外国語学部は英語や社会が好きという学生に人気の学部。
この記事では、外国語学部のメリットとデメリットをご紹介します。
- 外国語学部 メリットとデメリット-外国語学部はどんな学部
- 外国語学部のメリット
- 外国語学部のデメリット
- 外国語学部で学ぶことの本質
- 外国語学部の就職について
- 英語は高校生の間に話せるようになるのが理想
- 受験勉強にはスタディサプリがおすすめ
- 終わりに
外国語学部 メリットとデメリット-外国語学部はどんな学部
外国語学部は外国語を基礎に地域研究や言語研究を行う学部で、高校時代に英語が得意だった、社会が好きという場合におすすめな学部です。
一方で、外国語学部は意味がない、外国語は役に立たない、外国語よりも専門知識が大切など、外国語学部にはネガティブなイメージが少なからずあります。
実際には外国語学部で学ぶことは専攻地域の言語だけではなく、専門性の高い「地域研究」と「言語研究」という2つの分野を専攻することとなります。
この記事では、外国語学部のメリットとデメリットをご紹介します。
※英語が得意な場合の学部の選び方はこちら
外国語学部のメリット
外国語学部に入学すると、1年、2年で専攻言語を学び、その言語を用いて「地域研究」もしくは「言語学」の基礎を、そして3年、4年では原書購読などを通して専門分野について深く研究します。
語学を身に着けるのはもちろんの事、身に着けた語学を使ってその言葉が使用される地域に関する研究とその言葉自体を研究する形です。
一般的にイメージされがちな、語学だけを行う学部というよりは、語学を基礎に専攻地域を深める学部が外国語学部なのですが、メリットとして、外国語を新しく身につけることができること、専攻地域についての深い知識を身につけることができる点、そして、学問や学生生活を通してディスカッション能力やプレゼン力、論理的思考、コミュニケーション能力を高めていくことができる点があります。
特に外国語を使った発表やディスカッションのクラスが多い外国語学部では、将来海外に出ても「相手の意見を聞き、自分の考えを述べる」という、仕事をする上で一番重要な力を存分に発揮できる基礎力と応用力を身につけていくことが可能です。
外国語学部のデメリット
外国語学部では、大学入学後に自主的に読書や勉強をする必要があり、自主学習が苦手な場合には、本当に大切な専門性を身につけることができないというデメリットもあります。
そのため、外国語学部に入っても意味がないと言われがちです。
この意味として、日本語で話せないことは外国語でも話せないため、外国語だけ勉強しても専門性を磨かない限り、外国語を生かすことができないということです。
外国語学部では「経営学部」や「法学部」のような、一つの分野を深く研究するのではなく、専攻地域について経済、法律、文学、言語学、歴史学、芸術学など様々な分野を学んでいくため、主体的に勉強しないと器用貧乏になってしまう恐れがあります。
専門性を高めるためには自学自習がとても大切で、自分で勉強する姿勢がない場合には、深い専門性を身につけることができないというのが外国語学部最大のデメリットです。
外国語学部で学ぶことの本質
外国語学部では、外国語を学び、外国語で情報を収集し、外国語で考察し、外国語でアウトプットすることを身に着けていきます。
この過程の中で専門となる地域研究と言語研究の各分野の文献研究などを行います。
地域研究では専攻分野の歴史、地理、政治、経済、文学などを、言語研究では言語学を深めていきます。
つまり、日本の文学科、歴史学科、地理学科、政治学科、経済学科、教養学科などで深める内容を外国語で深めていくイメージです。
そのため、インプット、考察、アウトプットを外国語で行うこととなり、その内容についてのディベートやディスカッションを外国語で行う授業が多いです。
つまり、外国語学部では社会人になっても必要な情報収集から考察、議論、アウトプットまでを行うという点で非常に有用な勉強をすることができ、さらにそれを外国語を用いて行うことで、高度な外国語能力を養うことができる学部だと言えます。
その点で社会に出てもその経験が非常に役に立つ学部なのです。
外国語学部の就職について
外国語学部の就職先は通訳、翻訳家、CA、アナウンサーの4つというイメージがありますが、実際はそんなことはありません。一説によると、外国語学部出身でも専門知識を仕事で使用しているのは数パーセントだそうです。
私の学科は全員で50名くらいだったのですが、通訳、翻訳家、CA、アナウンサーは確かにいますが、1人ずつ位でした。
外国語学部の出身でも商社やメーカー、銀行に勤める人もいますし、職種も営業、総務から工場管理まで様々です。ですので、就職先はあまり気にせず、興味がある学部を選ぶと良いかなと思います。
※英語を生かせる仕事はこちら
英語は高校生の間に話せるようになるのが理想
英語が得意な高校生におすすめしたいのが、英語を話せるようになるのは高校生のうちが良いということです。
多くの場合、高校では読み書きとリスニングを頑張って、話す練習をしないことが多く、大学に入ってから話す練習をする学生が多いのですが、言語習得は「若ければ若いほど言語習得が早い」といわれています。ですから、高校生の間に英語を話す練習を沢山するのが英語習得の為の近道です。
最近ではDMM英会話 などのオンライン英会話教室でも質のいいレッスンを受けることができますので、是非活用してみてください。
※高校生におすすめのオンライン英会話の比較記事はこちら
高校生の間に英語を話せるようになっておくことで、大学の勉強で「英語を使った勉強ができるようになること」や「英語以外の言語を習得できること」、「英語を使いながら海外で活動できること」など、英語を習得する時間を他の活動に充てることができ、大学の活動や研究を一段階高めることができるようになります。
ですから、英語が得意であれば是非英語を話す練習に力をいれて高校生活を送ってみてください。
※英語を話せるようになるための練習方法はこちら
受験勉強にはスタディサプリがおすすめ
自宅で勉強しているけどはかどらない、学校の勉強で分からないことがある、もっと先の単元まで先取りしたいという場合には、スタディサプリ というサービスがおすすめ。
スタディサプリは『ドラゴン桜』にも登場した学習ツールで、好きな時に、自分が勉強したい単元をじっくり学ぶことができるおすすめなサービスです。
私自身、実際に使ってみて、分かりやすい授業を何度も繰り返し聞くことができ、予習復習に最適なサービスだと感じています。
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終わりに
この記事では、外国語学部のメリットとデメリットについてご紹介しました。
外国語学部では専攻言語を用いて専攻地域の文化や歴史、政治、経済などを学ぶ地域研究と、言語の構造や言語と社会のつながりを学ぶ言語研究の2つの分野のスペシャリストを目指す学部です。
やりがいもあり面白い勉強ができますので、外国語学部に興味があるという方は是非外国語学部がある大学のオープンキャンパスなどに参加なさってみてください。
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※留学の魅力についてはこちら
※留学と語学レベルの関係についてはこちら
sumikuni.hatenablog.com