英語やスペイン語を勉強しているときに気になることは、英語やスペイン語を使用できる仕事はどのようなものがあるのかと言うこと。
外国語と聞いてすぐに思い浮かぶのは翻訳家や通訳、キャビンアテンダントなどですが、実は様々な仕事で外国語を使用できる可能性があるのです。
今回は英語やスペイン語を活かすことができる仕事についてご紹介します。
- 英語やスペイン語を仕事で活かすには?
- 英語は仕事でよく使う-日本語に次ぎ使用頻度が高い
- スペイン語を仕事で使用する-特にメキシコとのビジネスでチャンス有り
- 英語やスペイン語を使用できる職種とは
- 海外駐在と現地採用
- 海外で働くための就職サイト
- 就職前に語学を磨く
- 終わりに
英語やスペイン語を仕事で活かすには?
仕事で英語やスペイン語などの語学を活かせる職業に就くといのは語学を学ぶ中で目標にしたい選択肢です。実際、日本で就職する場合、語学を活かすことができる職業と言うのは多くあり、仕事で語学を活かすことが可能です。
この記事では、英語やスペイン語を仕事で活かすために知っておきたい、「語学を活かせる仕事」と「語学を活かせる職種」をご紹介します。
英語は仕事でよく使う-日本語に次ぎ使用頻度が高い
英語の必要性が叫ばれ始めて久しい今日この頃ですが、仕事で英語を使用する機会は、とても多いです。英語は日本で日本語の次に使用頻度が高い言語と言うことができます。
機械のマニュアルや貿易用の書類、専門書などを読んだり、実際に外国人相手にメールや電話、対面でコミュニケーションを英語で実施するということもあります。
つまり仕事で外国語を使用する場合の選択肢として一番多く使用されて言うのが英語であるということができます。
スペイン語を仕事で使用する-特にメキシコとのビジネスでチャンス有り
スペイン語を使用することは英語と比べると頻度が落ちますが、それでもスペイン語圏、特にメキシコへの日系企業の進出ラッシュが続いているため、使用できる機会は多く有ります。
世界全体でのスペイン母語話者数は4億2千万人に上るといわれており、市場としてもとても大きいです。私は現在メキシコに駐在していますが、アメリカでもスペイン語母語話者が多く居たり、展示会などに中南米から視察に訪れている方が多く居るため、年に1度は仕事でアメリカに行く機会があります。
つまり、日本ではスペイン語圏向けの製品販売やスペイン語圏からの物品購入などでスペイン語を使用する機会が有り、海外に出ると中南米での仕事やアメリカでの仕事でスペイン語話者とコミュニケーションをとる機会が多くあるといえます。
スペイン語を母語として使用されている国と地域
スペイン語を使用する機会が多くある理由として、スペイン語の使用されている国の多さが有ります。
スペイン語はガイアナ、スリナム、仏領ギアナ、ブラジルを除く南米、ベリーズ以外の中米、メキシコ、プエロトリコ(米国自由連合州)、キューバ、ドミニカ共和国、スペイン、アフリカの赤道ギニアで公用語とされて、合計21カ国で公用語として使用されています。
最もスペイン語者が多い国はメキシコの1億2千万人、続いてコロンビア、アルゼンチン、スペイン、米国となっています。
注目すべきは米国で、スペイン語が公用語でないながらもスペイン語の母語話者数が世界で上位となっており、カリフォルニア州など、メキシコとの国境付近の州ではスペイン語が日常的に使用されています。
英語やスペイン語を使用できる職種とは
英語もスペイン語も仕事で使える機会が多くあるということは分かりましたが、どのような職種で使用できるのかということを考えてみたいと思います。
通訳・翻訳・CA-一般的なイメージ
外国語を使用する職業の例として一般的に思い浮かべるのは通訳や翻訳、CAといった外国語と関わりの深い職業。
これらの職業は特に外国語能力が必要とされる職業で、外国語がそのまま役に立つ職業です。いわば外国語のスペシャリストと言うことができます。
一方で、実はこれらの職業は外国語を使用する仕事の一部分。つまり、他にも沢山の外国語を使用する職業があるのです。
実際、外国語学部出身者の中でも、この3つの職業に従事する人はほんの数%で、他の職業を選択する割合のほうが高いのです。
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メディア-外国を発信する
メディアでも海外との関わりを持つことができます。テレビや新聞などで海外関係の仕事を行うという方法は勿論のこと、海外系の雑誌や本の制作、ライターとして取材に行くなど、幅広い方法で海外と関わることができます。
Webメディアであれば、海外に居ならが記事を寄稿したり、編集したりと海外との関わりを深く持つことができる職種であるということができます。
外国語と日本語のどちらの能力も必要な言葉のスペシャリストと言うことができます。
物流や旅行会社-外国と日本を繋ぐ
続いて物流会社や旅行会社。これらの職業は海外と直接繋がる仕事と言うことで、外国語を使用できる機会が多くあります。
物流会社であれば日本から輸出する貨物について海外とやり取りを行う仕事が多くありますし、旅行会社は実際に海外に出かけたり、海外のエージェントと日本からやり取りをしたりと海外との関係が深い仕事です。
物流や旅行会社の良いところは比較的早い段階(入社から浅い時期)でも海外とのやり取りができる点。就職後直ぐに外国語を使って仕事を行いたい場合におすすめです。
※貿易に関する記事はこちら
メーカーや商社-外国語は武器として使う
メーカーや商社も海外とのやり取りがある場合があります。特に海外に輸出している部門では貿易実務を行う際に外国語を使用しますし、海外営業として海外に自社の取り扱い製品を紹介するという仕事を行うことも可能です。
メーカーや商社の特徴としては外国語との関わり方が、「外国語を活かして仕事をする」というよりは「製品紹介の為に外国語を使用する」という、武器として外国語を活用するという側面が強いことが挙げられます。
したがってメーカーや商社の場合、外国語能力よりも先ずは製品知識や技術知識、マーケットの情報などに精通することが何よりも大切です。
金融・コンサル-海外進出企業を支える
実は金融業やコンサル業でも海外と関係の深い仕事を行うことも可能です。ですが、基本的には上述の職種に比べると海外と関わることができるチャンスは少ない可能性が高いです。
海外に支店を持っているメガバンクなどに就職し、そこで海外系の部門に配属されなければならないというかなり茨の道が待っていますが、それを乗り越えた先には自分が希望していた海外との仕事に関わることができる可能性があります。
とくに海外に進出した日系企業へのサポートなど、海外で日系企業を支える仕事などを行うことが可能です。
公的機関-在日外国人や在外日本人のサポート
公的機関においても外国語を使用できる可能性があります。例えば市役所の外国人サポート担当部署や警察、教員などの公務員では在日外国人をサポートするという大切な仕事があります。
また、青年海外協力隊、大使館スタッフとして海外に出て様々な形で外国語と触れ合うことができる可能性があります。
海外駐在と現地採用
外国語と関わるのであれば日本で仕事をしながら外国語と関わることができますが、海外で働くという場合には大きく海外駐在と現地採用という2つの方法があります。
海外駐在は企業から駐在員として派遣されて海外に行く方法、現地採用は自分で行きたい国の企業に応募し直接海外で雇用される形態です。
この二つの方法は良いところも悪いところもありますので、メリットとデメリットを検討した上、自分に合った方法で海外に出ることを目指すと良いかなと思います。
※海外駐在と現地採用についてはこちら
海外で働くための就職サイト
ここまで、どのような職種で外国語を生かすことができるのかをご紹介してきました。そして、最後に紹介するのは、どうしたらこのような仕事を見つけることができるのか。
例え自分が外国語を身につけてそれを生かしたいと思っていたとしても、就職先がグローバルな仕事を行っていなければ語学を生かした仕事をすることは難しいです。
そこで利用したいのが、グローバルに働くことができる会社を中心に仕事を紹介している就職サイトです。
例えば転職でおすすめな転職サイトはこちらの「Samurai JOB」という転職サイト。グローバル展開している企業や日本で外国語を多く使用する外資系の就職先を紹介してくれる転職サイトです。
能力を生かした仕事ができ、さらに待遇も自分の経験や技術に適した待遇の会社にエントリーすることが可能です。
一度無料登録してみると自分に合った求人が見つかるのではないかなと思います。
就職前に語学を磨く
企業に入社して直ぐに海外部門で働く場合、一定以上の英会話能力が求めらます。
私自身、入社後直ぐに海外営業職として海外へ出張したり、外国の方々とコミュニケーションをとる中で、英会話の必要性を強く感じました。
就職先を考えるのと同時に、入社後から海外で活躍できるよう、英会話や他の外国語能力のブラッシュアップに積極的に取り組むのがおすすめです。
最近ではオンライン英会話教室も充実してきているので、オンライン英会話で会話力を磨きながら、就職についても考えてみてください。
※オンライン英会話の比較記事はこちら
※スペイン語はDMM英会話でレッスンができます
終わりに
今回は英語やスペイン語を仕事で活かすことは可能かどうか、そして、外国語を活かしやすい職種についてご紹介しました。
結論として、英語やスペイン語であれば仕事で使用できるチャンスは大いにありますし、職業によっても海外と密接に関わることができますので、是非外国語を活かした仕事を検討してみてください。
※海外駐在のメリットはこちら