スペインのサンティアゴ・デ・コンポステーラ大学は1495年にカスティーリャ王国初の大学として設立された歴史ある大学。
長い歴史と伝統を誇る大学ですが、実は内装や調度品も素晴らしいのです。
今回はスペインを代表する大学の1つであるサンティアゴ・デ・コンポステーラ大学をご紹介します。
- サンティアゴ・デ・コンポステーラ大学とは
- 講堂-授与式などが行われる
- アメリカ図書館-歴史・文化遺産を保管
- 歴史地理学部キャンパス図書館
- 展望スペース-地理・歴史キャンパス
- パラニンフォ‐行事やコンサートが催される
- 終わりに
サンティアゴ・デ・コンポステーラ大学とは
サンティアゴ・デ・コンポステーラ大学は1495年にカスティーリャ王国初の大学として設立されました。
設立後、約500年にわたってガリシア地方唯一の大学として重要な役割を果たしました。20世紀にはア・コルーニャのア・コルーニャキャンパス、ビーゴのビーゴキャンパスがあったそうですが、1989年にア・コルーニャキャンパスはア・コルーニャ大学として、1990年にはビーゴキャンパスもビーゴ大学が独立した大学となりました。
そんなサンティアゴ・デ・コンポステーラ大学は20の学部を持つ総合大学。サンティアゴ南北にキャンパスがあり、ルーゴ県にもキャンパスを有しています。
今回紹介するのは、南キャンパスの中で旧市街に建物がある地理・歴史学部、哲学部、医学部の中で、地理・歴史学部の歴史ある校舎をご紹介します。
講堂-授与式などが行われる
サンティアゴ・デ・コンポステーラ大学の講堂は、旧市街の大聖堂付近にあり、授与式などが執り行われる場所です。正面には大学の紋章、両脇には出席者が座る椅子があります。
こちらの写真は実際に授与式が行われているところ。もちろん、大学の卒業式ではないため、カジュアルな雰囲気です。
ですが、ここの授与式に参加して、講堂の荘厳な雰囲気を肌で感じることができました。
アメリカ図書館-歴史・文化遺産を保管
アメリカ図書館はグメルシンド・ブスト(Gumersindo Busto)というサンティアゴ出身のでラテンアメリカに移民した人物が、ガリシアにラテンアメリカの文化を紹介するために建てた図書館です。
ラテンアメリカへ移住したガリシア出身の多くの人々が、アメリカ大陸の社会、経済、文化などに関する書籍を寄贈しました。
図書館内に保管されている書籍の数は6千冊にものぼるそうです。
歴史地理学部キャンパス図書館
こちらは歴史・地理学部の図書館。18世紀に建てられた図書館です。私が留学していたときは誰でも入れたのですが、2017年からは学生と関係者のみが入ることができます。
歴史的な書籍に囲まれて勉強できる図書館は、日常とは異なった特別な雰囲気でした。
映画に出てきそうな図書館の美しさ、歴史的な雰囲気がとても印象的な図書館です。
展望スペース-地理・歴史キャンパス
サンティアゴ・デ・コンポステーラ大学地理・歴史学部は屋上に展望スペースがあります。
旧市街を一望できる屋上もこの大学の魅力のひとつです。
※サンティアゴ・デ・コンポステーラ観光記事はこちら
パラニンフォ‐行事やコンサートが催される
地理・歴史学部でもう一つ見学したいのが、パラニンフォ(Paraninfo)という、行事やコンサートが行われる部屋。
美しい部屋、素敵な絨毯、そして素晴らしい天井画が魅力的なパラニンフォ。
宮殿のような雰囲気を味わうことができます。
終わりに
この記事では、スペイン ガリシア州のサンティアゴ・デ・コンポステーラ大学をご紹介しました。
旧市街のキャンパスである地理・歴史学部は、サンティアゴ・デ・コンポステーラ大学の歴史をそのまま今まで継承しているキャンパスで、その歴史を肌で体感する事ができました。
大学の研究も地理・歴史や文学、美術などでとても有名な大学ですので、スペイン留学を検討する場合は是非サンティアゴ・デ・コンポステーラ大学も調べてみてください。
また、サンティアゴ・デ・コンポステーラ大学を観光するツアーなどもあるため、学生でなくても見学することが可能な大学です。観光の際は是非、大学見学ツアーに申し込んでみてください。
※エージェントを使わずに留学する方法はこちら