すみくにぼちぼち日記

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英語を話せるようになるためには-文法を覚え発話練習をすることが英語マスターへの道

英語を話せるようになることは、英語を学習する中でとても重要な目的のひとつです。

この記事では、頭の中にある英語をどのようにしたら発話できるようになるのか、英語を話せるようになるための練習方法をご紹介します。

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英語を話せるようになるためには-文法を覚え発話練習をすることが英語マスターへの道

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日本ではよく「日本の教育では英語は話せるようにならない」と言われます。ですが、この主張は正しいようで正しくないといえます。

何故正しくないかですが、英語を話すためには、話す練習をする必要があるからです。ですが、練習の為には英語の仕組みが分からないといけません。

例えば、今ここで「アラビア語で自己紹介してください」といったときに、自己紹介できる方は極僅かだと思います。ですが「英語で自己紹介してください」と言われたら多くの方は「My name is ○○」と答えられるのではないでしょうか。

この理由は、アラビア語の構造は頭に無いのに対し英語の構造は頭の中にあるからだということができます。つまり、構造が頭に入っていれば英語を話すことができるのです。

 

話せるようになるためにはアウトプットの練習が不可欠

言葉を話せるようにするために最も重要なことはアウトプットの練習です。ひたすら口から言葉を出す練習を繰り返すことで言葉を話せるようになります

赤ちゃんが言葉を話せるようになるためのステップは、

①音を聞く

②音をまねる

③会話をする

④文字を覚える

⑤文法を覚える

という順序なのですが、外国語として勉強するためには順序は全く異なります。

①音を聞く

②文字を覚える

③文法を覚える

④音をまねる

⑤会話する

という順番です。

何故文字を覚えるのが先かというと、文字がないと文法を論理的に理解できないから。ある程度年をとると、音を聞いてそのまま真似して言葉を覚えるというは非常に難しいです。

ですから、まず言語の構造(文法)を覚え、その覚えた文法を使って文を組み立てる練習を行い、そこから話せるようになっていきます

 

※文法の重要性はこちらをご参照ください

sumikuni.hatenablog.com

 

文法は中学レベルの英語で十分

文法を覚えることが英語を話すための第一歩なのですが、「どこまで文法を覚えれば良いのか」が悩みどころ。

その答えは、「中学の英語」です。

何故中学の英語なのかというと、中学の英語は英語の仕組みの基礎を網羅しているからです。つまり、中学英語さえ分かれば、「深く味わい深い表現」は難しいとしても、普通の日常会話はできるようになります。

実際、私は自分で英語が話せるようになったと実感したのは中学2年生の時。それまではHow are you? と聞かれればFine thank you と応えるなど、シチュエーション会話はできていたのですが、中学2年生のとき、覚えた文法を使って自分の文章を組み立てることができるようになり、そこで「英語が話せた」と実感しました。

 

高校英語は装飾のための例外インプット

それでは、高校英語は何のためにあるのかということですが、それは表現を豊かにするためです。そして、ネイティブの豊かな表現を聞き取るためでもあります。

ですから、全て覚えていなくても全く問題ありません。全てを覚えてから英会話を始めるという考えは一度捨てて、「今覚えている表現を使えるようになる」という気持ちで英語の練習をすることがとても重要です。

 

ライティング-英語で手紙やメモを書く

初めて英語を話そうと思うとき、「じゃあ今から話そう」という風には中々いかないものです。ですから、簡単な始め方は、まずは自分で文章を作って書いてみること。例えば、簡単なメモや手紙、覚書を英語で書いてみます。

I cooked today. 

これだけでOK。これを続けるのですが、ポイントは、新しく覚えた表現を取り込むこと。例えば、used to(以前○○したものだった)という表現を覚えたら、

I used to cook. 

と作ってみる。これを繰り返すことで、英語を組み立てることがどういうものなのかが分かってきます。

 

スピーキング-英会話の練習へ

だんだんと英語で表現することに慣れてきたら、今度は話す練習をします。しかし、日本にいると、話す環境を手に入れるのが難しいです。そこで利用したいのが英会話教室。ただ、今は外出自粛で中々英会話教室に行くことは難しいです。

そこで巷ではオンライン英会話というものが急成長しています。私が子どもの頃はオンライン英会話というものは存在していなかったので、実際に外国人がいる環境にいく必要がありました。今はそれを家にいながら実践することができます。

DMM英会話など、様々な国の講師と家にいながら英会話を練習することができるオンライン英会話は、英語力向上を目指す上でとてもおすすめなツールです。

 

※DMM英会話の体験記事はこちら

sumikuni.hatenablog.com

 

英会話教室でどう実践するのか

さて、英会話教室で英語を実践するという時に気をつけたいことが、「自分で言いたいフレーズをレッスン前に準備しておく」ということ。

これをするかしないかで、結果は天と地ほど変わります。英会話に臨む前に、「今日は I used toの練習を沢山する」と決めておき、その例文を頭の中で沢山つくります。

そして、いざレッスンとなった時に、I used to で表現できる会話を練習するのです。そうすることで、I used toという表現が完全に身につくことになります。

英会話ができるようになるためには、この、「新しい表現を考えて、使って、身に染み込ませる」という一連の流れが不可欠です。

逆に言うと、この繰り返しで沢山の表現を身に染み込ませることで、色鮮やかな表現で英会話ができるようになるのです。

そして、何より大切なことは、英会話のリスナーにならないこと。英語は聞けばリスニング力は身につきますが、聞いているだけではスピーキングはできるようにはなりません。話せるようになるためには話す練習が必要です。ですから、事前に「何を話すのか」、「その為にはどんな表現を使うのか」などを頭で作っておくことがとても重要なのです。

※子どもの英会話では、英会話教室のカリキュラムに沿ってすすめていけばOKだと思います。

 

英語の独り言は効果抜群

英会話教室や英会話カフェなどに行くことが難しい場合には、独り言でも効果抜群。鏡の前でひたすら覚えた表現を発話したり、子どもや親、夫、妻、など家族に向かって話しかけることでも表現を身に着けることができます。

この方法ですが、私独自のやり方だと思っていたのですが、最近知り合った方々も同じように独り言練習をされていると言うことが分かり、とても効果のある方法だと仰っていました。

ただし、はじめから独り言で英会話を身に着けるのはかなり難しいです。私は英語、スペイン語ポルトガル語を話しますが、文法を頭に入れている間はやっぱり話し相手を探して話していました。

語学がある程度できるようになれば、独り言で力を伸ばすことが可能です。

 

覚えた英語表現が自然に口から出るように

これまで紹介した、文法を覚える、文を作る、発話するという一連の流れを継続して練習すると、次第に口から練習した表現が自然に出てくるようになります。

これまでは、「I used to という表現を使うぞ」と意気込んでいたのが、ある日突然、自然と口から、「I used to play tennis when I was a child」などと出てくるようになるのです。

ですから、今すぐに発話ができなかったとしても、気にせずに練習を続けることが、英語を話せるようになるためにはとても重要なことなのです。

 

相手の英語が分からなくても良い-リスニングではなくスピーキング

英会話で日本人が陥りがちなのが、先生の言っていることが分からなくて発話できないという自体。これは一番良くないことです。

英会話教室で養いたい能力はリスニングではありません。スピーキングです。ですから、先生が何と言っていようが自分が好きなことを話して、自分で会話の主導権を握ることが重要です。

自分で発話したことについて興味を持つのが先生の仕事。先生の質問に答える一問一答形式の英会話であれば、力をつけることはできません。

リスニング力を付けたいのであればYou Tubeを見たり、TOEICの練習をすればOKなのです。英会話はあくまで会話をするところ。ですから、発話の練習を十分に実施してください。

 

トリリンガルになるための練習方法はこちら

sumikuni.hatenablog.com

 

終わりに

今回は、英語を話せるようになるためには、文法を覚えて、文を組み立てて、発話するということが大切だということをご紹介しました。

英会話は練習をすれば絶対にできるようになります。そして、その練習で一番大切なことは、「新しく覚えた表現を使って文章をつくり、それを発話すること」です。

英語力アップには、発話がとても大切ですので、皆さんも是非発話の練習を試してみてください。

 

※英語の速読練習方法はこちら

sumikuni.hatenablog.com

 

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