メキシコには多くの日系企業が進出しており、それに伴い日本人の居住者も増えています。
特にメキシコ中央のバヒオ地方にはメキシコにおける日本人居住者の半分が住んでいると言われており、中でも日本人が多いのがグアナファト州のレオン市です。レオンには4000人の日本人が居住していると言われています。
この記事ではそんなメキシコレオンの住宅事情をご紹介します。
- メキシコレオン 日本人用住宅物件探し
- 悪いサービスの結果
- 大事なのは代理人の働き
- レオン市内の居住地区について(レオン南部)
- レオン南部のお勧めフラクシオナミエント(居住区)
- 駐在前の英語練習はビギンがおすすめ
- 駐在準備におすすめなハンドブック
- 最後に
メキシコレオン 日本人用住宅物件探し
レオン市で先日物件探しと引越しを行いました。物件探しにはRedacさんにお願いしました。自分で探すことも可能ですが、お勧めは代理店にお願いすることです。
アメリカ最大の日系不動産会社の信頼と実績。ニューヨークの賃貸物件・売買物件・不動産投資ならリダックにお任せください。
なぜ代理店にお願いするのがお勧めなのかというと、自分で探した際に、見つけた物件のサービスか悪い可能性があるからです。実際、前の家はサービスが最悪でした。メキシコでは賃貸を契約すると、大家さんの代理人に家のメンテナンスなどをお願いすることになります。そのサービスが悪いと、メキシコ生活がとても苦痛なものになってしまいます。
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悪いサービスの結果
では悪いサービスの結果どんなことが起こったか。実体験に基づいて例を出していきたいと思います。
天井の雨漏りを直さない
メキシコの家は頻繁に壊れます。それを修理するのが大家さんの代理人なのですが、私の前の家は修理に来ませんでした。その結果がこれです。
雨季はめちゃくちゃ雨が漏ります。この修理を何度頼んでも人が来ませんでした。
お湯が出ない
12月にお湯が出なくなりました。
1ヶ月間真冬に冷水のシャワーを浴びるという貴重な経験をしたのですが、修理が来ない。何度言っても修理に来ず、限界に達した時、やっと来ました。
そしてボイラーを交換したのですが、建て付けが悪く、元々少なかった水量が雀の涙になってしまいました。最大の水量がこちらです。
この水量でシャワーを浴びて気づいたのが、水量が少ないと髪の毛が流れ落ちないということです。
お湯が出るようになり、シャワーを浴び終わると、髪の毛が全て鎖骨に溜まっているというホラー映画のような情景を目にすることになったのです。そこで初めて鎖骨の機能が抜けた髪の毛を貯めておくことだと学びました。
冷蔵庫から水が出て冷凍庫に樹氷ができる
冷凍庫も最悪でした。
冷えないし、水は出るし、メキシコで初雪を観測するし…
家自体も悪い物件
裏庭から蟻が侵入する、階段が危ない、雨の日は浸水する…良くないです。
※メキシコでの害虫駆除についてはこちら
大事なのは代理人の働き
こんな家に住んでいたので、メキシコの家探しで重要なのは代理人なら働きだと分かりました。
とにかく何かがあったときにちゃんと対応してくれる代理人がいる家を探す必要があります。そのような家を探すにはやはり住宅斡旋会社を利用するのが最適だと思います。
レオン市内の居住地区について(レオン南部)
続いて、Redacさんに教えて頂いた日本人の居住に適した地区を紹介します。
まず、日系企業、特にメーカーで働く場合は、レオン市の南にあるSilao市に工場があることが多く、レオン市の南側に住むことが多いです。
この地域からだとSilao市まで来るまで20分。朝の渋滞を加味すると30分程度でSilao市まで通うことが出来ます。
一方、子どもの学校や保育園などの関係でメーカー勤務でも北側に住む方もいらっしゃいます。銀行などの勤務の場合、レオン市内で働くことが多いですので、その場合も北側に住むことが多いです。
北側は上記のマップのハルディネス・デル・モラルと記載されてところ付近となります。北側からシラオ市までは信号や渋滞が多いので1時間ほどかかります。
レオン南部のお勧めフラクシオナミエント(居住区)
ここからはレオンに住むときにお勧めの居住区をご紹介します。
ご紹介するのは、特に、シラオ市の地帯に勤務する場合におすすめな南部の居住区です。
Natura
日本人人気No.1がレオン南部にあるNatura。
コストコなどにも近い街中にあり、とても便利です。単身向けのアパートもあります。中にはテニスコートやジム、プールなどもあり、所謂、誰もが想像する駐在員生活を送ることができる居住区です。メーカーが多く進出しているシラオ市まで30分ほどの距離で、メーカー勤務者にはうってつけ。ただ価格が高いのが玉に瑕。
この居住区の住人の8割が日本人といわれており、所謂日本人村を形成しているのが特徴で、居住区内で日本人同士助け合うことが出来るのも素晴らしい点。
居住区内の住宅ごとに当たりはずれがあったり、大きい、小さいなどもあるので物件選びは慎重に行うのが無難。メキシコのレオンでは珍しいアパート(単身/家族用)も有りますので、物件の種類は豊富です。
Anturios
Naturaの隣にある居住区。Naturaよりも規模が小さく、ジムなどはありませんが、プールとバスケットボールのコートがあります。
閑静な住宅街という雰囲気で落ち着いた生活が送れるでしょう。ゲートのセキュリティがしっかりしているのが特徴です。
尚、日本人居住者はごく少数とのことで、日本人同士助け合うことが出来るという雰囲気ではないでしょう。上述のNaturaと近いため、Naturaに知り合いが居る場合には気軽に合うことは可能です。
Punta del Este
レオン南部の郊外にある居住区。
郊外にあるだけあって土地が広いのが特徴。近くにウォルマートがあり、居住区の中に小さなお店もあります。新しい居住区のため、周りに街がなく、少し不便なのがマイナスポイントです。
徒歩で活動できる範囲が限られているので住むのであれば車は必須。また、日本人居住者もあまり多くないとのことですので、日本人との交流範囲は限定的となります。
Sierra Nogal
Punta del Esteの近くにある居住区。
こちらも郊外にあり、二重ゲートが特徴。安全面は抜群です。中にはクラブハウスがありパーティもできます。ただ、まだまだ新しい居住区なため、中に空き地が多いのがこれからの改善点です。
日本人でこちらに居住しているというのはこれまで聞いたことがありませんが、実際には何組かは住んでいるかもしれません。こちらの居住区も車が必須です。
Rubi
Naturaと同じくアパートがある居住区。
Punta del Esteよりシラオ市寄りに位置します。とても新しい居住区で、居住区内に温水プール、ジムがあります。アパートですが、中もそれなりに広いです。とても綺麗な居住区で、環境がとても良いですが、空き部屋が多いため、今後の発展に期待です。
今回紹介した居住区は全て南部の居住区です。北部はより高級な地域ですので、北部で仕事をするのなら北部での物件探しがお勧めです。ただ、シラオ市で仕事をする場合には、南部の居住区がお勧めです。
駐在前の英語練習はビギンがおすすめ
海外駐在帯同前に英語の練習をしておきたいという場合は、帯同準備専門の英会話「ビギン」がおすすめ。
ビギンは、海外駐在帯同家族に特化した英会話レッスンを行っており、日本人のプロ講師による決め細やかなレッスンが魅力的な英会話教室。
病院での会話、スーパーでの会話、空港での会話、学校での会話など、駐在中に英語を使う必要があるシチュエーションにあった英会話を中心に練習することができます。
また、レベルに応じた文法や、日本人がに苦手な発音のコツなども丁寧に教えてくれます。
これまで多くのオンライン英会話教室を試してみたのですが、海外駐在に帯同する準備のための英会話はビギンが一番おすすめです。
※ビギンのレッスンのレビューはこちら
駐在準備におすすめなハンドブック
駐在や帯同時には、語学の面での心配事も多いです。
メキシコはスペイン語のため、基本的なスペイン語会話を赴任先や赴任前に勉強することとなると思いますが、特に病院などは英語も通じるため、英語でやり取りすることが可能です。
病院で使うスペイン語などがまとまったハンドブックを探すのは難しいのですが、英語のハンドブックは、BIGINという英会話スクールが駐在時の生活情報や英語表現をまとめた「海外赴任English Book」というハンドブックを発刊しているため、こちらを持っていくのがおすすめです。
ハンドブックは駐在の心強い味方となると思いますので、問い合わせてみるのが良いかなと思います。
※ハンドブックの問い合わせは英会話スクールBIGINのHPから可能です。
最後に
今回はレオンでの物件探しについて紹介しました。
物件探しで重要なことは代理人のサービス、安全性、そしてその他の環境です。家探しの際はその辺りに気をつけて最適な物件を探してみてください。
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