海外赴任をすると給料が高くなるというイメージがあります。
この記事では、海外赴任した場合の給与についてメーカーの例を参考にご紹介します。
- 海外赴任の給料事情 年収は1.5倍?-中規模メーカーの待遇例
- 海外駐在中の給与目安は1.5倍
- 海外駐在中の給料体系
- 給与以外の金銭的なメリット
- 海外駐在の仕事の仕事内容
- 海外駐在を目指す場合の転職活動
- 駐在前のオンラインビジネス英会話
- 駐在準備におすすめなハンドブック
- 終わりに
海外赴任の給料事情 年収は1.5倍?-中規模メーカーの待遇例
海外赴任は、一度赴任すると家が建つともいわれることが多いのですが、実際にどのくらいもらっているのか気になるという方も多いはず。
実際に海外に赴任してみると、給料や待遇はとても魅力的に感じました。
給料の目安としては日本にいるときの1.5倍から2倍程度、それにいろいろなサポートがつく形となります。
この記事は、海外赴任した場合の給料や待遇をご紹介していきたいと思います。
海外駐在中の給与目安は1.5倍
総合商社や大規模メーカーなどでは、海外駐在をすることで1千万円以上の年収をもらっているという方もいらっしゃいます。
一方で、実際にどのくらいのお給料になるのかを現実的に考えた場合、日本の基本給の1.5倍程度と考えると当たらずとも遠からず。
私自身もこれまでメキシコで駐在生活を送ってきましたが、日本の給料と比べるて1.5倍から2倍程度の給料を頂いていました。
海外駐在中の給料体系
海外に赴任すると、日本のお給料に海外赴任手当や危険地手当などが加わって支給されます。また、給料とは別に家賃が支給されることもあり、その場合額面的にかなり大きな金額となります。
私の場合、日本にいた時は残業はほぼ無しで、26歳の時に手取り20万円くらいでしたが、駐在中は手取りで40万円+家賃10万円くらいとなり、日本頂いていたお給料と比べて倍以上になりました。
その後昇給などもあり、最終的には手取り45万円くらいに家賃10万円くらいでした。
額面で見るとさらに大きな数値となっており、年収は750万円くらいとなりました。
この点をみても、海外駐在というのはお給料面でかなり良い待遇となります。日本の基本給が高い場合はさらに高いお給料となります。
また、給与以外にもガソリン代がいらなかったり、車が貸与されるといったメリットもあります。
駐在中の給与詳細
駐在中の給与の詳細を額面ベースでご紹介します。
額面ベースの月々の金額と手取りは30歳で大体以下の通り。こちらは所謂総合商社のような企業ではなく、中規模メーカーの駐在員の給料です。
私は日本にいた時は手取りで20万円を超えていなかったので、駐在後は日本にいた時の2倍以上のお給料となりました。
合計:額面61万円-控除7万円=手取り54万円(家賃補助含む)
詳細
日本の給料の額面
・47万円
控除
・△4万円
控除項目:健康保険、厚生年金、雇用保険、損害保険
※住民税は日本国内に住んでいないため課税されない
海外駐在先の給与の額面
・23,300ペソ=14万円
控除
・△5千ペソ=3万円
給与以外の金銭的なメリット
海外駐在中は年収アップ以外にも、車貸与、ガソリン代免除、光熱費なし、運転手・家政婦・通訳の雇用、ゴルフ会員権、日本からの日用品輸入サービスなどを負担する企業もあります。
私の会社も一部ですが、会社が負担してくださるサービスがあり、給与が上がったことに加えて、様々なサポートがつくことで、大きなメリットを感じていました。
海外赴任するのは難しい
海外に赴任すると、日本にいる時よりも多くの金銭的なメリットがありますが、一方で、海外駐在員になるのは少し難しいところがあります。
というのも、海外駐在員として選ばれるためには、実力や能力以上に運が必要だからです。
自分が海外に行きたいタイミングでそのポジションに空きがあるかという部分でタイミングが難しかしいというのが実情で、海外駐在がしたいけど中々選ばれずに長年過ごしてしまうということも多いです。
本当に駐在を希望している場合は、駐在前提で採用活動を行っている企業に転職などを考えるのも必要な選択肢となります。
※海外駐在を希望する場合のおすすめエージェント
海外駐在の仕事の仕事内容
海外駐在というと、仕事が大変なイメージがあるのですが、一部の総合商社などを除いて、実際に行う仕事は日本の仕事とほとんど変わりません。
海外駐在にも色々な働き方があり、営業、技術、管理などの部門によって仕事内容も大きく異なります。
営業担当の場合、新規開拓とルート営業、マーケティング、人材育成、製品購入・輸入、製品メンテナンスの管理、などが主な仕事となります。
技術の場合、新工場を建設の支援や工場管理、技術的なユーザー支援などを行います。
管理部門では、システム構築、人事評価制度の作成、オフィスの管理体制の構築などがメインの仕事です。
日本と違う点として、日本の成熟した市場では仕事自体が守りの場合が多い一方で、海外の未成熟市場では攻める仕事が多いということがあります。
また、日本では保守的な企業でも海外では大胆にチャレンジできる環境があるというのも異なる部分です。
※海外駐在中の仕事内容についてはこちら
海外駐在を目指す場合の転職活動
海外駐在員を目指すときには、社内で積極的に海外志向だということを発信することが近道です。
ただ、一生懸命仕事に励んでも、会社側の事情で駐在できないこともあります。
例えば、駐在先に空きがない場合、また、駐在先が少なくて駐在員を必要としていない場合など、自分の努力ではどうしよもない場合には、海外駐在を目指して思い切って転職してみるのも一つの方法です。
転職エージェントの中にはグローバル企業への就職支援を強みとしているエージェントもありますので、転職を考えたいという場合は一度相談してみるのがおすすめです。
ちなみに、グローバル企業に転職を希望するなら「en world」への登録は必須と言えるくらいおすすめ。サポートやコンサルタントの対応が素晴らしいので是非面談なさってみてください。
※en worldの登録はこちら
※海外駐在を目指すための転職エージェントはこちら
駐在前のオンラインビジネス英会話
海外駐在として海外に行く場合の英語練習としては、ビジネス英語を学べるオンライン英会話などで練習するのがお勧めです。
ビジネスで使う英語というのは日常会話で使う表現と異なっている場合も多く、実際にビジネスの最前線で活躍した経験がある講師と仕事のことや世界のことについてディスカッションしながら語学力を向上させることができるのが利点。
海外駐在や帯同の準備のための英会話を検討しているという場合はぜひ無料体験などに挑戦なさってみてください。
※おすすめオンラインビジネス英語はこちら
駐在準備におすすめなハンドブック
駐在や帯同時には、語学の面での心配事も多いです。
海外駐在をする国によっては英語以外が公用語という場合もあり、基本的な現地語での会話を赴任先や赴任前に勉強することとなると思いますが、特に病院などは英語も通じるため、英語でやり取りすることが可能です。
病院で使う現地語の情報などがまとまったハンドブックを探すのは難しいのですが、英語のハンドブックは、BIGINという英会話スクールが駐在時の生活情報や英語表現をまとめた「海外赴任English Book」というハンドブックを発刊しているため、こちらを持っていくのがおすすめです。
ハンドブックは駐在の心強い味方となると思いますので、問い合わせてみるのが良いかなと思います。
※ハンドブックの問い合わせは英会話スクールBIGINのHPから可能です。
※ビギン英会話はこちら
終わりに
この記事では海外赴任をした場合のお給料について具体的な金額を例示しながらご紹介しました。
海外赴任は、大変なことも多いですが、経験を積むことができたり、金銭的なメリットも大きい働き方です。
海外に出てグローバルに働きたいと考えている場合にとてもお勧めな働き方ので、色々な選択肢を考えながら海外での仕事にチャレンジなさってみてください。
※駐在員のやりがいはこちら
※駐在員の大変なところはこちら