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社会人大学院 学業と仕事の両立(学業編)-空き時間活用と効率的な勉強が鍵

社会人大学院に興味を持ったとき、一番気になるのは「仕事と学業の両立」が可能なのかということ。私も大学院入試に合格した後に本当に卒業できるのか、とても不安でした。

この記事では、社会人大学院生の学業と仕事の両立について、学業の側面から体験記をご紹介します。

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社会人大学院での学業と仕事の両立(学業編)

社会人で大学院進学を考えたときに不安なことが、学業と仕事の両立ができるかどうか。実際に体験して思ったことは、学業と仕事は両立できる、ということです。

この記事では社会人大学院生として学業と仕事を両立させるための、学業面の取り組み方と工夫の仕方を、時間の捻出、履修科目の選び方、割り切り教科の履修、修論のテーマなど、8つの項目に分けてご紹介します。

 

※大学院入試の準備はこちら

sumikuni.hatenablog.com

 

移動時間活用で勉強時間を捻出

社会人大学院生の難しい点は、なんと言っても時間がないこと

平日は通勤時間とあわせると1日の半分は仕事をしているのが社会人です。そして仕事が終われば大学院で授業、終わるのは夜の9時。家に帰ったらあとは寝るだけという生活になります。ですから、自主勉強に費やせる時間が殆どないのです。

大学院の授業は発表に告ぐ発表ですから、自主学習をしなければ授業についていくことができません。そこで、いかに自主学習をする時間を捻出するかが重要となります。

私が勉強時間捻出のために行ったのが、「移動時間の活用」です。

当たり前のことじゃないかと思われるかもしれませんが、私は大学院に通い始めて意外とこの移動時間を無駄にしていたことに気がつきました。うたた寝をしたり、携帯をいじったり、ボーっとしたり…

私の場合、自宅から会社が電車で60分、会社から学校が電車で60分、学校から自宅が電車で20分、最寄り駅から家が徒歩15分でした。この合計155分(約2時間半)をインプット(読書、授業の復習)の時間にあてました。

これにより、学校が終わってから自宅で行わなくてはならない勉強が資料作成だけとなり、大学院の授業で予習を行っていないという事態を防ぐことができるようになりました。他にも、社用で外出するときに電車を使うときや昼食時などもインプットの時間として使えます。

 

興味があり仕事や生活に関係があるテーマを学ぶ

大学院で何を専攻するかもとても重要です。

私は経営系の大学院に通っていたのですが、基本的には自分の仕事と関係がありそうな授業を履修しました。そうすることで、仕事をしながら、それが授業の復習にもなるからです。

例えば、マーケティングの手法についてある日の授業で学んだとしたら、そのマーケティングを翌日の仕事で試してみる、分析方法を学んだとしたら、その方法で分析してみるという方法で自分の頭に定着させることができました。

一方、数学系の科目や経済系の科目は仕事への応用は難しいので、上記のような科目を日常生活で復習することで空いた時間を、数学系や経済系の難しい科目の勉強に利用していました。

ちなみに、社会人が通える大学院情報は、リクルートが発行している『スタディサプリ社会人大学院』という冊子がとてもおすすめ。この冊子を使って、通学時間や研究内容などを考えながら大学院や専攻を選ぶと良いかなと思います。

 

※スタディサプリ社会人大学院はこちら

 

単位取得のためだけの割り切り教科も履修する

せっかくの時間を使って大学院に行くからには、全ての教科を一生懸命勉強したいところですが、中々難しいのが実情。そのため、「単位取得用の割り切り教科」も履修します

割り切り教科とはテストが簡単・出席だけで単位が取れる・出席がいらない等々の学校でも「簡単に単位が取れる」と有名な授業のこと。

また、自分の超得意分野の授業を戦略的に履修するのも方法の1つでしょう。

私の場合、大学は外国語学部出身と言うことで、英語は得意です。また、海外のこと(経済・歴史・文化・政治・言語)を4年間(留学も入れたら5年)勉強したため、開発経済(発展途上国の勉強)などの科目は、多少なりとも他の学生よりはできました。

授業内容は英語の文献を読み、発表するのが主で、発表が重要という授業だったため、「英語文献の購読とプレゼン」という自分の強みを上手く生かすことができ、この授業で減った負担を他の授業に回すことができたのです。

全教科から学びを得られることが一番なのですが、卒業のためには全ての単位を揃えることが必須ですので、ここは割り切って、1教科程度は割り切り教科を履修するのも一手です。

 

1年生の間に全単位取得する

大学院も2年目になると修士論文(博士前期論文)が忙しくなるため、通常の授業を受けている暇がありません。したがって、修士論文とゼミ(研究室)以外の授業は1年生の間に全単位履修することが望ましいです。

特に1年目は気合とやる気十分なので、多少無理なスケジュールを組んでも意外と上手くできます。一方で2年目は少し慣れが出てくるため、仕事対大学院のバランスは仕事に傾きがちになります。したがって、1年目の間に取れる単位を取ってしまうのが良いと思います。

 

欠席可能回数と欠席日数を把握する

どれだけ授業やテストを頑張っていても、欠席日数が規定を超えてしまうと単位を落としてしまうことになります。

あらかじめ欠席可能日数を把握し、計画的に欠席することが大切です。特に出席日数重視の授業か、提出物重視の授業か、プレゼン重視の授業か、テスト重視の授業かによって何に力を入れるのかを臨機応変に変えていくと、少ない時間を有効に使うことができます。

 

休学や長期履修等の制度を上手く利用

色々な試行錯誤を行っても、仕事の内容や学業の負担の大きさによっては修士論文の提出が難しくなったり、単位をとりきれなくなったりすることも出てきます。

これに関しては社会人大学院生は仕方がありませんので、時間をかけても卒業することを目指すといいでしょう。特に「単位は取っているが、修士論文の提出ができない」という状況であれば、修士論文を書く時間だけ休学し、書き終わってから復学・提出するということも考えられますし、社会人の多い大学院の場合、2年間の授業料で3年間在籍できるという制度がある場合もあります。

研究室の担当教授によく相談し、学校の制度を上手く利用して卒業できる道を探っていくと良いと思います。

 

修士論文のテーマは身近な題材に

社会人大学院生の場合、入学時に明確な課題や問題意識を持って入学する方が多いと思いますが、この実生活(会社・家庭・地域等々)で持った課題や問題意識を修士論文のテーマとすると、比較的書きやすいかなと思います。

私は自分の会社が採っている戦略について研究しました。

明確な研究対象があると、先行研究(自分の研究の参考となる研究)を探すときにも無駄が無くなりますし、研究の進み方も早くなります。

例えば、海外出張が多い人であれば出張先の国の面白いところをテーマにしてもいいですし、自分の会社の原価計算システムに疑問があれば原価計算について研究するなどとすると、研究の負担も多少ですが少なくなるかなと思います。

 

※修士論文の書き方はこちら

sumikuni.hatenablog.com

 

担当教授とのコミュニケーションは必須

最後のポイントとして、担当教授と密にコミュニケーションをとることが大切です。

例えば、授業の担当教授には、社会人大学院生だから仕事の都合で遅れることがあることを始めに伝えておくと配慮してくれたりします。また、出張の時には、欠席をあらかじめ伝え、レポート提出などで補填できるかを確認すると良いでしょう。

特に修士論文の執筆には担当教授の助言が不可欠なのですが、仕事の都合でゼミに出られないこともあります。ゼミの教授の空き時間を確認しながら、ゼミに行けない場合には、ゼミ日以外の時間に指導してもらえないかお願いするなど、教授の迷惑にならない範囲で相談してみるといいと思います。

 

終わりに

今回は社会人大学院生として学業と仕事を両立するためのポイントを体験談を交えて紹介しました。

社会人大学院を考えた時、一番気になるのは時間のことだと思いますが、意外となんとかなることもありますので、学び直したいというお気持ちがある場合は、是非社会人大学院という道も検討してみてください。

  

※大学院と仕事の両立「仕事編」はこちら 

社会人大学院 仕事と学業の両立(仕事編)-残業を減らすために徹底的にやったこと - すみくにぼちぼち日記

 

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