ソフィーのアトリエ2~不思議な夢の錬金術師~は、公認錬金術師を目指すソフィーが体験する冒険の一つ「夢幻世界」を旅するRPGです。
この記事ではソフィーのアトリエ2のあらすじ、特徴、プレイした感想をご紹介します。
- ソフィーのアトリエ2 はつまらない?面白い?-プレイした感想と評価とレビュー
- ソフィーのアトリエ2のあらすじ
- 戦闘システム
- 錬金術
- ソフィーのアトリエ2のレビュー
- ソフィーのアトリエ2 つまらない点
- 終わりに
ソフィーのアトリエ2 はつまらない?面白い?-プレイした感想と評価とレビュー
ソフィーのアトリエ2では、前作のソフィーのアトリエでソフィーが出会ったプラフタと冒険を続けていく中で、突如夢幻世界へと吸い込まれてしまうところから始まる物語。
アトリエシリーズの定番である錬金術を駆使して夢幻世界に住む人々の悩みを解決しながら、離れ離れになったプラフタに繋がる手がかりを探っていくのがメインとなります。
私自身はアトリエシリーズはシャリーのアトリエしかやったことがないのですが、今回久しぶりにアトリエシリーズをやってみたいと思い本作をプレイしてみました。
この記事のレビューはRPGは好きだけどアトリエシリーズは1作しかプレイしたことがないという視点でのレビューとなります。
ソフィーのアトリエ2のあらすじ
ソフィーのアトリエ2~不思議な夢の錬金術師~は、故郷キルヘン・ベルを離れ、旅を続けていた錬金術士ソフィーが体験した数多の冒険のうちのひとつの物語。
夢幻世界「エルデ=ヴィーゲ」で離ればなれになった相棒のプラフタを探し求めるソフィーの冒険譚と、巡り合う仲間たちとの絆と心の継承を描きます。
ソフィーとプラフタが一緒に旅をしていたある日、プラフタの夢に出てきた大樹へとたどり着きます。この大樹に近づいた時、急に空が暗くなり、プラフタが空に吸い込まれれそうに。
ソフィーがそれを必死で止めようとしますが、どちらも空の中に吸い込まれてしまいます。そしてたどり着いた先が夢幻世界エルデ=ヴィーゲ。この世界で目覚めた時、ソフィーとプラフタは離れ離れになってしまっていました。
夢幻世界エルデ=ヴィーゲには、ソフィーの相棒であるプラフタと同じ名前の人物や、ソフィーが尊敬する祖母ラミゼル・エルレンマイヤーと同姓同名の人物と出会い、不思議に思いながらも相棒プラフタを探し、また、錬金術を使いながらエルデ=ヴィーゲに住む人々の悩みを解決していきます。
戦闘システム
ソフィーのアトリエ2の戦闘システムは、オーソドックスなターン制バトル。各キャラクターの素早順にターンが回ってきてアクションを起こします。
アクションは攻撃、道具、特技といったオーソドックスなパターンと、連携技があり、これらを組み合わせて戦闘に勝利していくという感じです。
戦闘開始の方法はマップ上にいる敵のアイコンを攻撃する戦闘開始。基本的に敵の方から攻撃を仕掛けてくることがない仕様となっているので、戦いたくなければほとんど戦わずに採集に没頭することが可能です。
錬金術
アトリエシリーズの醍醐味ともいえるのが錬金術です。
錬金術を用いて攻撃アイテム、回復アイテム、武器、防具などを錬金していき、それによってパーティを強くしていくことができます。
武器や道具の種類自体は多くないのですが、錬金によって同じアイテムでも強さが変化したり、色々な特殊能力を付加させるなど、錬金の善し悪しが道具の善し悪しに直接影響を及ぼすということで、この錬金でいかに強い道具を作れるかを追求していくのが非常に面白いです。
錬金では複数の材料を組み合わせるのですが、材料もまた錬金する必要があったりと、冒険中に採集してきた原材料を加工して、加工品から完成品を作っていくという一連の流れの中で自分の思い通りの付加価値を付与していくことが可能となります。
上の写真では「クラフト」という攻撃アイテムを錬金するために原材料を3種類調合している写真です。原材料は個々に品質と属性という2つのパラメータがあり、この組み合わせで「品質は高いけど付加価値は低い」、「品質は低いけど付加価値は高い」、「品質も付加価値も高い」などいろいろなパターンの道具を作っていきます。
こちらが完成品。
道具の品質はCランクで使用回数は7回、エリア攻撃ができる攻撃道具ですが、付加価値である「効果」として、物理ダメージ(小)、弾けるというものがついており、同じく付加価値の「特性」も2つ付与されているという感じで錬金することができました。
このような感じでいろいろな道具の品質を高めながらより多くの効果的な付加価値をつけられるように錬金を行います。
レシピを閃く
錬金術のレシピは購入も可能なのですが、本作では錬金術のレシピを閃くことができます。閃くためにはいろいろな条件があり、この条件をクリアすることで主人公が旅の途中途中でレシピを閃いてくれます。
例えば、上の写真では、鎌のレシピを閃くためにはフィールド上で敵に杖を三回当てることが必要と書いてあり、その通りに実行すると鎌を作れるようになります。
実際に閃いているところはこんな感じ。
これによって、マップを探索する楽しさが増えるので面白いシステムかなと思いました。
クエスト
シャリーのアトリエ2では、本筋のストーリー以外にクエストという形で小さな目標がいくつも設定されています。クエストを受注しクリア・納品することでアイテムやお金をもらうことができ、それによって新たなレシピを閃いたり、より品質の高い材料が手に入ったりと、ゲームをより楽しくプレイできる要素となっています。
ソフィーのアトリエ2のレビュー
実際にソフィーのアトリエ2をプレイして感じたのは、安定の面白さです。
私はアトリエシリーズはシャリーのアトリエしかプレイしたことが無かったのですが、シャリーのアトリエの錬金術の面白さに引き込まれて、夢中になって錬金していたのを、本作をプレイして思い出しました。
本作の錬金はかなり分かりやすくなっていて、どのくらいの属性値を持った材料を調合すればどの特殊効果を付加できるのかなど、一目で分かるようになっており、初心者でも分かりやすくなっています。
また、採集でも工夫されていて、採集に使う道具によって採集中にイベントが起こったりと、採集も面白い要素が入っていて楽しめています。
本作はソフィーのアトリエの2作目なのですが、1作目と話が繋がっているわけではないので、1作目未プレイでも楽しむことができるのも嬉しい点。1作目のストーリーが気になるという場合は、ゲームのホーム画面で前作のストーリーを5分くらいで見ることができるようになっているのでそちらを見てからプレイするのも良いかなと思います。
ソフィーのアトリエ2 つまらない点
ソフィーのアトリエ2のつまらない点は、最初プレイしてから自由に遊べるようになるまでの2時間くらいが話のテンポがスローで退屈でした。
ただ、ワールドマップのショートカットが使えるようになったくらいから自由度が増してくるので、最初の2時間さえ乗り切れば楽しめるゲームかなと思います。
つまらない点の2つ目として、採集時のボイスが頓珍漢なことを発言するのが気になります。多分「食品系」、「燃料形」、「糸系」などの属性でセリフが決まっているのだと思うのですが、貝殻を拾ったときに「動いてる!」とか、綿花を採集したときに「絡まって取りづらい」とか、紙を拾ったときに「燃料触っちゃった」とかのセリフが出てきて、適当なセリフつけてるなーと思いました。
3つ目は、主人公を含めて全員がかなり強い魔法や技を使えるので、せっかく錬金した攻撃用アイテムを使わなくても全然問題ないという点。
シャリーのアトリエでは主人公であるシャリーが錬金術で作った道具を使わないと弱すぎたので、頑張って錬金して強い道具を作っていたのですが、今回は道具を使わなくても範囲魔法や強力な魔法が使えるので、正直作る意味あるのかなと感じてしまっています。もう少し進むと分からないですが、その点はもう少し主人公を弱めに作ってほしかったです。ただ、作ったアイテムをパーティの誰でも使うことができるという点は良いかなと思います。
通常攻撃や特技が強い本作では、作ったアイテムは、MPが枯渇したときなどに重宝するのかなとも感じています。
終わりに
この記事では、『ソフィーのアトリエ2~不思議な夢の錬金術師~』のあらすじと実際にプレイしたレビューをご紹介しました。
ソフィーのアトリエ2は、他のアトリエシリーズと同じように、錬金術を楽しみたいという場合に特におすすめなゲームです。
ストーリーも分かりやすく、目的もシンプル(プラフタを探す)なので、より錬金術に集中できるかなと思います。
一方で、攻撃アイテムなどは錬金術で作ったアイテムよりも魔法や特技の方が使い勝手が良いので、その辺のゲームバランスは工夫してほしかったかなと思います。
とても分かりやすい錬金システムなので、初心者でも楽しめるし、初めてアトリエシリーズをプレイしたいという方にもおすすめできるゲームですので、買おうか迷っているという場合は是非購入を検討なさってみてください。
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