外国語学部の目的は地域研究、言語研究、外国語の習得の3つを学ぶこと。では、外国語学部で身につく力はどんなものなのでしょうか。
この記事では、外国語学部でどのような力を身につけることができるのかをご紹介します。
- 外国語学部 身につく力-学べることとは
- 外国語学部で学ぶこと
- 身につく力
- 外国語学部で学べる色々なこと
- 外国語学部の就職について
- 英語は高校生の間に話せるようになるのが理想
- 受験勉強にはスタディサプリがおすすめ
- 終わりに
外国語学部 身につく力-学べることとは
外国語学部で学生が主に学ぶことは地域研究、言語研究、専攻言語習得の3つです。この3つの分野を学びながら力を伸ばしていくのが外国語学部。
専攻言語を学び、その言語を用いて専門分野の研究を行うため、もちろん語学力や専門性を身につけることができますが、他にもさまざまなことを身につけることができるのが外国語学部の魅力です。
特にディベート、ディスカッション、発表などの機会が多い外国語学部では、論理的思考力、コミュニケーション能力、プレゼン力などを身につけていくことができます。
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外国語学部で学ぶこと
外国語学部では、まず専攻言語の基礎と専攻分野の基礎を学ぶことから授業が始まります。
言語は文法、会話、リーディングと主要な言語活動の授業が毎日あり、それぞれの授業で小テストや発表などを繰り返し行います。
1、2年生では、語学を身に着けながら、同時に専攻地域の地域研究や言語学の基礎を学び、専攻する地域についての知識を身に着けていきます。
3年、4年と学年が上がるにつれてより専門的な分野を深く学ぶようになり、その際には1年、2年時に習得した外国語を用いて原書購読を行ったり、外国の本を読んだりと、外国語を使って学んでいくこととなります。
つまり、外国語学部の目的は語学を身に着けることではなく、身に着けた語学を使ってその言葉が使用される地域に関する研究とその言葉自体を研究することだということができます。
具体的には、外国語を使って原書購読(スペイン語ならスペインやラテンアメリカで発行されて書物)を行い、内容をディスカッションしたり、プレゼンしたり、レポートを書いたりします。他にも翻訳技術を磨いたり、実際に現地に行って調査するということも外国語学部の研究には含まれています。
外国語学部における外国語学習(文法・会話)は主に1年生、2年生で基礎を学び、3年、4年では応用を学びます。そしてその語学の力が上述の様な外国語を読み、考え、まとめ、ディベートし、プレゼンし、レポートし、調査するという活動を行うための道具として使用されるのです。
身につく力
外国語学部では、語学力や専門性を身につけていきながら、同時に論理的思考力、プレゼン力、コミュニケーション能力なども高めていくことができます。
確かな語学力
ここまでご紹介したとおり、外国語学部では、専攻地域の言語を学び、その言語を基礎として専門分野を学んでいきます。
外国語学部で語学を学ぶ時にはしっかりと文法構造や発音を理解した上で繰り返し練習を行いインプットとアウトプットを繰り返していきます。
そのため、高校までの語学学習に比べて、理論的に言語を理解することができ、しっかりとした基礎を気づいた上で会話力、読解力、リスニングなどの語学能力を高めていくことが可能です。
専門性を身につける
外国語学部のメインテーマとなる学問が地域研究と言語研究です。
この地域研究と言語研究を深めることによって、外国語学部では専攻地域についての専門性を身につけていきます。
例えば私はスペイン語圏の勉強をしていたのですが、スペインの社会言語学とラテンアメリカ政治の2つのゼミに所属し研究していました。
専攻地域の専門性を高めることで、研究者を目指したり、社会に出て専門性を活かして仕事に取り組むことが可能です。
私の場合、新卒で入社した企業で入社一年目から中南米地域を担当し、海外営業として働き、その後メキシコに四年間駐在したりと、学生時代に深めたことを使いながら仕事に取り組んできました。
このような形で将来活かせる専門性を身につけていくことができるのが外国語学部です。
論理的思考
外国語学部に限らず、大学では論理的思考を身につけていきます。
大学での授業や試験、レポート、卒論などを通して、物事を調べ、調べたことをまとめてレビューし、自分の意見を考えるという一連の流れが大学生活で身につけるべき一番重要な部分です。
専門性を高める勉強をしながら論理的にものごとを考え、客観的にみて、自分の意見を言う能力は外国語学部でもしっかりと身につけることができます。
ディスカッション・プレゼン能力
ディスカッション、プレゼン、ディベートなど、発言機会が多いのも外国語学部の特徴。
自分の意見を考えた上でそれを発表したり、学友と意見を交わしながら色々な意見を比較検討したりと、ディスカッションやプレゼン能力を高めることができます。
特に発表の授業は非常に多く、プレゼン力は外国語学部に入れば間違いなく身につけることができ、さらにプレゼンを外国語で行う機会も多いので、海外にでも堂々と発言できるような自信も身につけていくことが可能です。
コミュニケーション能力
外国語学部では、人と話す授業が多いので、知らない学生とコミュニケーションをとる機会も豊富にあります。
また、長期留学や短期留学を通して初めての場所に一人で行き、生活し、勉強するという経験を積む学生も多く、大学生活を通して人と話すことに慣れていくことができます。
コミュニケーションが苦手という場合でも、外国語学部でさまざまな人々と関わる環境にいることで、コミュニケーション能力を高めていくことができます。
外国語学部で学べる色々なこと
以上のようにさまざまな能力を身につけていくことができる外国語学部ですが、実学という部分でも色々学べるのが外国語学部の良いところ。
例えば、日本語教育や通訳技術を学んだりや英語教員免許取得なども大学によっては可能です。私も高校英語、高校地歴の免許を取得しました。
これらの授業を選択すると、上述の研究に+αで、教育学、日本語学、日本語教授法、英語学、英語教授法、スペイン語教授法などなども大学で学ぶことができます。
外国語学部の就職について
外国語学部の就職先は通訳、翻訳家、CA、アナウンサーの4つというイメージがありますが、実際はそんなことはありません。一説によると、外国語学部出身でも専門知識を仕事で使用しているのは数パーセントだそうです。
私の学科は全員で50名くらいだったのですが、通訳、翻訳家、CA、アナウンサーは確かにいますが、1人ずつ位でした。
外国語学部の出身でも商社やメーカー、銀行に勤める人もいますし、職種も営業、総務から工場管理まで様々です。ですので、就職先はあまり気にせず、興味がある学部を選ぶと良いかなと思います。
※英語を生かせる仕事はこちら
英語は高校生の間に話せるようになるのが理想
英語が得意な高校生におすすめしたいのが、英語を話せるようになるのは高校生のうちが良いということです。
多くの場合、高校では読み書きとリスニングを頑張って、話す練習をしないことが多く、大学に入ってから話す練習をする学生が多いのですが、言語習得は「若ければ若いほど言語習得が早い」といわれています。ですから、高校生の間に英語を話す練習を沢山するのが英語習得の為の近道です。
最近ではDMM英会話 などのオンライン英会話教室でも質のいいレッスンを受けることができますので、是非活用してみてください。
※高校生におすすめのオンライン英会話の比較記事はこちら
高校生の間に英語を話せるようになっておくことで、大学の勉強で「英語を使った勉強ができるようになること」や「英語以外の言語を習得できること」、「英語を使いながら海外で活動できること」など、英語を習得する時間を他の活動に充てることができ、大学の活動や研究を一段階高めることができるようになります。
ですから、英語が得意であれば是非英語を話す練習に力をいれて高校生活を送ってみてください。
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受験勉強にはスタディサプリがおすすめ
自宅で勉強しているけどはかどらない、学校の勉強で分からないことがある、もっと先の単元まで先取りしたいという場合には、スタディサプリ というサービスがおすすめ。
スタディサプリは『ドラゴン桜』にも登場した学習ツールで、好きな時に、自分が勉強したい単元をじっくり学ぶことができるおすすめなサービスです。
私自身、実際に使ってみて、分かりやすい授業を何度も繰り返し聞くことができ、予習復習に最適なサービスだと感じています。
スタディサプリは苦手克服にも得意を伸ばすのにもとてもおすすめですので、是非一度無料体験にチャレンジなさってみてください。
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終わりに
この記事では、外国語学部で身につく力ついてご紹介しました。
外国語学部ではまずは専攻する言語を学び、その専攻言語を用いて専攻地域の文化や歴史、政治、経済などを学ぶ地域研究と、言語の構造や言語と社会のつながりを学ぶ言語研究の2つの分野を学んできます。
言語を身に着けながら、専攻する地域のスペシャリストを目指すことができる外国語学部は、海外に興味があるという場合にとてもおすすめな学部です。
外国語学部に興味があるという方は是非外国語学部がある大学のオープンキャンパスなどに参加なさってみてください。
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