駐在という仕事は、海外で働きたい、語学を活かして働きたい、という場合には魅力的な選択肢の中の一つですが、気になるのが必要な語学力。
この記事ではメキシコ駐在で必要な語学力についてご紹介します。
- メキシコ駐在で必要な語学力について-スペイン語や英語は必要?
- 職種によって異なる必要な語学力
- 日常会話とビジネス会話
- 日本で英会話や外国語会話を練習する
- メキシコではスペイン語で商談を行うのか
- 駐在員を目指すなら転職も視野に入れて
- 終わりに
メキシコ駐在で必要な語学力について-スペイン語や英語は必要?
メキシコに駐在が決まったときや駐在したい場合に気になるのが、どれくらいの語学力が必要なのか、と言うこと。
基本的に駐在では外国語を使ってコミュニケーションをとるため、語学力はなんだかんだで必要となります。
駐在後に苦労しないためには、英語力がビジネスレベルであることが望ましいです。ビジネスレベルと言うと、TOEICでは730点くらいのレベル。
また、メキシコ駐在ではスタッフが英語を話せないことも多いため、できればスペイン語の初級はしっかりと勉強してから駐在するのが理想的です。
技術職や人事総務であれば、そこまでの語学力は求められませんが、英語ができるに越したことは無く、専門性にプラスαでしっかりとした語学力を身につけましょう。
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職種によって異なる必要な語学力
一言でメキシコ駐在と言っても、実際に行う仕事は様々です。
総務部や財務部などから派遣される場合には、仕事は赴任先で社内向けに実施することが多いですが、営業部として派遣されるとお客さん回りが主になります。
製造や技術の場合には工場内での管理業務や新ライン立ち上げなどがメインとなり、仕事も赴任先の自社オフィス/工場内となります。
この様に、配属される部署によってどのくらい赴任先ので外国の方と触れ合う機会があるのかが大きく異なっており、その頻度により必要な外国語能力も変わってくるのです。
ざっくりと職種別に必要とされる言語能力を考えてみると、総務、財務は中級レベル(英検準2級くらい)、技術は初級レベル(英検3級くらい)と技術的な専門用語、営業は中級-上級レベル(英検2級くらい)を目指したいところです。
TOEICの勉強方法
TOEICの勉強方法としてお勧めなのは、ひたすら問題を解くこと。解いて分からないところは復習すると言う方法が一番効率的です。問題集は『公式TOEIC Listening&Reading問題集』だけあればOKです。
この本のいいところはTOEIC本番さながらの問題集であるところ。この問題集で1つの問題を満点が取れるまで何度も何度も繰り返し練習すると力がつきます。
語彙を増やす必要があるなと感じたら、『キクタン』シリーズで自分のレベルに合ったものを使用しながら勉強すると言いと思います。
TOEICは難しい語彙が多いですが、基本的には経済や経営、営業、経理など企業活動でよく使われる単語が多いですので、意外と英検などに比べると語彙が易しいです(英検はあらゆる語彙を覚えなくてはなりません)。
自分の目標に合ったスコアのキクタンを1冊準備し、その一冊を完璧にできるよう勉強してみてください。
文法は文法はTARGETがお勧め。問題を解く、解説を見るという流れで説明されており、実践しながら学べるのが良いところ。また、文章内のどこを見たらその問題が解けるのかというとこまで端的に説明されています。
このTARGETの自分に合ったレベルで是非勉強してみてください。
注意点は問題集や単語帳を増やしすぎないこと。同じ問題集、単語帳を何周も解いて、覚えて、100%できるようになれば、確実に点数が取れるようになります。一方で沢山問題集を持って勉強するのはお勧めしません。点数UPには選択と集中が必要です。
また、TOEICは練習ばかりしていても始まりません。1年間で受けることができるTOEICを全て受けると、一回目のTOEICと最後のTOEICで驚くほど点数が上がりますので、TOEICは1年間、集中して何度も受けるのがいいと思います。
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日常会話とビジネス会話
外国で仕事をするときには外国語を使用することとなりますが、その外国語でも日常会話とビジネス会話というものがあります。
日常会話
日常会話の代表は、買い物に行くとき、ホテルに泊まるとき、レストラン注文するときに使う言葉。これらの会話は定型文さえ覚えておけば自然と上手くなります。
基本的に日常会話は結構難しいことが多く、その国の文化や背景を知っていないとわからなかったりするので、従業員が話していることがわからなくても、大丈夫です。
ビジネス会話
ビジネス会話と聞くと、何か難しいイメージですが、難易度としては上述の「談笑」よりも簡単です。なぜなら、営業先のお客さんも自分も話題に上る商品については良く知っていることが多いので、お互いに言葉を発せずにも分かり合えることが多くあるから。
特に技術的なことであれば数学や物理、化学の知識を使って数式や図面、化学式などを用いて説明することも容易です。
語学面で知っておきたいことは自身が販売する商品やサービスを英語や外国語で説明できるようにすることと専門用語を外国語で覚えること。それだけできれば会話はスムーズに成り立ちます。
金融や総合商社となると、より形式的な言い回しや所謂「知識層との会話に使える格式の高い語学」が必要となります。
この難しい言い回しなども勉強すれば獲得できますので、普段から現地スタッフに言い回しを確認したり、自分で勉強することでとても重要です。
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日本で英会話や外国語会話を練習する
ご紹介した日常会話やビジネス会話をするためには、なんといっても練習が必要です。語学習得の真髄はインプットしてから直ぐにアウトプットの練習をし、自分で使える技術にまで昇華させること。
例えばTOEICの勉強で単語や熟語、文法などをインプットしたら、直ぐにその知識を使って文章を組み立て、書いたり話したりすることが非常に重要なのです。
そこで利用したいのが日本にある英会話教室。会社によっては英会話に通うと補助が出る制度が確立していたりするため、人事部へ確認すると良いと思います。私の会社もECCと契約しており、希望すれば補助金がもらえる制度がありました。日本には色んな英会話教室がある為、地元で通えるところを探すのが一番ですが、全国的に有名な英会話教室であるECCは個人的にお勧めしたいです。レベルに合わせたレッスンが受けられますし、何よりカリキュラムがしっかりしているのがいいところです。
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メキシコではスペイン語で商談を行うのか
メキシコに赴任した場合、スペイン語で商談を行うことが多いです。
そのため、営業として赴任した場合、スペイン語習得を目指す必要があります。
メキシコは英語が苦手な方が多く、基本的には商談するときはスペイン語で行います。会社のミーティングもスペイン語、ユーザーへのプレゼンもスペイン語の場合が多いです。
一方、英語が通じて且つ相手が英語を好む場合、もしくは相手がスペイン語が分からない場合などには英語を用いて会話をしています。非スペイン語圏の資本が入っている企業の上層部との打ち合わせなどがその一例です。
最初は難しいのですが、少しずつスペイン語を覚えていけるとベスト。下記サイトでスペイン語の基礎を学ぶことができますので、一度ご覧になってみてください。
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駐在員を目指すなら転職も視野に入れて
駐在したいけど今の会社ではなかなか機会がないという場合には、転職を視野に入れて活動するのがおすすめ。
駐在を目指して転職する場合には、グローバル企業への転職に強みを持っている「en world」などのエージェントを利用します。
実は私も転職活動を行い、外資系転職でen worldには非常にお世話になりました。
一人で転職先を探すのも良いのですが、サイトを利用することで海外駐在への道が飛躍的に広がるのでお勧めです。
※en world はこちら
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終わりに
この記事ではメキシコ駐在で必要な英語力についてご紹介しました。
海外駐在では確かに語学力が必要ですが、だからといって語学力がなければ駐在できないということはありません。
たとえ語学が苦手だったとしても、情熱があれば必ずレベルアップできます。海外駐在は大変なことが多いですが、とてもいい経験もできますし、何よりやりがいがあるお仕事です。
是非、語学が得意な方はそのままに、語学が苦手な方も少しずつ勉強して、海外駐在に備えてみてください。
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