すみくにぼちぼち日記

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海外駐在で失ったもの-駐在のデメリットを紹介

海外駐在員について気になるのが駐在のデメリット。

この記事では、海外駐在をして感じたデメリットをご紹介します。

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海外駐在で失ったもの-駐在のデメリットを紹介

海外駐在を考えた時に気になるのが海外駐在をすると何を失うのか。つまりデメリットです。

本当に海外駐在してもいいのか、また、海外駐在を目指すべきなのかはこのデメリットの大きさを知ることで検討しやすくなります。

この記事では、実際に4年間駐在して感じたことをご紹介します。

 

将来的にいつ日本に帰れるか分からない

駐在をすると、その経験を買われて、海外拠点を点々とする生活を送る可能性が出てきます。そのため、いつまでも日本に帰ることができずにずっと海外で働く可能性も出てきます。

海外に本気で移住したい、という場合などには良いかもしれませんが、あくまで拠点は日本が良いと思っている場合には結構しんどくなるかもしれません。

私も任期が決まっておらず、メキシコの後にどの拠点に行くかも分からないので、例えばマイホームを買ったり、子どもの学校をどうするかなどの将来設計を考えるのがとても難しいと感じています。

また、夫や妻のキャリアをどうするのか、という問題も家族帯同の場合や単身赴任に関係なく出てくる問題です。どちらかが我慢してキャリアを諦めなくてはならないという状況にもどかしさを感じてしまうこともあるかなと思います。

 

出会いを作ることが難しい

独身の場合、海外で出会いを作るのが難しいという点で、色々難しさを感じるかもしれません。

特に若くして駐在いた場合、結婚などを考える場合はもちろんのこと、海外駐在員は35歳から50歳くらいの方々の既婚者が多いので、友達という点でも、近しい友人となるのはかなり難しいです。

同年代は駐在員ではなく現地採用スタッフとして採用されている場合があったりするのですが、個人的な感想として、少し壁があるように思います。

私自身は人付き合いが苦手なので、駐在中の現在もずっと家に引きこもって交友関係はほぼ無いのですが、たまにお呼ばれしていった会合でも「駐在員と現地採用」みたいな雰囲気のくくりが見えました。

そういうところを見ても、若い間に駐在すると、現地で交友関係を築くのは難しそうだなと思いました。

 

金銭的なメリットがでにくい場合も

20代で海外駐在員となる場合には金銭的なメリットが大きいのですが、30代となると勤務する会社やポジションで大きく収入に差が出てきます。

もちろん、今の会社の日本のオフィスに努めている場合と比べると海外駐在中の給与は2-3倍となるのですが、特に30代中盤から後半では、海外駐在員として働いた場合の年収と、別の企業で日本で働く場合の年収が同じだったり、日本の別の企業の方が年収が高くなったりと、海外駐在だから給料が高いということが無くなってきます。

そのため、海外駐在しているのに別の企業に勤めている方々と比べてなかなか給料が上がらないことを不満に感じてしまうなど、駐在中につらいことを乗り越えるモチベーションが下がってきてしまうこともあります。

一方で、支出面に関しては、家賃がかからない、車やガソリン代がいらない、住民税の支払いがないなどの利点は変わりません。

給料の上がり幅は勤務先の給与体系に大きく左右されるため、海外駐在中で待遇が気になるという場合には経験を生かして転職するという方法も考えられるかなと思います。

 

海外駐在のやりがい

海外駐在ではメリットとデメリットどちらもあるのですが、やりがいという面では非常に面白い働き方かなと思います。

新規事業や新製品の販売計画を立案し、マネージャーとしてチームを統括しながら、新規市場の開拓。そして必要に応じて製品を仕入れ、販売。製品販売後のメンテナンスまで技術員と行うことになります。

日本のようにハンコが沢山要らないので、仕事自体もスピーディーで自分の考えで進めていけるので仕事が充実しますし、新規開拓なども捗ってとても楽しく仕事ができるかなと思います。

自分で雇用・育成した社員が段々と自分の力で活躍できるようになる様子を間近で見られるのも面白いですし、自分のやったことすべてが目に見える形で結果となるのは海外駐在ならでは。

幅広い仕事に深く関われるのも海外駐在の良いところで、仕事の頭から最後まで携わることができるので、客先への貢献という面で自分の仕事の意味を実感することができます。やはり「やりがい」という点は何にも変えがたいものだと思います。

しんどいことも多い海外駐在ですが、新規案件への取り組みが成功し、ユーザーに満足してもらうことができた時には、「大変だな」という気持ちも一気に吹き飛んでしまいます。

 

※海外駐在の仕事のやりがいについてはこちら

sumikuni.hatenablog.com

 

駐在前のオンラインビジネス英会話

ここまで、30代の海外駐在について、そのメリットやデメリットをご紹介しました。

海外駐在や帯同家族として海外に行く場合に心配なのが語学の面。駐在前の英語練習としては、ビジネス英語を学べるオンライン英会話などで練習するのがお勧めです。

ビジネスで使う英語というのは日常会話で使う表現と異なっている場合も多く、実際にビジネスの最前線で活躍した経験がある講師と仕事のことや世界のことについてディスカッションしながら語学力を向上させることができるのが利点。

海外駐在や帯同の準備のための英会話を検討しているという場合はぜひ無料体験などに挑戦なさってみてください。

 

※おすすめオンラインビジネス英語はこちら

classroom.hatenablog.com

 

駐在員を目指すなら転職も視野に入れて

駐在したいけど今の会社ではなかなか機会がないという場合には、転職を視野に入れて活動するのがおすすめ。

駐在を目指して転職する場合には、グローバル企業への転職に強みを持っている「en world」などのエージェントを利用します。

実は私も転職活動を行い、外資系転職でen worldには非常にお世話になりました。

一人で転職先を探すのも良いのですが、サイトを利用することで海外駐在への道が飛躍的に広がるのでお勧めです。

 

※en world はこちら

エンワールド・ジャパン|グローバル企業転職

 

※海外駐在でおすすめな転職エージェントはこちら

sumikuni.hatenablog.com

 

終わりに

この記事では、海外駐在するデメリットをご紹介しました。

海外駐在は、特にマネジメントの面で広く深く実践することができ、とても楽しい反面、日本で働いた方が良いかなと思うこともあります。

働いていると色々な気持ちが入り混じってくると思いますが、仕事自体はとてもやりがいがある働き方だと思います。海外駐在を考えているけど中々一歩を踏み出せないという場合には、とりあえずやってみる、というのもおすすめ。

海外駐在での経験や駐在中に一時的に上がったお給料などは転職を検討する際の武器にもなります。やってみて自分に合わなければ転職したり、会社に日本に戻してもらえるようお願いすることもできます。ですが、海外駐在に挑戦しなければ分からないことも多いです。

せっかく機会があるのであれば思い切って挑戦してみるのも良いのかなと思います。

 

※海外駐在中のストレス解消法はこちら

sumikuni.hatenablog.com

 

※おすすめオンラインパーソナルヨガはこちら

classroom.hatenablog.com

 

 

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