南欧スペインの古都トレド。 2011年から1年間かけて世界各国を遊学したその最初の国がスペインでした。 始まりの国スペインの中でも絶対に行く!と決めていたのがトレド。画家エル・グレコ(ギリシャ出身の画家)が過ごした町。憧れの町に降り立った瞬間感じた高揚感は今も忘れられません。
- トレドへはマドリッドからRENFE(スペイン国鉄)で
- ムデハル様式の芸術的な駅舎
- アルカサル
- 町の中心地への架け橋-サンマルティン橋
- 尖塔が美しい-カテドラル
- 行政の中心-市役所
- 町を守る-太陽の門
- エル・グレコゆかりの地-エル・グレコの家
- 迷路のような町並みに迷子になることも
- 終わりに
トレドへはマドリッドからRENFE(スペイン国鉄)で
トレドは首都マドリッドから電車で30分くらいの位置にある町です。マドリッドのアトーチャ駅から電車のRENFEで行きます。アトーチャ駅はこんな感じでした。
スペインの国鉄であるRENFE は、マドリッドと各都市を結んでいます。マドリッド付近を走る近郊線と、バルセロナやアンダルシアなど、スペインの地方都市まで行くことができく長距離線があります。
トレドへは一時間に1本程度近郊線が走っており、連休中で無ければ特に予約の必要はありませんが、年末やクリスマスなど移動が多い時期については前日に予約するのがお勧めです。
ムデハル様式の芸術的な駅舎
駅構内は美しく、駅舎自体が芸術品の様。トレド駅に到着した瞬間からドキドキが止まりません。
内部はムデハル様式と呼ばれる、レコンキスタ以後、スペインに残った残留イスラム教徒の建築様式とキリスト教の建築様式が融合したスタイルで、とても美しい造りとなっています。
アルカサル
駅に到着し、周りを見渡すと、トレド旧市街の荘厳な風景が目に飛び込んできました。早速旧市街を目指します。ちなみに左にある四角い建物はアルカサル(城)です。
町の中心地への架け橋-サンマルティン橋
こちらはサンマルティン橋。町の外と中をつなぐ橋です。この橋を超えると旧市街。
尖塔が美しい-カテドラル
サンマルティン橋を超えて町へ入ると入り組んだ路地が迷路のようになっています。その中でもその美しさで人々の目を引くランドマークとなっているのが、カテドラルです。
大聖堂のは町のシンボルでもり、信仰中心でもあります。全貌が捉え切れないほどの壮大な建築物です。
行政の中心-市役所
町の運営を担っているのがこちらの市役所。市役所前の広場にはベンチなども置かれおり、歩きつかれた旅人たちが一息つくことのできる場所です。
町を守る-太陽の門
太陽の門はレコンキスタ以前に作られた門で、イスラム様式がとても美しいのが特徴。当時は敵の侵入を防ぐために建造されたため、とても重厚な建造物となっています。
こちらの門、とても分かりづらい場所にあり、つくまでに町を彷徨うこと間違いないのですが、トレドの迷路のような町並みを楽しみながら、この場所を目指してみてください。
エル・グレコゆかりの地-エル・グレコの家
トレドといえばエル・グレコと言う事ができるほど、この地は画家エル・グレコと深い関わりがあります。
エルグレコは16世紀にスペインで活躍したギリシア人画家。スペインが「日の沈まぬ国」と呼ばれていたフェリペ2世の時代。彼はフェリペ2世に仕えようとしましたが、フェリペ2世に画風を認められずトレドで宗教がを描きながら過ごしました。
彼の作品はマニュエリスムと呼ばれる独特な技法。日本では国立西洋美術館と大原美術館の2箇所で見ることができます。
迷路のような町並みに迷子になることも
同じような道が続くので迷いますが、すれ違う観光客らしき人たちと迷いますねーっておしゃべりしたりして充実の旅となりました。
町並みはとても美しく、中世の面影を色濃く残しています。
終わりに
他にも博物館や教会など見所がたくさんありますので、スペインにお立ち寄りの際はぜひ足を運んでみてください。
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