すみくにぼちぼち日記

メキシコ生活や欧米旅行記、語学、大学、美術館について

芸術の小箱サンディエゴ美術館の作品と見どころを紹介-サンディエゴ美術館 アメリカ サンディエゴ

サンディエゴ美術館はアメリカサンディエゴのバルボアパークにある美術館。規模は大きくないですが、とても素晴らしい作品を間近で鑑賞することができます。今回はそんなサンディエゴ美術館をご紹介します。

f:id:k-heki:20190730134121j:plain

  

芸術の小箱サンディエゴ美術館の作品紹介

アメリカのサンディエゴにあるサンディエゴ美術館は、小規模ながらも見ごたえある作品を鑑賞できる美術館です。

この記事では、サンディエゴ美術館の雰囲気や魅力をご紹介します。

また、数ある芸術品の中から、厳選して、ディエゴ・リベラサルバドール・ダリクロード・モネエドガー・ドガベルト・モリゾ、アメデオ・モリディアーニの6作品をご紹介します。

 

素敵な内装のサンディエゴ美術館

美術館自体の雰囲気がとても良く、入った瞬間からワクワクしてくる美術館です。

f:id:k-heki:20190730132642j:plain

エントランスから左右に展示室があり、2階にも展示室があります。

f:id:k-heki:20190730135938j:plain

 

サンディエゴ美術館至高のコレクションを紹介

サンディエゴ美術館に展示いている絵画は数は多くないものの、とても見応えのある作品ばかり。この記事では、ディエゴ・リベラサルバドール・ダリクロード・モネエドガー・ドガベルト・モリゾ、アメデオ・モリディアーニの作品をご紹介します。

 

ディエゴ・リベラ

はじめにご紹介するのはディエゴ・リベラ。メキシコで1番有名な画家である彼は、メキシコ壁画運動の中心的人物であり、フリーダ・カロの旦那さんだった人です(フリーダ・カロはメキシコの女流画家)。

f:id:k-heki:20190730134725j:plain

壁画運動とは、1900年代初頭に起こった革命をイデオロギーの側面から支援した運動。

当時のメキシコはディアス大統領の独裁政権下にあり、ディアス大統領が土地の国有化と大規模農業経営者及び外国資本への売却を進めていったため、メキシコ農民の99%が土地を失い、農業労働者(所謂貧困層)へ没落していったという状況でした。

そんな中、勃発したのが打倒ディアスを掲げるメキシコ革命。その革命の中で、メキシコ人としてのアイデンティティを国民に自認させるため、また、革命の意義を国民に流布するための絵を壁画と言う形で製作していったのが壁画運動です。

 

サルバドール・ダリ

f:id:k-heki:20190730134256j:plain

続いてスペインの巨匠ダリの作品。

ダリの絵の特徴はなんと言っても物質を柔らかそうに見せる作風。有名なのは時計がくにゃりと折れ曲がってしまっている絵などです。

一目で分かる作風と、見ていて飽きないデザインに、美術館の中で自然と足を止めてみてしまう画家です。

 

※スペインゆかりの画家についてはこちら

sumikuni.hatenablog.com

 

クロード・モネ

f:id:k-heki:20190730134942j:plain

モネの作品。睡蓮のイメージの強いモネですが、サンディエゴ美術館では別の一面を見ることができました。

 

エドガー・ドガ

f:id:k-heki:20190730135056j:plain

こちらはドガ。バレエの絵がとても有名な画家。他にも競馬の絵や像も残しています。

 

ドガの説明はこちら

sumikuni.hatenablog.com

 

ベルト・モリゾ

f:id:k-heki:20190730135238j:plain

次の絵は女流印象派のモリゾ。

モリゾはマネの弟と結婚した画家で、印象派の中ではメアリー・カサットと並ぶ女流画家です。

印象派と言うのは、元々フランス画壇の権威であった国立芸術アカデミーが主催する「サロン・ド・パリ」と呼ばれる展覧会で入賞できなかった画家たちが集まって作ったアートカテゴリー。その印象派の中でも異彩を放っていたのがモリゾです。

モリゾは第一回印象派展が開催される前年の1873年まで6回サロン・ド・パリに入選しており(作品が飾られており)、謂わば当時の主流であった国立芸術アカデミーからも認められる存在でした。

画家と言うのは職業ですから、本来であれば国立芸術アカデミーに認められる実力であれば、正統派であるアカデミー風の作品を作り続ければ安泰であったのにもかかわらず、その後の第一回印象派展開催からは印象派の画家としての道を歩み始めたのです。その経緯から、彼女の印象派としての活動に対する並々ならぬ強い決意が感じることができます。

 

印象派の絵画の見方についてはこちら

sumikuni.hatenablog.com

 

アメデオ・モリディアーニ

 

f:id:k-heki:20190730140245j:plain

こちらはモリディアーニの絵画。

モリディアーニは細長い輪郭がとても特徴的で、一度見たら忘れられない絵。生前は全く評価されず酒におぼれ、35歳と言う若さで早世した悲劇の画家です。死後、その評価は一変し、現在ではエコール・ド・パリを代表する画家の一人となっています。

ちなみに、名古屋在住であれば一度は彼の「おさげ髪の少女」という作品を目にしたことのある方も多いはず。「おさげ髪の少女」は名古屋市美術館で見ることができます。

 

肖像画の見方についてはこちら

sumikuni.hatenablog.com

 

アジアコーナー

f:id:k-heki:20190730140443j:plain

最後はこちらのアジアコーナー。

 

f:id:k-heki:20190730140633j:plain

アジアの芸術にも触れることができ、充実した時間を過ごすことができました。

 

サンディエゴ美術館へのアクセス

サンディエゴ美術館はサンディエゴのバルボアパーク内にある美術館です。ダウンタウンから車で5分。バスだとRoute 7「Park Bl & Village Pl」で下車(約15分)です。

 

 

 

終わりに

今回はアメリカサンディエゴのサンディエゴ美術館をご紹介しました。特に近現代の美術コレクションが印象的な美術館で、充実の絵画を楽しむことができますので、サンディエゴへのご旅行の際は是非サンディエゴ美術館にも足を運んでみてください。

 

※サンディエゴ観光はこちら

sumikuni.hatenablog.com

 

 にほんブログ村 海外生活ブログへ
にほんブログ村