金属切削では様々な工具が使用され、加工によって条件なども異なります。
この記事では、切削加工を学びたいと思ったときにおすすめな本をご紹介します。
切削加工の本 おすすめ3選-切削と切断を本で学ぶ
切削加工を学ぶ時は、切削の基礎の本、切削の応用編の本、そして工作機械という3つの本で学ぶのがベストです。
切削について初めて触れるという場合から学びやすいのが『元素から見た 鉄鋼材料と切削の基礎知識』という本。
ディテールが知りたいときには『切削加工の基本知識』、工作機械を学ぶなら『トコトンやさしい 工作機械の本』がおすすめです。
『元素から見た 鉄鋼材料と切削の基礎知識』
はじめにご紹介するのが、『元素から見た 鉄鋼材料と切削の基礎知識』という本。
この本は、切削とはどの様なものなのかということが書かれた基礎的な知識から、鋼材ごとの切削条件といった詳しい内容までを網羅しています。
理論から応用までを1冊で学ぶ事ができる本です。
カラーで図解が多いので、視覚的に切削を理解することができるのもおすすめポイント。
私自身、初めて切削に関わった際にこちらの本で勉強し、とても役に立ちました。
初めてから応用までずっと使える本です。
『切削加工の基本知識』
『切削加工の基本知識』は、先にご紹介した
『元素から見た 鉄鋼材料と切削の基礎知識』のサブとしておすすめ。
内容は、切削の基礎から理論まで書かれていますが、図解はそこまで多くなく、基礎知識を持っていた方が理解しやすい内容となっています。
『元素から見た 鉄鋼材料と切削の基礎知識』で先に勉強して、補完したい知識をこちらで学んでいくイメージです。
『トコトンやさしい 工作機械の本』
『トコトンやさしい 工作機械の本』は、切削する工具を取り付ける工作機械を学べる本。
切削では直接ワークに触れる工具が特に重要となりますが、工具を取り付ける工作機械がなければ工具を使用することはできません。
工作機械の種類から働きまで、基礎を学ぶことで、切削加工をより深く理解していくことができます。
機械を学ぶのであれば『トコトンやさしい 工作機械の本』がおすすめ。
図解も多く、易しい解説で工作機械とは何かということを学んでいくことができます。
終わりに
この記事では、切削加工を学びたいと思ったときにおすすめな本を3冊ご紹介しました。
『元素から見た 鉄鋼材料と切削の基礎知識』は切削の基礎から応用まで視覚的に学べる本。切削を学びたいときには一番おすすめな本です。
『切削加工の基本知識』は、『元素から見た 鉄鋼材料と切削の基礎知識』で賄いきれない知識を補完することができます。
工具にプラスして機械のことを学んでいく際には『トコトンやさしい 工作機械の本』がわかりやすくておすすめです。
この3冊は切削を学んでみたいという場合にとても役立つ本ですので是非一度この3冊を使って切削について勉強なさってみてください。
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