すみくにぼちぼち日記

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海外駐在中の福利厚生について-会社によって大きく異なる本社の支援

海外駐在員として海外に移住するときには会社から様々な福利厚生(支援)を受けることができます。一方でその制度のあり方は企業によって大きく異なっており、他の会社と比べて気分が重くなってしまうなんてこともあるようです。

今回はそんな海外駐在員に向けて規定された福利厚生や会社の支援のあり方について、駐在中に見聞きした情報をもとにご紹介したいと思います。

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海外駐在中の福利厚生について-会社によって大きく異なる本社の支援

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海外駐在が決まったときに気になるのが、本社がどのくらい駐在員の生活の支援をしてくれるのかと言うこと。この支援の形と言うのは実は企業によって大きく異なっており、ご近所さんの福利厚生と自分の会社の福利厚生に差が有り、それが不満に繋がるということも良くあります。

この記事ではそんな福利厚生について、様々な会社の駐在員から聞いた情報をもとに、「住宅・自動車」、「食材購入と荷物の輸入」、「医療支援」、「言語支援」、「子どもへの就学支援」、「一時帰国」の項目ごとに、実際にどのような支援があるのかをご紹介します。

 

住宅・自動車関係の福利厚生

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まず住宅と自動車についての支援をご紹介します。住宅と自動車については、会社や職掌によって支援のあり方が異なる分野です。

住宅について

住宅に関しては、駐在中は基本的に家賃は会社持ちです。筆者が住んでいるメキシコでは塀に囲われた居住区が何個かあり、その居住区から自分が好きなところを選んで住むことができます。

一方で、家賃の上限が設定されている場合もあります。この上限の金額によって「良いところに住んでる」だとか、「悪いところに住んでる」だとかがあるみたいですが、基本的にどの駐在員家族も一定以上の安全な場所に住んでいます。

メキシコでは居住区内に公園やプールやジムがついているところが多い印象です。

光熱費について

光熱費については会社が負担してくれるところもあれば負担してくれないところもあります。これも会社によってまちまちです。私の会社は光熱費は自己負担です。

お手伝いさんについて

駐在中はお手伝いさんを雇うことが多いのですが、お手伝いさんについても会社負担のところと自己負担のところがあります。私の会社は自己負担です。

自動車について

自動車については1人1台貸与(会社の営業車をプライベートでも使用)の場合がありますが、例えば技術職には貸与されず、営業職のみ貸与されるなどの制度を採っている会社もあるそうです。

私の会社は基本的に駐在員全員に貸与、ガソリン代も会社負担ですが、国によっては運転手さんを手配してもらえる地域もあります。運転手さんについてはアジア圏に多く、アメリカ、ヨーロッパ、メキシコ、ブラジルなどの欧米圏では自分で運転しています。

個人的には運転手さんに気を使うので(休みの日の外出など)、自分で運転できる地域での駐在がいいかなと思っています。

 

食材購入と荷物の輸入

f:id:k-heki:20200816015208j:plain日本食の購入や日本で購入したものの配送の支援をしてくれる会社もあります。

OSCファミリーリンクサービス

私の会社は私が赴任した当時は日本食の購入サービスなどは無かったのですが、赴任後に規定が変わり、年に2回「OCSファミリーリンクサービス」というサービスを使って日本食を購入することができるようになりました。

このサービスは、ネットで好きなものを購入すると、後はOCSが梱包、配送を行ってくれるというものです。

購入費は自分持ちですが、運送費が会社持ちというシステムで、決められた重量まで購入することが可能。1年に2回購入することができる規定です。

購入できる品物は限られていますが、個人的には物凄くありがたいサービスだと感じています。ちなみに私の会社では最初はこのサービスの契約が無かったのですが、赴任後に会社にお願いして配備してもらいました。仮に現在の会社にこのサービスが無いという場合には一度人事・総務部に確認してみるといいかもしれません。

※OSCファミリーリンクサービスの紹介はこちら

sumikuni.hatenablog.com

 

配送サービス

食料品などを日本で自由に購入し、その配送代を会社が負担してくれるという会社もあるそうです。メリットは自分が好きなものを買えるところですが、日本で箱詰めなどを行う必要があるので、その点で日本の家族への依頼が必要になるサービスといえます。

 

医療支援

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医療支援としては、保険が会社負担となっている場合が多いです。私の会社も保険は会社負担で、本社で付保や更新などの手続きを行ってくれます。

また、WellBeという医療支援サービスと契約している会社もあります。WellBeは、電話一本で医療通訳や病院での事務作業を手伝ってくれるサービス。

海外だと、言葉がよく分からないのをいいことに医療費を割り増し請求されることがよくあります。その様なリスクを下げるという面でもWellBeのサービスは有用だといえると思います。

もし今勤めている会社にWellBeとの契約が無いという場合には一度人事や総務に確認してみるといいかなと思います。

※WellBeのHPはこちら

ウェルビー|WellBe Holdings Limited

 

言語支援

言葉の支援がある会社も多いです。

私の会社では駐在員本人の語学学習の費用を会社が負担してくれる制度があります。会社によっては家族の語学学校費を負担する会社もあります。私の会社はそのサービスはないのですが、一応会社にお願いしてみたところ、「検討する」とのことでした。

ちなみに、私の会社はアジア駐在の場合通訳もつけてもらえます。アジア駐在だと運転手さんに通訳さんに至れり尽くせりで羨ましいです。

なお、欧米でも会社によっては通訳がつくこともあるようで、メキシコでも通訳の募集をかけている企業が多くあります。

 

駐在前の英語練習はビギンがおすすめ

海外駐在帯同前に英語の練習をしておきたいという場合は、帯同準備専門の英会話「ビギン」がおすすめ。

ビギンは、海外駐在帯同家族に特化した英会話レッスンを行っており、日本人のプロ講師による決め細やかなレッスンが魅力的な英会話教室。

病院での会話、スーパーでの会話、空港での会話、学校での会話など、駐在中に英語を使う必要があるシチュエーションにあった英会話を中心に練習することができます。

また、レベルに応じた文法や、日本人がに苦手な発音のコツなども丁寧に教えてくれます。

これまで多くのオンライン英会話教室を試してみたのですが、海外駐在に帯同する準備のための英会話はビギンが一番おすすめです。

 

※ビギンのレッスンのレビューはこちら

sumikuni.hatenablog.com

 

子どもへの就学支援

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子どもの就学支援として、学費の補助があります。

こちらも会社に拠って規定がまちまちですが、一般的には上限の金額が決まっており、それを超える分に関しては自己負担となります。

たとえばインターナショナルスクールに通わせたい場合などは会社の補助では足りなくなるため、足りない部分を自分で支払ったりするそうです。

保育園の補助について一定の年齢を超えたら会社が補助するなどの規定があるので、会社の規定を読み込むのがお勧めです。

 

娯楽支援

娯楽の支援がある会社もあります。

例えば「ゴルフ場の会員に会社負担でなれる」などがこの支援の中身です。

まさに福利厚生の王道のような支援のあり方です。私の会社は支援が無いので、ゴルフ会員費に月額2万円ほど支払っていました(私はゴルフをしないのですが)。ただ、昨今のコロナの状況で今は休会中です。

※メキシコのゴルフ場事情はこちら

sumikuni.hatenablog.com

 

一時帰国費負担

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日本への一時帰国の費用を負担してくれる福利厚生もあります。

ちなみに私の会社は「家族帯同者:2年に1回、単身者:毎年」という規定です。私は駐在3年目ですが未だ一度も会社負担で帰国したことがありませんが、3回ほど自費で帰国しました。会社によって1回/年、2回/年、1回/2年など、規定が異なっているので、確認してみると良いかなと思います。

 

駐在準備におすすめなハンドブック

駐在や帯同時には、語学の面での心配事も多いです。

特に病院などは英語で話すことが必要だったりと、英語でやり取りすることが多くなりますので病院で使う表現などを学ぶための英語のハンドブックがあると便利。

BIGINという英会話スクールが駐在時の生活情報や英語表現をまとめた「海外赴任English Book」というハンドブックを発刊しているため、こちらを持っていくのがおすすめです。

ハンドブックは駐在の心強い味方となると思いますので、問い合わせてみるのが良いかなと思います。

 

※ハンドブックの問い合わせは英会話スクールBIGINのHPから可能です。

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終わりに

この記事では海外駐在の福利厚生について、会社からどのような支援を受けられるのかを紹介しました。

会社によって異なる仕組みが多くありますが、様々な福利厚生があるので海外駐在が決まったら是非一度人事・総務に確認してみてください。

 

※海外駐在でおすすめのクレジットカードはこちら

sumikuni.hatenablog.com

 

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