ノートン・サイモン美術館は、アメリカ ロサンゼルスのパサディナ地区にある小さな美術館。
小さいながらも展示されている作品は質・量共に抜群で、特にドガの作品が多く展示されドガ好きにはたまらない美術館です。
この記事ではノートン・サイモン美術館の作品をご紹介します。
ノートン・サイモン美術館 見どころとおすすめ作品-ノートン・サイモン美術館 ロサンゼルス
ノートンサイモン美術館では、ドガを中心に、沢山の画家の絵画を鑑賞することができます。フラゴナード、ゴヤ、ピカソなど、常設展での展示は約1000点。
とても見ごたえのある美術館です。
エドガー・ドガの作品の宝庫
ノートン・サイモン美術館といえばドガ。
エドガー・ドガ。フランスを代表する画家の一人で、印象派が活躍した1800年代中盤から1900年代始めまで活躍しました。
睡蓮で有名なモネ、先駆者マネ、ヒマワリのゴッホ、甘美なルノワールなど、あまりにも有名な彼らとともに時代を生きていました。
ドガは一瞬を切り取る画家として活躍。その一瞬のモデルとなったのが疾走する馬であり、舞台上そして日常のバレリーナです。
ドガを凝縮して堪能することができるノートンサイモン美術館。空間っぱいにドガが展示されており、一つ一つの展示方法が作品を引き立たせます。
画家の「今」に出会い、進めば進むほどにその「今」を感じることができます。
ベルト・モリゾ
モリゾは印象派として活躍した女流画家。
実はフランスの権威であるサロンへの作品出展も多かった、実力派の画家です。一方で、印象派に共感し、多くの印象派の画家たちと交流していました。
パブロ・ピカソ
こちらはピカソの静物画です。
キュビズムで有名なピカソ。人の顔を多面的に捉えた絵画のイメージが強いですが、静物画のキュビズムも面白いです。
静物画は静かな雰囲気のイメージだったのですが、ピカソが描くと物が踊って見えるのが不思議です。
アンリ・ルソー
アンリ・ルソーは公務員画家として、「へたうま」な絵で有名な画家。
独特の作風が見るものを惹きつける、魅力的な絵画を多く残しました。原田マハさんが彼の絵を題材に、『楽園のカンヴァス』という小説を書いているので、是非一度読んでみてください。
※原田マハさんの作品紹介はこちら
sumikuni.hatenablog.com
終わりに
ノートン・サイモン美術館は大規模な美術館ではないですが、普段とは違った、特別なひと時を味わうことのできる美術館です。
ノートン・サイモン美術館へはロサンゼルスのパサディナ地区中心地から徒歩20分ほどで行くことができます。
https://www.nortonsimon.org/visit/welcome/japanese/
ロサンゼルスへ訪問の際はパサディナ地区そしてノートン・サイモン美術館まで足を伸ばしてみてはいかがでしょうか。
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