スペインガリシア州ポンテベドラ県のオ・グローベ。ポンテベドラ西側に位置する半島にあります。海が綺麗な猟師町です。オ・グローベにはガリシア地方でよく見られるオレオが沢山あり、スペインのケルト的な雰囲気を味わうことができます。
今回はそんなオ・グローベをご紹介します。
帆立貝の像-サンティアゴ巡礼の象徴
ガリシア州といえばサンティアゴ・デ・コンポステラにフランスやポルトガル、イギリスなどから徒歩、馬、自転車、船で巡礼する、カミノ・デ・サンティアゴが有名ですが、オ・グローベにも巡礼を示す像がありました。
こちらはホタテの像なのですが、巡礼といえばホタテ貝。この地方で杖と帆立貝を持っていると、巡礼者として認知され、温かいもてなしを受けることになります。帆立貝は巡礼の象徴なのです。
ガリシア風高床式倉庫「Horreo」
オ・グローベでよく目にするこちら、オレオという、高床式倉庫なのです。ちなみに日本でよく目にするクッキーのオレオは「Oreo」なので、また別のもの。こちらは「Horreo」と書きます。
歴史の授業でも習う高床式倉庫と機能は同じで、穀物や農産物を保存するための倉庫です。
木材だったり、石造りだったりするのですが、どれも食料保管のために作られています。ちなみに、この地方はイスラムの影響をあまり受けていない地域ですので、昔ながらのHorreoが沢山存在するのですが、スペインの他地域ではあまり見ることができない倉庫です。
オ・グローベの町並み
オ・グローベは、昔から巡礼者が訪れる地域だったのか、町にキリスト教を現す像などが多く立っています。
こちらはイエスと十字架。
町自体は石造りの町並みで、歴史を感じさせる雰囲気でした。
ガリシアの魔女をオ・グローベで
ガリシア地方といえば魔女伝説。様々な魔女の伝説が伝承されている地域で、多くの町で魔女の置物やお土産を取り扱っています。
こちらのお店も様々な魔女のグッズが販売されていました。ガリシア観光では是非魔女のお土産を選んでみてください。
オ・グローベまでのアクセス
オ・グローベはサンティアゴ・デ・コンポステラからバスで2時間で行くことができます。電車では、ポンテベドラまで電車で1時間、ポンテベドラからバスで1時間です。乗換えが大変なので、サンティアゴからの観光の場合、バスで直接オ・グローベに行くのがお勧めです。
※オ・グローベへの行き方はこちら
終わりに
今回はスペインガリシア州ポンテベドラ県のオ・グローベをご紹介しました。
オ・グローベは海が美しい田舎町で、のんびりとした時間を過ごすことができますので、ガリシアへ訪問した際は是非一度足を運んでみてください。
※ポンテベドラはこちら
※サンシェンショとオンス島はこちら