史やヨーロッパ史を知るのにおすすめな本はこちら
鷲の巣展望台
金閣湾を一望できる展望台。この写真は展望台よりは下のほうで写した写真ですが、この展望台から見る景色はとても綺麗で、眺めていると時間が過ぎるのを忘れてしまうくらいの美しさでした。
ロシアのグルメ
ロシアのグルメをご紹介。
シチュー。パイにシチュー、キノコ、ベリーのハーモニーが絶妙でした。
アイスも甘すぎずとても美味しかったです。
町で頂いたクレープ。ロシアはクレープが有名ですので是非召し上がってみてください。
ちなみにこのクレープを頂いたお店はウフ・トゥイ・ブリン(Uh Ty Blin)というお店です。
Uh Ty Blin (ウラジオストク) の口コミ219件 - トリップアドバイザー
Villa Arteホテル-ウラジオストク宿泊ならここ!
ウラジオストクでの宿泊なら絶対ここ。
町の中心部からは車で15分ほど離れているのですが、兎に角綺麗。
この部屋は美術館の様な美しさでした。
廊下にも美術品が飾られていて、素敵な時間を過ごすことができました。
オーストリア・ハンガリー帝国のエリーザベトの肖像画(複製)。
部屋のベッドから見る天井画がこちら。
予約する時に3名で予約したのですが、この部屋自体は2名用らしいです。ただ、対応してくださった従業員の方(日本語が堪能)が、特別に三人で泊まれるようにアレンジしてくださいました。
次ウラジオストクに行った時にも絶対Villa Arteホテルに泊まりたいなと思っています。ちなみにホテル名のVilla Arteはスペイン語です。
空港からはタクシーがおすすめ
空港からの移動はタクシーがおすすめ。この時はタクシーでホテルまで移動しました。
飛行機はJALが2020年2月28日に直行便を開設しています。私はロシアのS7航空を利用しました。
東京(成田) - ウラジオストク線 2020年2月28日 新規開設 - JAL国際線
ちなみロシアはビザが必要で、私はいつも(モスクワやサンクトペテルブルクに行った時も)ロシアビザセンターでビザを取っています。
ロシアビザセンター公式サイト 開設13周年記念 ¥14,500~ 観光ビザ・ビザサポートレター即日発行・ビジネスビザ・マルチビザ・緊急翌日取得対応
ちなみに、ウラジオストクに限ると、ビザは電子簡易ビザだけでよくなったそうです。インターネットで登録するだけなので、アメリカのESTAのようなシステムになったようです。
ウラジオストクは通常の観光ビザはいらない?電子ビザの取り方を紹介 │ tripiteasy
電子ビザについては上のサイトが詳しく解説してくださっています。
終わりに
この記事では、日本から2時間半でいけるヨーロッパ、ウラジオストクをご紹介しました。
のんびりした雰囲気とヨーロッパの町並み、優しい人々が魅力のウラジオストクは、「時間が無いけどヨーロッパを旅行したい」という場合にとてもおすすめ。
美味しい料理や美しい景色とも出会えますので、是非一度旅行してみてください。
※モスクワ旅行記はこちら
※エルミタージュ美術館の紹介はこちら