すみくにぼちぼち日記

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外国語学部 向いている人-専攻言語と地域への興味が大切

外国語学部は地域研究、言語研究、外国語の習得の3つを学ぶ学部です。

この記事では、外国語学部に向いている人の特徴をご紹介します。

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外国語学部 向いている人-専攻言語と地域への興味が大切

外国語学部は地域研究、言語研究、専攻言語習得の3つを目指す学部です。

外国語学部では、新しい言語や専攻地域について深く学ぶという学習内容ということで、入学してから覚えることが多く、入学後に外国語学部はあわないと感じてしまうことも多いです。

そうしたミスマッチを防ぐためにも、外国語学部を志望する場合は、自分が外国語学部で勉強を続けていけそうかを事前に検討しておくことが大切です。

 

※英語が得意な場合の学部の選び方はこちら

sumikuni.hatenablog.com

 

外国語学部に向いている人の特徴

外国語学部を志望する場合、多くの学生が英語が好きだったり得意だったりします。

外国語学部の学生は基本的に英語ができる学生が多く、英語にアレルギーがない、英語が好き、英語が得意というのは外国語学部を志望する学生の特徴です。

ただ、英語だけでなく、他にも外国語学部を目指す上で確認していただきたいことがあります。

 

専攻地域や言語に興味がある

一つ目の特徴として、専攻地域や言語に興味があるかどうかがとても重要です。

外国語学部の場合、英語が得意で志望する場合が多いです。ただ、外国語学部内のどの学科を専攻するかまでは考えていなかったり、レベルで選んだりという場合もあります。

その時に気をつけたいのが、専攻する地域に興味があるかどうか。

外国語学部では専攻地域や言語を4年間勉強するため、その地域や言語に興味がない場合、4年間がとても大変なものとなってしまいます。

高校生の間はまだその地域が好きかどうかはわからないと思いますが、第一歩目として、専攻地域に興味があるかを考えてみてください。

 

言語学習が嫌いじゃない

外国語学部では、英米学科や国際系学科でない限り新しい言語を覚えることから授業が始まります。

1年生、2年生の間はこの新しい言語を習得することに力を入れる学校が多いため、必然的に語学の勉強漬けの毎日となります。

外国語学部に入学する場合、この語学漬けの毎日を楽しいと思えるか、楽しいと思えない場合は「嫌だと思わないか」をしっかりと検討しましょう。

英語の場合、中学や小学校から始めるため、知らず知らずのうちにできるようになるのですが、大学で外国語を学ぶ場合、文法からみっちり理論的に学んでいくことになります。

そのため、言語学習が好きではないとしても嫌いでないということが外国語学部に入学する上でとても重要だと言えます。

 

英語・世界史・地理・日本史が嫌いじゃない

外国語学部を目指す場合、高校の文系科目が嫌いじゃないということも大切です。

外国語学部では言語を基礎として地域研究や言語研究を行います。

そのため、社会や英文法などが嫌いという場合には外国語学部の授業に興味が持てなくなってしまいます。

高校の教科で英語、世界史、地理、日本史などが嫌いという場合には外国語学部の授業が大変になるので、まずはこれらの教科の面白いところに目を向けてみるのがおすすめです。

 

本を読むのが苦にならない

外国語学部に限らず大学では山のように本を読みます。そのため、本を読むことが苦にならないということも大切な要素です。

特に外国語学部では、外国文学や外国の書籍を原書で(外国語で)読むことが多いため、本を読むということ自体が嫌いだと非常に苦労します。

今現在本が苦手という場合は、まずは日本語の本を読んでみて、活字を読むことに慣れておくことが大切です。

 

勉強づけの大学生活でも耐えられる

外国語学部はその華やかなイメージとは裏腹に、ものすごく勉強量が多い学部です。

特に1年生、2年生では、3年生や4年生になった時に外国語を使って専門分野を研究できるように、語学をみっちり勉強します。

外国語学部の学生で留年や退学をしてしまう理由として、1年、2年の語学で躓いてしまうということが挙げられるほど、1年、2年の勉強量は多いです。

勉強する環境に身を置くことに耐えられるというのも外国語学部に向いている学生の特徴です。

 

外国語学部で学ぶこと

外国語学部では、まず専攻言語の基礎と専攻分野の基礎を学ぶことから授業が始まります。

言語は文法、会話、リーディングと主要な言語活動の授業が毎日あり、それぞれの授業で小テストや発表などを繰り返し行います。

1、2年生では、語学を身に着けながら、同時に専攻地域の地域研究や言語学の基礎を学び、専攻する地域についての知識を身に着けていきます。

3年、4年と学年が上がるにつれてより専門的な分野を深く学ぶようになり、その際には1年、2年時に習得した外国語を用いて原書購読を行ったり、外国の本を読んだりと、外国語を使って学んでいくこととなります。

つまり、外国語学部の目的は語学を身に着けることではなく、身に着けた語学を使ってその言葉が使用される地域に関する研究とその言葉自体を研究することだということができます。

具体的には、外国語を使って原書購読(スペイン語ならスペインやラテンアメリカで発行されて書物)を行い、内容をディスカッションしたり、プレゼンしたり、レポートを書いたりします。他にも翻訳技術を磨いたり、実際に現地に行って調査するということも外国語学部の研究には含まれています。

外国語学部における外国語学習(文法・会話)は主に1年生、2年生で基礎を学び、3年、4年では応用を学びます。そしてその語学の力が上述の様な外国語を読み、考え、まとめ、ディベートし、プレゼンし、レポートし、調査するという活動を行うための道具として使用されるのです。

 

外国語学部の就職について

外国語学部の就職先は通訳、翻訳家、CA、アナウンサーの4つというイメージがありますが、実際はそんなことはありません。一説によると、外国語学部出身でも専門知識を仕事で使用しているのは数パーセントだそうです。

私の学科は全員で50名くらいだったのですが、通訳、翻訳家、CA、アナウンサーは確かにいますが、1人ずつ位でした。

外国語学部の出身でも商社やメーカー、銀行に勤める人もいますし、職種も営業、総務から工場管理まで様々です。ですので、就職先はあまり気にせず、興味がある学部を選ぶと良いかなと思います。

 

※英語を生かせる仕事はこちら

sumikuni.hatenablog.com

 

英語は高校生の間に話せるようになるのが理想

英語が得意な高校生におすすめしたいのが、英語を話せるようになるのは高校生のうちが良いということです。

多くの場合、高校では読み書きとリスニングを頑張って、話す練習をしないことが多く、大学に入ってから話す練習をする学生が多いのですが、言語習得は「若ければ若いほど言語習得が早い」といわれています。ですから、高校生の間に英語を話す練習を沢山するのが英語習得の為の近道です。

最近ではDMM英会話 などのオンライン英会話教室でも質のいいレッスンを受けることができますので、是非活用してみてください。

 

※高校生におすすめのオンライン英会話の比較記事はこちら

classroom.hatenablog.com

 

高校生の間に英語を話せるようになっておくことで、大学の勉強で「英語を使った勉強ができるようになること」や「英語以外の言語を習得できること」、「英語を使いながら海外で活動できること」など、英語を習得する時間を他の活動に充てることができ、大学の活動や研究を一段階高めることができるようになります。

ですから、英語が得意であれば是非英語を話す練習に力をいれて高校生活を送ってみてください。

 

※英語を話せるようになるための練習方法はこちら

sumikuni.hatenablog.com

 

受験勉強にはスタディサプリがおすすめ

自宅で勉強しているけどはかどらない、学校の勉強で分からないことがある、もっと先の単元まで先取りしたいという場合には、スタディサプリ というサービスがおすすめ。

スタディサプリは『ドラゴン桜』にも登場した学習ツールで、好きな時に、自分が勉強したい単元をじっくり学ぶことができるおすすめなサービスです。

私自身、実際に使ってみて、分かりやすい授業を何度も繰り返し聞くことができ、予習復習に最適なサービスだと感じています。

スタディサプリは苦手克服にも得意を伸ばすのにもとてもおすすめですので、是非一度無料体験にチャレンジなさってみてください。

 

※スタディサプリホームページ

 【スタディサプリ】動画授業で苦手を克服

 

※スタディサプリの感想はこちら

sumikuni.hatenablog.com

 

終わりに

この記事では、外国語学部に向いている人の特徴をご紹介しました。

外国語学部ではまずは専攻する言語を学び、その専攻言語を用いて専攻地域の文化や歴史、政治、経済などを学ぶ地域研究と、言語の構造や言語と社会のつながりを学ぶ言語研究の2つの分野を学んできます。

言語を身に着けながら、専攻する地域のスペシャリストを目指すことができる外国語学部は、海外に興味があるという場合にとてもおすすめな学部です。

外国語学部に興味があるという方は是非外国語学部がある大学のオープンキャンパスなどに参加なさってみてください。

 

※東大生のオンライン家庭教師「スタディコーチはこちら」

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※留学の魅力についてはこちら

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※留学と語学レベルの関係についてはこちら
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