ロシアのモスクワにあるラムト青年劇場は、ボリショイ劇場などが閉まっている7月、8月の間、サマーバレエシーズンが開催されて、その期間、気軽にバレエを楽しむことができる劇場です。
この記事ではラムト青年劇場をご紹介します。
ラムト青年劇場 RAMT -ロシア モスクワで7月,8月でもバレエ鑑賞可能なバレエ劇場
ラムト青年劇場は、レーニン勲章ロシア・アカデミー・ユース劇場という名前の劇場で、1921年に創設されました。
上の写真はボリショイ劇場ですが、このボリショイ劇場を正面に見て左側に位置し、黄色の壁が可愛らしい小さな劇場です。
日本人が休みを取りやすい7月や8月は、ロシアのボリショイバレエ団などは世界中を巡業で回っている季節で、ボリショイ劇場にも入ることができない日が多いです。
RAMTではボリショイ劇場などが閉まっている7月、8月の間、サマーバレエシーズンが開催されいくつかのバレエ団の公演が毎日のように行われます。
この時期には、ジゼル、白鳥の湖、眠りの森の美女、くるみ割り人形、ドン・キホーテ、バヤデルカ、ロミオとジュリエット、シンデレラなど、代表的なバレエ作品を鑑賞することが可能です。
劇場の雰囲気
劇場は小さめでこじんまりとした雰囲気。
この時、バレエを2回見に行ったのですが、一回目は2階席、2回目は3階席にしました。
劇場が大きすぎないため、正面の席でも舞台とかなり近く、バレエをしっかりと楽しむことができました。
バレエを見るときは近くで見たい、全体を見たいという希望があると思うので、好みの席を選ぶと良いと思いますが、できるだけ正面で視野に物などが映りこまない席がおすすめ。
できれば少し高めでも、各階の最前列を選ぶのがいいかなと思います。
この時の演目は「白鳥の湖」。
舞台の手前にはオーケストラが生演奏をしており、素晴らしいバレエを堪能することができました。
白鳥の湖の粗筋は、
「真実の愛(これまで恋したことのない男性に愛される)によって人間に戻ることができるという魔法をかけられた女性と王子の物語。
女性は夜だけ人間の姿に戻ることができるのですが、お昼は白鳥の姿で過ごしています。ある日王子がこの女性に出会い一目で恋に。事情を知った王子は舞踏会に女性を誘いますが、当日現れたのは魔法で彼女に返信した魔女の娘でした。王子はそれに気づかず求婚し、白鳥は元の姿に戻れなくなります。
王子は魔女と戦いますが、結局魔法は解けずに王子は湖に身を投げてしまう」
というお話です。
こちらはラムト青年劇場の入り口。
ロシア語ではキリル文字なので、Pの形をした文字がRの発音になります。
こちらは入り口直ぐの階段。とても趣があり、ここで写真を撮るのも楽しかったです。
ラムト青年劇場のチケットの買い方
ラムト青年劇場のチケットですが、お昼にふらっと立ち寄ってチケットを窓口で購入すればOKです。
価格も、座席に拠って価格が異なるのですが、1回目は800ルーブル(1200円)、2回目は2500ルーブル(3700円)と、とてもリーズナブルでした。
コロナ禍の現在は分かりませんが、通常は、7月と8月は毎日公演があるので、モスクワ到着時に劇場まで行き、窓口でチケットを購入し、翌日や翌々日の夜に見に行くのがおすすめ。
私は到着日の夜と、サンクトペテルブルクに行って帰ってきた4日目の夜にバレエを見に行きました。
ちなみに、事前購入をしようとアメックスのプラチナカードのコンシェルジュさんに予約をお願いしたのですが、色々な方面で予約方法を確認してくださった結果、当日窓口で購入する他ないとのことでした。
2017年のことで今は変わっているかもしれませんが、事前予約できなくても、窓口で問題なく購入できるので、安心してモスクワへ出発するといいかなと思います。
RAMTへのアクセス
ラムト青年劇場は、ロシアのモスクワのボリショイ劇場に向かって左側にあります。
住所:Theatre Square, 2, Moscow, ロシア 125009
※モスクワの観光記事はこちら
終わりに
この記事では、ラムト青年劇場をご紹介しました。
夏休みシーズンの7月、8月に素晴らしいバレエを楽しむことができる劇場です。
次回はボリショイ劇場に行きたい気持ちもありながら、ラムト青年劇場にももう一度行きたいなと思うくらい、素敵なバレエを楽しむことができる劇場ですので、モスクワ観光の際は是非ラムト青年劇場でバレエを満喫なさってみてください。
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