海外で働きたいと思ったときに気になるのが、海外で働く現実。
この記事では、海外駐在と現地採用を例に海外で働く現実をご紹介します。
海外で働く 現実とは-海外駐在と現地採用を紹介
海外で働くことを視野に入れた時には、
①現地で就職活動をし、現地企業または日系企業の現地採用枠で就職する
②日本で企業に就職し、駐在員として派遣される
③JICAなど、各国の公的機関や大学などの学術機関に就職し海外に派遣される
という、3つの方法が考えられるのですが、今回は海外で働きたいという場合に特に検討されることが多い①現地採用と②駐在員に焦点を当てていきます。
同じように海外で働くという働き方のこの2つの選択肢ですが、実は仕事内容から待遇まで、大きく異なっているのです。
現地採用のメリット・デメリット
現地採用は、自分の好きな国を選ぶことができるというのが最大のメリットです。
好きな国で働きたい、自分の学んだ言語を生かしたい、確実に海外に行ける、というのが魅力。
自分の働きたい国で、自分が納得いくまで生活できる点は、海外生活をずっと続けたいという場合には非常に重要な点です。また、若いうちに海外経験を積めることも大きなメリットです。
現地採用のデメリットとして、現地の給与体系に左右されるため、国によってはお給料が低かったりします。また、日系企業の現地採用枠で入社すると、待遇、役職などは駐在員の部下という形となります。
現地採用者の雰囲気としては、皆主体的に海外に来ているため、生活の充実度、モチベーションが高く、私生活でもアクティブなイメージです。
駐在員のメリット・デメリット
海外駐在員の最大のメリットはお給料が高く、生活に不自由せず、経験的積めること。
例えば、赴任前27歳の日本での手取りが17-18万円だとすると、日本ではここから家賃や生活費、交際費、車代などが引かれるため貯金に回せるのは5-6万円くらいとなります。
一方、出向後は手取りで40万円、ここに家賃補助約10万円(賃貸全額カバー)、車貸与、ガソリン代などが乗ってきます。実費の生活費はネット代、水道代、ガス代、電気代、食費です。
そのため、お給料という面では充実しており、毎月20万円ほど貯金することが可能です。
また、仕事面では現地ではマネージャーポジションでの赴任となるため、仕事の幅が広がり、経験を積むことができます。自分の裁量で仕事ができるため充実します。
デメリットとしては、社命で赴任しているため、モチベーション維持が難しいところ、私は元々海外営業職で入社していたため駐在の覚悟はできていましたが、それでも日々日本帰りたいなあと思っていました。
技術者で赴任する場合などは言葉の問題もあります。また営業でも自分が喋れない言語の国への赴任なども多いです。そのたびに一から勉強することとなります。
さらに、入社後時間が経ってからの渡航となるため、家族の問題、持ち家の問題、いつ帰れるか分からないという精神的負担など、日本に生活基盤があるからこその問題もあります。
日本ではもう働きたくない、海外で生活したい、という場合や、絶対この国で働きたいという強い思いを持っている場合にも、数年で帰国または他国へのスライド赴任がやってくる駐在員はストレスが多く感じてしまいます。
グローバル企業への転職活動におすすめなエージェント
海外で働くことを目指してグローバル企業で働きたいという思いをもって転職活動をする場合、意識的にグローバル企業に強いエージェントを選ぶことが大切です。
エージェントにはそれぞれ強みがあり、その強みによってサポート内容が変わってくるのですが、グローバル企業を目指す転職で特におすすめなのは、「en world」、「MTA エージェント」、「JAC リクルートメント」、「リクルートエージェント」、「パソナキャリア」の5つです。
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終わりに
この記事では、海外で働くことを目指す場合に知っておきたい海外生活の現実をご紹介しました。
現地採用はモチベーション高く働くことができますが、その分待遇面で難しい部分がある可能性も高いです。
海外駐在は待遇面は恵まれていますが、スライド赴任があったりと、安定した生活を送るのが難しいというデメリットがあります。
メリットとデメリットを考えながら海外で活躍する方法を検討なさってみてください。
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