社会人大学院の卒業後のキャリア形成には様々な形があります。
この記事では社会人大学院の卒業後についてご紹介します。
社会人大学院 卒業後は?-修士課程修了後のキャリア形成
社会人で働きながら大学院に通う社会人大学院ですが、卒業後の進路は人によって様々なです。
修士号や博士号の取得後、現職でのキャリアアップを図る他、転職して新たなキャリアを形成するという方法もあります。
キャリア形成を考えた際には、現在の仕事を深めていくか、新しいキャリアを目指すのかが迷うところ。
私も働きながら大学院に通い、社内でキャリアを作りながら転職の道を模索しその後転職しました。
現職でのキャリアアップ
卒業後の進路の一つ目が現職でのキャリアアップです。
基本的に社会人として働きながら大学院を卒業しても直接的に現職での昇進や昇格には関係しません。
一方でこれまで学部卒の基本給だったのが大学院卒の基本給に変更してもらうことができる企業もあるため、人事に確認するのがおすすめ。一時金が出るような企業も存在します。
キャリア形成という面では直接的には特に関係がないですが、社会人大学院に挑戦する社員というのは非常に稀であり、稀有な存在という面で上層部に名前と顔が浸透しやすくなるメリットがあります。
社会人では目立たないと損をすると言えるくらい目立つことが大切ですので、うまく自分の情報が上層部に伝わるよう根回ししてみるのがおすすめです。
転職に使える大学院の経験
社会人で大学院に通った場合、学歴部分が大学院卒(修士、博士前期、博士後期)などとなるため、履歴書に記載することが可能です。
ただ、転職の場合は大学院卒、大学卒のような学歴はそこまで見られておらず、現職での成績やこれまでどのような仕事に従事してきたのかなど、転職を希望する企業で活躍できそうな人材なのかどうかを判断されます。
そのため、大学院卒という肩書きが転職でそこまで効果を発揮するということはありません。よく経営学系の大学院は転職にも有利と言われますが、実際に転職活動をしていると、経営学の修士号に食いつく企業はありませんでした。
一方で、社会人で大学院に通うということは、働いている期間と仕事をしている期間が被っているため、その部分で面接官の興味を引くことができます。
大学院に行った経緯や理由、大学院で何を学んだのか、問題意識はなんだったのか、大学院で培ったものを転職後にどう生かすことができるのか、といった、大学院の経験について話す機会をいただくことができます。
おすすめ転職エージェント
転職活動ではサポートして頂くエージェント選びが大切です。
エージェントにはそれぞれ強みがあり、その強みによってサポート内容が変わってくるのですが、「en world」、「アサイン」、「MTA エージェント」、「JAC リクルートメント」、「リクルートエージェント」などがおすすめのエージェントです。
私は最終的に東海地方に強いエージェントである「MTAエージェント」から紹介いただいた企業に就職したのですが、en world、JACリクルートメント、リクルートエージェントなどは全国に求人を持っているため、非常に頼りになるエージェントです。
この3つの登録はベースとして、さらに地方に強いエージェントにサポートをしていくというのがおすすめな転職方法です。
転職エージェントは、面談を通してこちらの希望を聞きながら、おすすめの求人を紹介してくださるプロの人材紹介業者さんで、自分の経験や能力を生かした将来設計を一緒に考えてくださる存在ですので、転職希望という方は是非面談にチャレンジなさってみてください。
ちなみに、転職活動では「en world」への登録は必須と言えるくらいおすすめ。サポートやコンサルタントの対応が素晴らしいので是非面談なさってみてください。
※en worldの登録はこちら
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キャリアコンサルタントに相談も
将来のキャリアプランについて迷っているという場合にはキャリアコンサルタントに相談するのも一つの方法かなと思います。
最近ではオンラインでコンサルを依頼できるサービスも充実しているので、気になるという場合は一度無料相談を試してみるのがおすすめです。
※キャリアコンサルタントのまとめ記事はこちら
オンラインビジネス英会話
転職を考える際にビジネス英語レベルの英語力があると有利になることも多いので、ビジネス英語の勉強をしておくのもおすすめ。
ビジネス英語を学べるオンライン英会話があるので、そちらで練習するのが良いかなと思います。実際にビジネスの最前線で活躍した経験がある講師と仕事のことや世界のことについてディスカッションしながら語学力を向上させることができます。
転職の準備という面でオンライン英会話は役に立つかなと思うので、ぜひ無料体験などに挑戦なさってみてください。
※おすすめオンラインビジネス英語はこちら
大学院入試対策
ここまで、社会人大学院と転職活動についてご紹介しました。
最後に大学院の選び方と入試対策をご紹介します。
大学院の選び方
大学院はまず、私立か国公立かを選びます。
学費が倍以上違うので、興味がある分野がそこにしかない場合や師事したい教授がいるという場合、社会人受け入れがそこにしかない場合を除き国公立に通うのがおすすめ。
大学院によって社会人でも通いやすい夜間授業と土日授業を開講しているところがあるので、まずはその2つの条件で探してみてください。
私の場合、幸いにも自分が興味があった分野で、自宅から電車で30分、職場から1時間の距離に国公立大学の大学院があったので、そちらに通いました。
ちなみに、大学院の探し方ですが、『スタディサプリ社会人大学院』という本が出版されているので、こちらを読むのがおすすめです。
この本を読むのと大学院のホームページを見るという形が一番いいかなと思います。
※大学院選びはこちらがおすすめです
入試対策
入試対策ですが、大学院の説明会に行くと入試問題やおすすめ書籍をもらったり買ったりできることが多いので、それを活用します。
私は入りたい大学院の説明会でもらった過去問を解きながら、その分野に関する文献を読む方法で対策しました。
また、説明会では教授陣が執筆した「学問のまとめ」の様な本が売っていたりするので、売っている場合は絶対購入してください。
大学院の入試問題は、大学院の教授陣がつくるので、先生たちの研究分野の問題が出ます。敵を知り己を知れば百戦殆からず 、ではないですが、先生の研究を知ることが、大学院合格のためには必須です。
※大学院の入試対策についての詳細はこちら
英語対策はスタディサプリがおすすめ
大学院の入試には英語の試験がある場合が多いです。
私はトイックを利用して、英語は免除だったので、一番のおすすめはトイック利用です。
ただ、トイックも必要点数が高かったり、仕事が忙しくて受験できない場合もあるので、その場合はスタディサプリ高校講座の英語の授業を勉強するのがおすすめ。
中1から高3までの英語をしっかり勉強することができ、長く英語を使っていなかったという場合でも、自分の苦手なところを集中的に勉強することができます。
ちなみに、社会人の学び直しにも役立つサービスで、私も古典や歴史、物理、数学などの授業をスタディサプリで今勉強しています。
※スタディサプリの紹介記事はこちら
終わりに
この記事では、社会人大学院の卒業後についてご紹介しました。
仕事と学業で体力的には大変なことも多いのですが、とてもやりがいがり、好きなことを自由に研究していくことができる大学院はおすすめです。
今、入ろうか迷っているという場合は是非一度説明会に参加なさってみてください。
※卒論や修論の書き方はこちら