真・女神転生V がニンテンドースイッチで発売となりました。真・女神転生V は、真・女神転生シリーズやペルソナシリーズのファン待望の一作。
この記事では真・女神転生5 を実際にプレイした感想をご紹介します
- 真・女神転生V はつまらない?面白い?-メガテン5をプレイした感想と評価とレビュー
- 真・女神転生V のあらすじ
- 戦闘システム
- 邪教の世界
- クエストやその他の要素
- 真・女神転生5のレビュー
- 真・女神転生5のつまらない点
- 終わりに
真・女神転生V はつまらない?面白い?-メガテン5をプレイした感想と評価とレビュー
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真・女神転生V は、終末の東京を描いたRPG。
悪魔や天使を使役しながら、終末の東京を旅する物語です。真・女神転生は独特の世界観や暗く悲しげなBGM、本当に世界の終わりに迷い込んだかのようなダークな雰囲気を味わうことができるゲームです。
また、ストーリーの面白さももちろんですが、真・女神転生シリーズは独自の戦闘システム、悪魔合体や悪魔会話などの要素も面白く、一度始めると時間が経つのを忘れるほど熱中できるゲームです。
真・女神転生V のあらすじ
真・女神転生Vの舞台は東京。
治安が悪化しており、謎の事件が立て続けに起こっている東京の高校に主人公は通っています。
この東京で起こったある事件をきっかけに主人公は現在の東京都に似て異なる世界に。
そこは荒廃した町。
この町で次々と起こる不思議な出来事に立ち向かいながら、現在の東京を襲う不思議な現象の原因を究明していくという物語です。
戦闘システム
戦闘システムは、シリーズでお馴染みのプレスターンバトル。
戦闘中に右上に表示されるプレスターンアイコンの分だけ攻撃や回復などを行うことができます。
プレスターンアイコンは、攻撃やスキル、アイテムの使用、会話などの行動を実行し、それが終了すると1消費されるのですが、そのターンに発動されたコマンドの要素によって消費量が上下します。
まず、攻撃が相手に無効(BLOCK)、回避されたとき、失敗(MISS)してしまったときはこのアイコンが追加で1消費されるため、自陣の攻撃回数が-1されてしまいます。さらに相手に弱点を突かれたときには相手側のプレスターンアイコンが増加するので注意が必要です。
次に、攻撃が反射、吸収されてしまったとき、また悪魔との会話の展開によって、その瞬間に相手側のターンへ移行してしまうこともあります。
一方で、攻撃が相手の弱点を突いたり、クリティカルが発生するとアイコンが消えずに点滅状態となり、最多で4回のアディショナル攻撃が可能です。つまり、初期状態と合わせると合計で最大8回行動が可能となります。
この仕組みを頭に置いて相手の弱点を突き、相手に耐性がある攻撃を避け、相手から弱点を突かれないように考えながら戦闘を進めていくのが真・女神転生Vの醍醐味です。
マガツヒスキル
真・女神転生Vの新要素として「マガツヒスキル」という強力なスキルが登場しました。
マガツヒスキルは、敵を攻撃する、ダメージを受けることなどで溜まっていく「マガツヒゲージ」が満タンの状態になる使える特殊技。
例えば、デフォルトのマガツヒスキルとして設定されている「禍時:会心」は、使用すると味方全体の攻撃(魔法を含む)が全て会心の一撃になるというもの。
マガツヒスキルには、攻撃、回復、補助などさまざまなスキルがあり、これまでの弱点を突きながら攻撃回数を増やしていく作戦に加えて、このマガツヒスキルを使用するタイミングも戦闘の肝になってきます。
尚、敵もマガツヒスキルを使用するので、敵が使用した場合は敵の全攻撃が痛恨の一撃になって一気に窮地に陥ってしまうこともあるので要注意。私も敵のマガツヒスキルの後の攻撃で全滅してしまいました。
戦闘がよりスリリングになる要素として、マガツヒスキルは面白いなと思いました。
悪魔会話
メガテンシリーズの先頭の醍醐味と言えばこの悪魔会話。
悪魔会話が楽しくてわざわざ敵と戦いに行くという経験をされたかたも多いのではないでしょうか。
真・女神転生Vでも悪魔会話は健在で、バトル中に悪魔に話し掛けて交渉を行い、成功すると、その悪魔を仲魔にできたり、金品をもらうことも可能です。
既に仲魔として連れている悪魔に話し掛けると、その場で撤退してくれるほか、神意の習得によっては金品がもらえるようになったり、悪魔会話の幅も広がっています。
会話内容はランダムですが、月の満ち欠けによって交渉のしやすさが変わる悪魔もいるなど、悪魔会話だけでもやりこんでしまう要素が詰まっています。
邪教の世界
真・女神転生Vには、邪教の世界という場所があり、この場所に行くと、「悪魔合体」、「悪魔全書」、「写せ身合体」、「神意の習得」という4つのことを行うことができます。
悪魔合体
悪魔合体は、真・女神転生シリーズの中でも特に楽しい部分でもある、悪魔同士を合体させて新たな悪魔を生み出すシステムです。
合体方法には、2体の悪魔を合体させる「2身合体」や特定の組み合わせが求められる「特殊合体」、合体結果から逆引きして素材悪魔を選ぶ「逆引き合体」などがあります。
新しい悪魔会話で新しい仲魔を集めて、集めた仲魔を悪魔合体でさらに強い悪魔にしていくという、魅力的なこのシステム。
物語を進める楽しさと新たな悪魔を作っていく楽しさを味わいながらゲームを進めていくのがメガテンシリーズの楽しさかなと思います。
悪魔全書
一度でも入手したことのある悪魔をマッカ(お金)を消費して召喚できるシステムが悪魔全書です。
召喚できるのは主人公のレベル以下の悪魔で(イベントで加入した高レベル悪魔は、主人公がそのレベルになるまで召喚不能)、強力な悪魔ほど必要なマッカも高額になります。
つまりお金さえあれば仲間は復活させることができるので、悪魔合体などは仲間がいなくなることを気にすることなく楽しむのがおすすめです。
写せ身合体
悪魔の能力を写し取った霊体である「写せ身」を合体し、その悪魔のスキルや防御相性のデータを継承することができる写せ身合体。
写せ身は、宝箱や仲魔のレベルアップ時など、さまざまな機会で入手できます。
写せ身合体は、仲魔だけではなく、主人公にもできるので、主人公のスキルなども自分の好きな感じでレベルを上げていくことが可能です。
神意の習得
ストーリーを進めていくこと、「御厳(みいつ)」というものが手に入ります。
この御厳と引き換えに、主人公を強化する「神意」を習得できるのが、邪教の世界で行う神意の習得です。
神意は、自分の強化、スキル枠を増やす、レベルアップ時に体力を回復するなど、様々な能力があります。
神意を身につけていくことで、探索や戦闘が有利になったり、悪魔会話、合体、成長などがより効果的になったりと冒険を有利に進めていくことできるようになります。
神意の種類も多く、各地の「マガツカ」というものを解放していくことで、新たな神意を獲得し、御厳を使って獲得した神意を習得するという流れです。
クエストやその他の要素
他にも冒険をより楽しくするスパイスがあります。
メインストーリーの他に各地で出会う人々や悪魔の困りごとを解決していくクエストが存在したり、フィールドマップ上のあちらこちらにいる「ミマン」と呼ばれる謎の生物を見つけたりという要素もちょっとした息抜きになって良いなと思います。
真・女神転生5のレビュー
待ちに待った真・女神転生V、ですが、実際にプレイしてみて安定の面白さあると感じました。
新しい要素などの追加はありましたが、戦闘システムや悪魔会話、悪魔合体などの根底となる部分はスタンダードなシステムを採用していて安心して楽しむことができています。
また、登場する悪魔や天使の解説もかなり詳しくて面白いし、ストーリーも先が読めないワクワクがあるのも面白いゲームだなと思いました。
敵の強さも丁度よく、適当に戦ったら全滅してしまうくらいのシビアさですが、しっかりと集中しながらプレイすれば問題なく勝てるくらいという、絶妙な加減も良いなと思います。
過去作未プレイでも楽しめるか
真・女神転生Vは、シリーズ5作目の作品ということで、これまでのシリーズをプレイしたことがない場合に楽しめるのかが気になる方も多いかなと思います。
結論から言うと、初めて真・女神転生のシリーズをプレイする場合にも問題なく楽しめると思います。
シリーズ特有のバトルシステムなどを採用しているのですが、物語が進む中で詳しく説明してくれるので、システムの難しさは感じないかなと思います。
また、過去作とは全く異なる独立したストーリーとなっているので、シリーズをやったことがないという場合でも、物語の内容が分からなくなる心配もなく、1つの新しいゲームとして楽しくプレイできるかなと思います。
真・女神転生5のつまらない点
私は真・女神転生のシリーズが好きなので、今回の真・女神転生Vも面白いゲームだなと思ったのですが、つまらない点として考えられるのは、雑魚敵が強い点かなと思います。
雑魚敵だからとHPが減った状態で戦闘を開始するとあっという間に全滅してしまったりするので、初めて真・女神転生のシリーズをプレイするという場合には、難しさを感じるかもしれません。
弱点を突く戦闘、弱点を突かれないための編成なども重要となってくるので、その辺も慣れてくるまではやりづらいこともあるのかなと思います。
また、ペルソナと同じようなシステムのゲームですが、ペルソナと比べてダークな世界観が魅力の作品ですので、ペルソナの明るい雰囲気やキャラクター同士の会話などを期待してゲームを始めると、イメージとは異なると感じるかもしれないなと思いました。
操作性とグラフィック
最近のゲームは操作性やグラフィックが素晴らしいのでそれに慣れてしまっているのですが、真・女神転生Vはそこまで操作性やグラフィックは良くはないかなという感じです。
登れない山や見えない壁も結構露骨にありますし、その割に山に登らないと手に入らないアイテムなどもあったりと、「できない」と「できる」の境界線があいまいな感じがしました。
また、視点が結構自由に変えられるので、視点を変えすぎて少し酔いやすい感じがするのも気になりました。
アクションや格闘ゲームではないので操作性はそれほど必要ないと思いますが、ぼちぼち気になるな、という印象です。
終わりに
この記事では、『真・女神転生V』のあらすじと実際にプレイしたレビューをご紹介しました。
真・女神転生シリーズのしっかりとした面白さに、様々なスパイスが加わった、期待通りの作品ですので、興味はあるけど迷っているという場合は是非プレイなさってみてください。
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