すみくにぼちぼち日記

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モチベーションを上げたい時におすすめなお仕事小説5選-原田マハ, 三浦しをん, 池井戸潤, 坂木司, 宮下奈緒を紹介

なぜかやる気が出なかったり、モチベーションが上がらなかったりする時にお勧めなのが小説を読むこと。特にお仕事小説は小説の世界に広がる仕事の面白さや夢を追いかける姿に励まされ、モチベーションUPには最適なジャンルです。

この記事ではそんな「モチベーションを上げたいときにおすすめなお仕事小説」を5作ご紹介します。

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モチベーションを上げたい時におすすめ お仕事小説5選

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今回ご紹介するモチベーションを上げたい時におすすめなお仕事小説は、原田マハさんの『本日は、お日柄もよく』、三浦しをんさんの『舟を編む』、池井戸潤さんの『下町ロケット』、坂木司さんの『和菓子のアン』、宮下奈緒さんの『羊と鋼の森』の5作。

どの作品も、読んでいると作品の世界に引き込まれて、登場人物の前向きな姿勢や夢を追う姿に勇気をもらえる小説です。

 

『本日は、お日柄もよく』-原田マハ

原田マハさんの代表作とも言える作品が『本日は、お日柄もよく』。

スピーチライターの紡ぐ言葉に魅了された女性が自身もスピーチライターとしての人生を歩みだし、言葉が持つ力、魅力、そして言葉の可能性を追い求めていく物語です。

この本は本当にかっこよくて、言葉が人の人生を変える力をもっているんだなと言うことを心の奥深くに直接語りかけてくる小説。私自身、『本日は、お日柄もよく』のスピーチに力を貰い、そして、自分が何かを話すとき、この小説のように、誰かの心に響く言葉を伝えられるように成長したいなと思いました。

ありがちなスピーチの入り「えー、本日は、お日柄もよく…」。この言葉を聞いた瞬間に一気に眠気が訪れてしまうパブロフの犬。ですが、この物語で生み出されるスピーチの数々は人の心を動かす力を持っていて、本を読み終わった時、「本日は、お日柄もよく」という言葉が力強い、かっこいい、印象的な新しい言葉として私たちの心に刻まれるのです。 

本日は、お日柄もよく (徳間文庫)

本日は、お日柄もよく (徳間文庫)

  • 作者:原田マハ
  • 発売日: 2013/06/07
  • メディア: 文庫
 

  

舟を編む』-三浦しをん

 『舟を編む』は、主人公である出版社の営業部員・馬締光也が仲間と共に辞書を編纂するという物語。

営業部員として仕事をしていた光也ですが、ある日、言葉への鋭いセンスを買われて辞書編集部に引き抜かれます。その辞書編集部での大仕事が新しい辞書『大渡海』の編纂でした。

この『舟を編む』は、辞書編纂に人生をかける人々の情熱や仕事に対する熱意、言葉に対する愛を読むことができる作品。一つの言葉の意味を巡って様々な解釈が話し合われ、「言葉」というものに対する見る目を変えてくれる作品です。登場人物の辞書編纂に対する熱量を感じると自然と自分の中の心の芯の部分が熱くなります。

言葉という大海を渡るための舟『大渡海』を編む登場人物の熱意を感じてみてください。

舟を編む (光文社文庫)

舟を編む (光文社文庫)

 

 

 

下町ロケット』-池井戸潤

 ドラマ『半沢直樹』で有名な池井戸潤さんの『下町ロケット』は阿部寛さん主演でドラマ化されたことがある作品。

宇宙科学開発機構の研究員・佃航平は、画期的なロケットエンジンを開発するのですが、ロケット「セイレーン」の打ち上げに失敗し、責任を問われて退職。父親の後を継いで佃製作所で小型エンジンの製造・販売に従事する中で、佃製作所の新技術である「水素エンジン」と共にロケットエンジンの開発に挑む物語です。

途中、特許の問題でライバルと法的な争いが勃発したり、資金繰り問題で大企業に特許を売却しなければならない状況に陥ったりと、技術ある中小メーカーの苦悩や、技術部と営業部と経理(財務)部の企業内対立などをリアルに描いており、共感するところが多くあります。そして、その逆境の中でもプライドを持ち続ける社員のものづくりに一生懸命に打ち込む姿に胸を打たれる作品です。

下町ロケット』は、メーカーの現実をしっかりと描いており、そういう面でも共感し楽しむことができました。また、難しい課題の連続の中でも一貫してものづくりに対する愛が感じられる作品ですので、是非一度読んでみて下さい。 

下町ロケット (小学館文庫)

下町ロケット (小学館文庫)

 

 

『和菓子のアン』-坂木司

『和菓子のアン』は、デパ地下の和菓子店「みつ屋」でアルバイトをすることになった食べることが大好きな18歳の梅本杏子(アンちゃん)が、和菓子を通して謎を解いていくお仕事ミステリーです。

和菓子は歴史があり、一つ一つが意味を持っていて、耳を澄ませば和菓子がいろいろなことを語ってくれます。それを小説では「俳句」に似ていると表現されており、そんな和菓子の声を聞きながら、和菓子を買いに来たお客さんの悩みや問題を紐解いていきます。

『和菓子のアン』は、ほのぼのしているのですが、一つ一つの和菓子が持つ意味や、どういう時にどの和菓子を選ぶといいのかなど、和菓子というものに対する見る目を変えてくれる作品。アンちゃんの和菓子に対する気持ちや登場人物の仕事に対するプロフェッショナルな姿勢などを読むことができ、とても前向きになれる小説です。 

和菓子のアン (光文社文庫)

和菓子のアン (光文社文庫)

  • 作者:坂木 司
  • 発売日: 2012/10/11
  • メディア: 文庫
 

 

羊と鋼の森』-宮下奈緒

主人公の外村は、高校生の時に偶然ピアノ調律師の板鳥と出会って以来調律に魅せられ、念願の調律師として働き始めます。調律師として毎日音と向き合う日々を送るのですが、ある日、和音と由仁(ゆに)という双子の姉妹と出会い、調律師として成長していく物語です。

この『羊と鋼の森』は劇的な躍動感がある作品というよりは静かに淡々と調律師の仕事を描いている作品。しかし、小説に描かれる瑞々しい表現、音が文字として表され、目の前に情景が浮かんでくるような言葉の使い方が見事な小説です。

羊と鋼の森 (文春文庫)

羊と鋼の森 (文春文庫)

 

 

終わりに

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この記事では、モチベーションを上げたい時におすすめなお仕事小説を5作品ご紹介しました。

どの作品も一つのことに打ち込むことの素晴らしさ、人々の情熱、仕事の面白さを感じることができる作品です。

モチベーションが中々上がらないという時には是非一度読んでみてください。

 

原田マハさんのおすすめ作品はこちら

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貴志祐介さんのおすすめ作品はこちら

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