海外駐在員として働きたい場合、働くこととなった場合に気になるのが海外駐在員の役割。
この記事では海外駐在員の役割についてご紹介します。
- 海外駐在員の役割とは-管理職としての赴任がメイン
- 若手駐在員に求められる役割
- 30代は部門長という役割
- 40代50代はGMや現地法人社長
- 駐在前のオンラインビジネス英会話
- 駐在員を目指す転職活動
- 終わりに
海外駐在員の役割とは-管理職としての赴任がメイン
海外駐在として海外に赴任するとき、多くの場合は管理職として赴任することとなります。
若手と呼ばれる20代の前半では研修としての駐在や一担当者としての駐在ということもありますが、基本的に海外駐在員に求められる役割はマネージメントです。
経験豊富な40代、50代ではGM(ジェネラルマネージャー)や現地法人社長としての立場で赴任することもあります。
※海外駐在の一般的な仕事内容はこちら
若手駐在員に求められる役割
20代前半で海外駐在する場合には、一担当者や研修生という役割で駐在することもあります。
20代後半ではマネージャーとしてグループの統括を任されることが多い海外駐在。
同じ20代でも前半と後半でその役割が大きく異なるのが特徴です。
※20代の海外駐在メリット・デメリットはこちら
20代前半は一担当者または研修生
20代前半で海外駐在する場合、特に大卒や大学院卒の場合には、即戦力と言うよりも将来への投資という意味合いが大きいです。
例えば一担当者として海外で経験を積ませる、研修生として成果物ではなく成長を求めて駐在させる、という意図で会社が駐在員を送り出すことになります。
駐在員として考えるべきことは何よりも自分が担当者として結果を残し、海外での経験を少しでも自分の力に変えるということです。
したがって、20代前半では先ずは自分の仕事に100%注力することを考え、常に100%の結果を出すように努力することが大切です。現地スタッフと同じ役割で赴任することもあるので、現地のスタッフから学ぶという姿勢も大切してください。
お給料や待遇面では、特に研修生という立場では、通常の海外駐在の規定と比べて差がつけれていたりすることもありますが、学びに来ているという感覚を大切に、多くのことを吸収できるように努力することが大切であるといえます。
20代後半の役割はチームリーダーや管理職
20代後半では役割が大きく変わり、チームリーダーや管理職を任されることになります。
会社の規模、配属される現地法人の人員構成などにもよりますが、自分の仕事+αで、現地スタッフの管理などを行うこととなります。
チームリーダーや管理職として配属されたときに心がけたいところは、自分の仕事を自分だけで完結させないこと。組織を管理する役割で赴任しているので、組織の管理に重点を置いて仕事を行うことが重要です。
一担当者として仕事を行うのではなく、それぞれの担当者を管理し、導く、と言うのが求められている仕事です。
※駐在後2年間で行った仕事についてはこちら
30代は部門長という役割
30代になると、20代後半に比べて更に高いレベルでの管理を求められます。
20代ではプレイングマネージャーという立場で管理と担当地域の仕事を行っているような場合でも、30代では管理の仕事に注力するよう必要がでてきます。
30代の役割は、部下に仕事を教え、権限を持たせ、それぞれの担当に考えさせて、その考え方についてアドバイスを行う、という仕事。
自分自身が手足を動かして行う仕事は減っていきますが、一方で自分が部下と一緒にチームとして動かす仕事数は2倍、3倍、4倍と増えていき、仕事の成果も大きく飛躍させることができるようになります。
ここで重要なことは、20代のときのような、自分で率先して仕事を行うスタイルから、自分は動かずに部下に任せるスタイルに変えていくこと。
ひとりでできる仕事は限られますが、チームでできる仕事は無限大です。ですから、できる限り仕事を任せて、自分はアドバイスと決断、そして責任を負う、という3つの仕事に注力することが重要です。
※30代の海外駐在のメリット・デメリットはこちら
40代50代はGMや現地法人社長
40代、50代で赴任する場合の役割は、その組織のトップ、GMや現地法人社長としての役割を任せられることになります。
GMや現地法人の社長と言うことで、仕事の内容は会社の運営です。特に財務状況の管理、設備や人事面での管理などがメインの仕事となり、自分自身が動いて仕事を行うということはほぼありません。
部下が行った仕事の良し悪しを判断し、決断・決定することが仕事の大半となります。
営業職であってもオフィスを離れることもあまり無く、工場がある場合にも工場に実際に出て仕事を行うよりも、上がってくる報告を聞いて、必要なときに必要な助言を行うことが仕事となります。
また、部下が作成した書類をもとに本社との打ち合わせを行ったり、本社への報告業務を行うことも重要な仕事です。
※海外駐在で仕事を任せる重要性についてはこちら
駐在前のオンラインビジネス英会話
海外駐在として海外に行く場合の英語練習としては、ビジネス英語を学べるオンライン英会話などで練習するのがお勧めです。
ビジネスで使う英語というのは日常会話で使う表現と異なっている場合も多く、実際にビジネスの最前線で活躍した経験がある講師と仕事のことや世界のことについてディスカッションしながら語学力を向上させることができるのが利点。
海外駐在や帯同の準備のための英会話を検討しているという場合はぜひ無料体験などに挑戦なさってみてください。
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駐在員を目指す転職活動
駐在したいけど今の会社ではなかなか機会がないという場合には、転職を視野に入れて活動するのがおすすめ。
駐在を目指して転職する場合には、グローバル企業への転職に強みを持っている「en world」などのエージェントを利用します。
実は私も転職活動を行い、外資系転職でen worldには非常にお世話になりました。
一人で転職先を探すのも良いのですが、サイトを利用することで海外駐在への道が飛躍的に広がるのでお勧めです。
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終わりに
今回は海外駐在員の役割についてご紹介しました。
駐在員の年齢や経験によって駐在員が求められる仕事内容も大きく異なる海外駐在。
駐在先の会社で自分が実現していかなければならないことを念頭において、日々の仕事を行っていくことで、駐在員としての仕事もスムーズに行うことができるようになります。
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