スペイン西部のガリシア州は蛸が有名な地域。他の都市と同じくパエリヤや生ハムも美味しいのですが、ご当地料理もとても美味しい地域です。
この記事では、スペインのガリシア州でおすすめの伝統料理をご紹介します。
- エンパナーダ-ガリシア風パイ
- プルポ・ア・ラ・ガジェガ-タコのガリシア風
- カラマレス・フリートス-烏賊げその唐揚げ
- ピミエント・デ・パドゥロン-獅子唐
- ケソ・テティージャ-おわん型チーズ
- 焼き鰯
- タルタ・デ・サンティアゴ-アーモンドケーキ
- エストレージャ・ガリシア-ガリシアビール
- 終わりに
エンパナーダ-ガリシア風パイ
いまやアルゼンチン料理の代名詞となったエンパナーダも、実はガリシアの伝統料理なのです。
アルゼンチンのエンパナーダは揚げてあるのが普通ですが、ガリシアのエンパナーダはパイの様な生地に具が入っている料理で、ツナやタコ、鶏肉などバリエーションも豊富。
具はトマトベースの味付けでさっぱりしていて、お昼などに最適の料理です。
プルポ・ア・ラ・ガジェガ-タコのガリシア風
プルポ・ア・ラ・ガジェガは日本語で「タコのガリシア風」という意味の料理。その名の通りガリシアで非常に良く食べられている料理です。
タコは茹でてあり、オリーブオイルが香る料理で粗塩とパプリカパウダーがアクセント。
柔らかすぎても硬すぎても良くないといわれており、湯で加減の良し悪しが命の料理です。
カラマレス・フリートス-烏賊げその唐揚げ
カラマレス・フリートスは日本で言う烏賊げその唐揚げ。レモンを少しふっていただきます。
新鮮な烏賊が良い具合に揚げてあって美味しいです。日本人には馴染み深い料理です。
ピミエント・デ・パドゥロン-獅子唐
獅子唐をガリシアではピミエント・デ・パドゥロンと呼びます。パドゥロンという町が産地なのでその名前がつけられました。
味付けは塩で、日本の獅子唐と同じ味がします。オリーブオイルで焼いた獅子唐と塩が絶妙に美味しい料理です。
ケソ・テティージャ-おわん型チーズ
テティージャチーズ(Queso tetilla)というチーズもガリシアの特産。おわん型の形が特徴で、あっさりしたチーズです。
テティージャは胸の意味。その形から名前がつけられたそう。
焼き鰯
鰯もガリシアでは良く食べられます。サルディーナという名前で、炭火で焼いた鰯はとても美味しいです。この写真はお祭りで鰯を焼いているところ。
タルタ・デ・サンティアゴ-アーモンドケーキ
タルタ・デ・サンティアゴはアーモンドケーキで、中世からガリシアで食べられ続けている伝統的なお菓子。
「聖ヤコブのケーキ」という意味をもつタルタ・デ・サンティアゴですが、表面には聖ヤコブの十字が描かれています。特に巡礼の町サンティアゴ・デ・コンポステーラの特産品として知られています。
優しい味わいでコーヒーに良く合います。
※サンティアゴ・デ・コンポステーラの紹介はこちら
エストレージャ・ガリシア-ガリシアビール
ワインも有名なガリシアですが、エストレージャ・ガリシアというビールはがりガリシア人の命ともいえるお酒。
週末はお昼からこのビールを飲みながらタパスと呼ばれるおつまみを頂きます。
ちなみにビールを頼めばタパスはサービス。美味しいタパスを食べながらエストレージャ・ガリシアでほろ酔いになるのがガリシアでの日常です。
ちなみに私はお酒が飲めないので、残念ながらエストレージャ・ガリシアは飲んだことが無いのですが、友人たちが「美味しい美味しい」と何杯も飲んでいたのが印象的でした。
終わりに
今回はスペインのガリシアの伝統料理をご紹介しました。
スペインは全国各地にそれぞれの伝統料理があり、どの料理もとても美味しいです。
ガリシアの伝統料理もとても美味しいですので、是非一度ガリシア料理を召し上がってみてください。
※マドリッドの情報はこちら