マラガはスペイン南部のアンダルシア州に属し、海に面した港湾都市で、あのピカソの故郷です。
マドリッドから電車で3時間程度。グラナダ、コルドバ、セビリアなどのアンダルシア各都市とも電車やバスで結ばれています。
この記事ではそんな歴史都市マラガをご紹介します。
- 歴史都市マラガを観光 おすすめ観光地を紹介-スペイン マラガ旅行記(2011/09)
- マラガの町並み
- マラガ大聖堂(エンカマシオン大聖堂)
- マラガ民族博物館
- ヒブラルファロ城
- マラガ公園
- アルカサバ(マラガ砦)
- ローマ劇場
- ピカソ美術館
- マラガへのアクセス
- 終わりに
歴史都市マラガを観光 おすすめ観光地を紹介-スペイン マラガ旅行記(2011/09)
深い歴史を持つマラガ。
起源は紀元前770年頃にフェニキア人によって建てられた町Malakaまで遡ります。ローマ帝国下にあったマラガはその後西ゴート王国、イスラムの支配を経て1487年にキリスト教勢力の支配下に戻りました。
マラガ自体はあまり有名ではないのですが、あのピカソの故郷でもあり、ピカソの家やピカソ美術館もあります。
マラガの町並み
マラガの町は綺麗に整備され、モダンな雰囲気が漂っています。
町は賑わい活気があります。
マラガの人口は約59万人。アンダルシアではセビリアに次ぐ規模の町です。
夏は日差しが強いので紫外線対策を十分にして、またこまめに休みながら散策してみてください。
マラガ大聖堂(エンカマシオン大聖堂)
マラが大聖堂はかつてイスラム教寺院メスキータでしたが、16世紀前半にカトリック両王の命によりゴシック様式の大聖堂へと作り変えられました。
内部はとても厳かな雰囲気。
細やかな装飾がとても美しい大聖堂です。
マラガ民族博物館
民族博物館の展示も、スペインを強く感じさせてくれる興味深いものでした。
こちらはぶどう酒の樽。
マラが民族博物館は17世紀の旅籠、メゾン・デ・ラ・ビクトリアを改装した建物だそう。
どことなくイスラムの香りが漂います。
可愛らしい寝室。
フラメンコのポスターは歴史を感じる展示でした。
マラガの歴史を感じることができる博物館ですので、是非足を運んでみてください。
ヒブラルファロ城
ヒブラルファロ城はヒブラルファロ山の頂上にあるムーア様式の城塞跡。
14世紀にイスラム国家によって建てられたお城で、イスラム様式を楽しむことができます。
すでにお城は残っていませんが、マラガを一望できる展望スポットです。
こちらはヒブラルファロ城から見た景色。左の丸い建物は闘牛場です。
正面の船のような形になっている公園はマラガ公園です。
ヒブラルファロ城からの景色は絶景すぎました。
マラガ公園
マラガ公園では沢山の南国植物を楽しむことができます。
マラガ公園の雰囲気は南国そのもの。
ハイビスカスがしていました。
木陰になっていて気持ちがいいので、マラガ公園で一休みするのもおすすめ。
アルカサバ(マラガ砦)
アルカサバ(マラガ砦)へ。石造りの砦に歴史を感じます。
アルハンブラ宮殿よりも古く11世紀に建てられたアルカサバ。ローマ時代の要塞の上に11世紀に建てられた後、13世紀に建て増しされました。
イスラムを感じるアーチです。
パティオも可愛らしい。
すっきりとした印象のアルカサバ。この泉水はアルハンブラの水鏡に似ていました。
アラブの雰囲気を存分に楽しむことができるアルカサバでした。
ローマ劇場
こちらはローマ劇場。アルカサバに隣接した位置にあります。
規模は小さいですが、スペインのローマ劇場の中でも特に長い歴史を持つローマ劇場だといわれています。
ピカソ美術館
ピカソ美術館は撮影禁止でしたので、建物の一部のみ紹介。ピカソは1881年にマラガに生まれ、1891年にガリシア地方のア・コルーニャ引っ越すまでの10年間をマラガで過ごしました。
ピカソの代表作といえば『ゲルニカ』。『ゲルニカ』はマドリッドのソフィア王妃芸術センターで鑑賞することができます。
※ソフィア王妃芸術センターはこちら
マラガへのアクセス
マラガへはアンダルシア各都市からバスが出ているので、バスで行くのがおすすめです。
※アンダルシア周遊の記事はこちら
終わりに
今回はスペイン アンダルシア地方のマラガをご紹介しました。
マラガの町並みは洗練されており、イスラム時代、ローマ時代の遺跡も美しい町。アンダルシア観光では是非マラガを訪れてみてください。
※セビリア観光情報はこちら