海外留学と言うと、「言葉を学びにいく」というイメージが強いです。ですが、留学を何度か経験した今思うことは、言葉を学ぶことも然ることながら、それ以上に「新たな世界との出会い」が自分にとっては一生の宝になったということ。
この記事では海外留学の魅力をご紹介します。
- 語学だけじゃない?海外留学の本当の魅力とは
- 人々との出会い
- 海外留学で新たな町を知る
- 考えるのは自分、行動も自分-海外留学の価値を決めるのは自分だ
- 留学中のアクシデントも旅のスパイス
- 日本の良さを身にしみて実感-海外から見る日本
- 留学前の語学練習はオンライン英会話
- 終わりに
語学だけじゃない?海外留学の本当の魅力とは
海外留学の一番の目的は、語学を学ぶこと。多くの人々が海外に言葉を学びに出かけます。言葉を学ぶことは、文化を学ぶことです。
例えば、流暢な日本語を話す外国人が、「日本はオンドルがあって、北京が首都で、チンギスハンがいた国です」といっていたらどのように感じるでしょうか。確かに日本語は上手いかもしれませんが、日本のこと、本当に勉強したのかな?と疑問に思ってしまうと思います。
それは私たち日本人が外国語を学ぶときも同じです。言葉を学ぶということは、その言葉を使う国の文化や歴史、思想を学ぶこと。
そして、その文化に直に触れることができるのが、海外留学なのです。
人々との出会い
留学をすると様々な出会いがあり、別れがあります。ただ、留学先で出会った人々との会話、思い出、そして交友関係は一生の宝になります。
日本にいたら決して出会うことがなかった国の人々、考えを持った人々と一緒の時間を過ごし、時には議論し、喧嘩し… そして助け合い、支えあい、友情を育むことができます。
私も10年ほど前に留学しましたが、その時の友人たちと今でもやり取りをしていますし、日本に来たときにはおもてなしを、その国を訪れたときには本当に良くしてもらっています。
何年も会っていなかった留学時の友達が、「日本に行くからあえないかな?」と連絡してきてくれる時の嬉しさは、何にも変えがたいものです。
※ホームステイについてはこちら
海外留学で新たな町を知る
留学では勿論、自分が行きたかった町、学校、美術館、観光地などに行くことができます。日本で思い描いていた、異なる国での生活はとても刺激的で魅力的。
旅行では知ることができない本当の魅力を知ることができます。
時に想像と違ってがっかりすることもあり、想像以上の感動に涙することもあります。その様な発見、出会いは留学をして住んでみて初めて出会うものも多いのです。
新しい町との出会いは、留学の醍醐味なのです。
考えるのは自分、行動も自分-海外留学の価値を決めるのは自分だ
留学をするとき、そして準備するとき、様々な助言をくれる人々はいるのですが、最終的に考えて判断、そして行動するのは自分です。
つまり、留学は自分次第で行動や結果が変わってくるのです。
海外に行くと、難しいことが沢山あります。限られた予算や環境の中、自分にとって一番良い留学にするためには、自分で考え、自分で最良の道を選ぶことが重要で、その様な経験を積むことができるのが留学といえます。
正しい留学なんて存在しない-海外留学を自分にとって正しいものにする
「正しい留学」というものはありません。巷では正規留学で単位を取らなければ意味がない、語学留学は良くない、海外の大学を卒業するほうが良い、などなど、様々な意見があります。どれも正しいですがどれも正しくありません。
その留学を良いものか悪いものかを決めるのは自分。自分に合った留学を考え実行するのが、留学の醍醐味です。
私の場合、1年休学してスペイン6ヶ月(2都市)、フランス2ヶ月、イギリス1ヶ月、ブラジル2ヶ月遊学しました。周りからは「それ留学って言える?」「何しに行くの?」と言われました。ですが、それでいいのです。留学は自分の目的の為に行くのです。
私の目的は、言葉を話せるようになること、単位をとることではありませんでした。なぜなら既に英語、スペイン語はかなり高いレベルで話すことができていたから。また、勉強は英語でやってもスペイン語でやっても日本語でやっても私にとっては違いありません。何語でインプットするかでなくどんな情報をインプットするかが重要だからです。だから大学で単位をとる必要もない(既に日本で200単位とっていた)、知識を態々外国語で入れる必要もありませんでした。知識は日本語で頭に入れればいいのです。
では何故留学したのか、それは、消極的な自分を変えたかったから。そして、何故色々な国に行ったのかと言うと、新しい環境に身を置くのが苦手だから。新しい環境を沢山経験して苦手に挑戦したかったからです。
このように、留学の理由は人それぞれ、ですから、自分がやってみたいと思う留学を自分で考えて、理想の留学を実現してみてください。
留学中のアクシデントも旅のスパイス
留学をしていると、様々なアクシデントがあります。私もパリで路上宿泊したり、アルゼンチンで無一文になった経験があります。友人にも留学先についたら自分の部屋がなかったり、家の鍵の空け方が分からず-20度の極寒の中凍えそうになったり…
様々なアクシデントは旅のスパイスだと思って、ポジティブに乗り越えていけば、将来きっと、留学時のアクシデントを乗り越えた経験が役に立つと思います。
※海外で盗難にあった話はこちら
日本の良さを身にしみて実感-海外から見る日本
海外に長期で留学すると、その国の良さ・悪さが良く分かると共に、日本の良さ・悪さも身にしみて感じることができます。
特に日本の良い所に気づき、日本を本当に好きになれるのが留学です。
海外の友人たちから日本のことを褒められ、日本はすごいと言われる。自分を含めた日本人に対して、礼儀正しい、勤勉、優秀など褒められる。そんな経験は日本では中々できないことです。
私自身、海外に出て、日本を褒められて、日本のものづくりを賞賛されて、そして日本の製品が世界中で人々の暮らしを支えているのを見て、日本のものづくりで世界の人々の暮らしを支えたいと思うようになりました。
海外に出て日本を外から見るからこそ日本の良いところに目を向けることができたなと感じています。
留学前の語学練習はオンライン英会話
グローバル化が叫ばれて久しいですが、社会に出ると英語を使用する機会が多くあります。
留学中に英語力を身につけていくという方法も一つのですが、留学前に英語力を身につけ、留学中は身につけた英語力を実践的に発揮する場として捉えると、将来武器になる英語を身につけることが可能です。
私も海外営業職として英語を使用する機会は多いのですが、海外営業という職種でなくとも海外出張だったり、海外の文書を読む機会などは非常に多いです。
会社もこれから入社してくる社員には当然の様に英語を求めてくる今の時代。英語ができないというだけでチャンスを与えてもらえなくなる可能性などを考えても英語に慣れておくというのはとても重要。
留学という機会に実践的な英語運用力を身につけるべく、留学前から英語力を高める練習をぜひ進めてみてください。
※学生におすすめな英会話の紹介はこちら
終わりに
今回は海外留学の魅力をご紹介しました。
新たな人や場所との出会い、自分で考え行動すること、海外だからこそ経験するアクシデント、そして日本に対する世界の人々の視線…
実際に海外に留学してみて、海外に出たからこそ出会うことができた、経験することができたことが本当に沢山ありました。海外留学は人生で忘れられない思い出となると思いますので、その機会があれば是非海外留学に挑戦してみてください。
※エージェントを通さずに留学する方法
※留学前後の語学レベルについて