スペインのカスティーリャ地方は首都マドリッドを囲むスペインの中心部です。
カスティーリャ地方はスペインの荒涼とした大地が印象的な地域。今回はカスティーリャ地方の数ある町の中から、特にマドリッドから電車やバスで1-2時間で行くことができるトレド、アランフエス、サラマンカ、アビラをご紹介します。
- スペイン カスティーリャ地方おすすめ観光都市を紹介
- マドリッド(Madrid)
- アランフエス(Aranjuez)
- カスティーリャ・ラ・マンチャ州
- トレド(Toledo)
- カスティーリャ・イ・レオン州
- サラマンカ(Salamanca)
- アビラ(Avila)
- スペイン カスティーリャ地方の観光ルート
- 終わりに
スペイン カスティーリャ地方おすすめ観光都市を紹介
スペインの中心部にあるカスティーリャ地方は、首都マドリッドがあるマドリッド州、マドリッドを挟んで南東にあるカスティーリャ・ラ・マンチャ州と北側にあるカスティーリャ・イ・レオン州に分けることができます。
この記事ではマドリッド州のマドリッドとアランフエス、カスティーリャ・ラ・マンチャ州のトレド、カスティーリャ・イ・レオン州のサラマンカとアビラをご紹介します。
マドリッド(Madrid)
スペインの首都マドリッドはスペイン観光では絶対に行きたい町のひとつ。主な見所は、プラド美術館、ソフィア王妃芸術センター、プンタ・デル・ソル、マドリッド王宮、アルカラ門、エル・レティーロ公園など。
フラメンコや美味しい食事を楽しむことができるのも魅力で、美味しい生ハムやチュロスなどの名店が多くある町です。
芸術の町でもあり、ベラスケスやエル・グレコ、ゴヤなどのスペイン絵画が揃うプラド美術館、ゲルニカを所蔵するソフィア王妃芸術センター、西洋芸術全般を展示するティッセン・ボルネミッサ美術館は必見です。
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アランフエス(Aranjuez)
世界遺産に登録されているアランフエス(日本語ではアランフェスと書かれるがスペイン語の発音はアランフエス)。マドリッドから南に40分ほど電車で下ったところに位置する、静かな町です。
見所はアランフエス王宮とその庭園。
アランフエスはホアキン・ロドリーゴ作の「アランフェス協奏曲」という曲の舞台となった町でもあります。
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カスティーリャ・ラ・マンチャ州
カスティーリャ・ラ・マンチャはマドリッドの南西に位置する州で、あの『ドン・キホーテ』の舞台となった地域です。
ラ・マンチャといえば赤茶けた大地と白い風車。「カンポ・デ・クリプターナ」という町ではあの白い風車を見ることができます。
この記事ではそんなラ・マンチャ地方のトレドをご紹介。
トレド(Toledo)
スペイン中部のカスティーリャ・ラ・マンチャ州に広がる平原地帯の丘の上にあるトレド。ラ・マンチャ州の州都であり、昔はスペインの首都でもありました。
トレドは城塞都市で、中世のイスラム教、ユダヤ教、キリスト教の歴史的建造物が今も尚残っています。
マニエリスムの画家エル・グレコが暮らしていた街でもあります。
見所はエル・グレコの家と呼ばれる美術館、ムーア様式を用いたビサグラ門とムデハル様式を用いた太陽の門、要塞アル・カサル、カテドラルなど。
美しい路地と町並みが魅力の歴史都市です。
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カスティーリャ・イ・レオン州
カスティーリャ・イ・レオン州はマドリッドの北側に位置する州。スペインの中でも一番の面積を誇る地方で、サラマンカ、セゴビア、アビラの3都市が世界遺産に登録されています。
サラマンカの町は、12 世紀の大学、ルネッサンス様式の教会、バロック様式のマヨール広場が有名な町。また、セゴビアには古代ローマの水道橋があり、アビラは城壁が印象的な要塞都市です。
この記事ではカスティーリャ・イ・レオン州のサラマンカとアビラをご紹介します。
サラマンカ(Salamanca)
サラマンカはスペイン北西部に位置するカスティーリャ イ レオン州サラマンカ県の県都です。
サラマンカはケルト人が居住していた歴史を持ち、1100年代に設立されたサラマンカ大学が有名な学園都市です。サラマンカ大学は、15~16 世紀に知識人が集まる重要な学問の中心地として発展。現在もその歴史は色あせることなく、国際色豊かな学生たちで賑わっています。
華麗な装飾が施された砂岩造りの建築群も美しいサラマンカですが、見所はサラマンカ大学、カテドラル、プラサマヨール、貝の家など。
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アビラ(Avila)
アビラはマドリッドの北西、サラマンカとの間に位置しする小さな町です。町全体が城壁に囲まれ、まるで中世を思わせる町並みを残しています。町自体が世界遺産であり、町の中の建物も世界遺産に登録されているものも。
アビラの見所は、アビラ大聖堂、サンタテレサ修道院、サンペドロ教会などの建築群。そして城壁の中から見る荒涼とした大地と城壁外から望む壁に囲われたアビラの町はアビラ観光では是非堪能していただきたい風景です。
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スペイン カスティーリャ地方の観光ルート
今回ご紹介した町々はどこも首都マドリッドから電車やバスで1-2時間で行くことができる町です。
観光ルートとしてはマドリッドからの日帰り旅行がおすすめ。
マドリッドに1週間ほど宿を取り、マドリッド3日間、アランフエス半日、トレド1日、サラマンカ1日、アビラ1日という日程で旅行するのがいいかなと思います。
マドリッドからの所要時間は下記の通りです。
アランフエス-電車で40分
トレド-電車で1時間
サラマンカ-バスで2時間半
アビラ-電車で1時間半
終わりに
この記事ではスペインのカスティーリャ地方の中でも特にマドリッドから行きやすいアランフエス、トレド、サラマンカ、アビラとマドリッドの5都市をご紹介しました。
スペインと聞いて思い浮かべる荒涼とした雰囲気を味わうのであれば、このカスティーリャ地方の旅行がおすすめ。電車移動で見る風景や、トレドやアビラから望む景色はスペインの赤茶けた大地でイメージ通りのスペインを満喫することができます。
また、緑が美しいアランフエス王宮と庭園はそよ風が心地よく散歩に最適。マドリッドの芸術的な雰囲気とサラマンカの活気溢れる学園都市もとてもおすすめですので、是非スペインカスティーリャ地方を訪れてみてください。
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