すみくにぼちぼち日記

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社会人大学院の生活は?-雰囲気や感想を紹介

社会人大学院に興味を持ったときは社会人大学院生としての生活の様子が気になるもの。

この記事では、社会人大学院生の生活についてご紹介します。

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社会人大学院の生活は?-雰囲気や感想を紹介

社会人で大学院進学を考えたときに気になるのがどのような生活になるのか。

社会人大学院は仕事と勉強を両立する必要があるため、非常に忙しい毎日となります。一方で好きなことに真剣に向き合うことができるため、充実した日々となること間違いなし。

仕事後や土日に勉強する日々となり、空いている時間がほぼ無くなるという生活の大学院ですが、仕事も勉強もどちらも頑張りたいという場合には非常におすすめな選択肢です。

 

※大学院入試の準備はこちら

sumikuni.hatenablog.com

 

仕事と大学院の生活とは

働きながら大学院に通い勉強を続けるのはとても大変ではありますが、時間を有効に利用しながら仕事と勉学に励むことでしっかり卒業することができます。

大変なポイントとして、仕事をしている分学業に割ける時間が少なくなり、レポートや課題提出用のまとまった時間が取れなくなってしまうことがあります。

また、仕事と勉強を両立することで、疲れがたまったり、家族との時間が取れなくなってしまうこともあり、学業と仕事をいかに両立していくかという部分を考えながら大学院卒業を目指すことが大切です。

 

業務後と土日が勉強時間

社会人大学院生としての生活では、日中は社会人として生活することとなり、仕事終わりと土日に学生としての人生を歩むこととなります。

そのため、仕事はできる限り定時に終わらせ、定時後に大学院に行って授業に参加、土日の授業にも参加しながら単位を取得します。

課題や予習復習も多くなるため、仕事と大学院以外の時間は基本的に勉強しているという生活です。

社会人大学院は2年か3年ほど通うこととなりますが、その期間は勉強と仕事以外の時間をどう捻出するのかが難しい部分です。

 

移動時間活用で勉強時間を捻出

社会人大学院に仕事をしながら通うことの難しい点は、勉強する時間がないこと。

平日は通勤時間とあわせると1日の半分は仕事をしているのが社会人です。

仕事が終われば大学院で授業、終わるのは夜の9時。家に帰ったらあとは寝るだけという生活になります。ですから、自主勉強に費やせる時間はほんのわずか。

大学院の授業は発表に発表ですから、自主学習をしなければ授業についていくことができません。そこで、いかに自主学習をする時間を捻出するかが重要となります。

私が勉強時間捻出のために行ったのが、「移動時間の活用」です。

私の場合、自宅から会社が電車で60分、会社から学校が電車で60分、学校から自宅が電車で20分、最寄り駅から家が徒歩15分でした。この合計155分(約2時間半)をインプット(読書、授業の復習)の時間にあてました。

これにより、学校が終わってから自宅で行わなくてはならない勉強が資料作成だけとなり、大学院の授業で予習を行っていないという事態を防ぐことができるようになりました。

他にも、社用で外出するときに電車を使うときや昼食時などもインプットの時間として使えます。

 

1年生の間に全単位取得

大学院も2年目になると修士論文(博士前期論文)が忙しくなるため、通常の授業を受けている暇がありません。したがって、修士論文とゼミ(研究室)以外の授業は1年生の間に全単位履修することが望ましいです。

特に1年目は気合とやる気十分なので、多少無理なスケジュールを組んでも意外と上手くできます。一方で2年目は少し慣れが出てくるため、仕事対大学院のバランスは仕事に傾きがちになります。したがって、1年目の間に取れる単位を取ってしまうのが良いと思います。

 

欠席可能回数と欠席日数を把握

どれだけ授業やテストを頑張っていても、欠席日数が規定を超えてしまうと単位を落としてしまうことになります。

あらかじめ欠席可能日数を把握し、計画的に欠席することが大切です。特に出席日数重視の授業か、提出物重視の授業か、プレゼン重視の授業か、テスト重視の授業かによって何に力を入れるのかを臨機応変に変えていくと、少ない時間を有効に使うことができます。

 

休学や長期履修の制度を上手く利用

色々な試行錯誤を行っても、仕事の内容や学業の負担の大きさによっては修士論文の提出が難しくなったり、単位をとりきれなくなったりすることも出てきます。

これに関しては社会人大学院生は仕方がありませんので、時間をかけても卒業することを目指すといいでしょう。特に「単位は取っているが、修士論文の提出ができない」という状況であれば、修士論文を書く時間だけ休学し、書き終わってから復学・提出するということも考えられますし、社会人の多い大学院の場合、2年間の授業料で3年間在籍できるという制度がある場合もあります。

研究室の担当教授によく相談し、学校の制度を上手く利用して卒業できる道を探っていくと良いと思います。

 

※修士論文の書き方はこちら

sumikuni.hatenablog.com

 

大学院入試対策

ここまで、社会人大学院の無駄なところと良いところをご紹介しました。

最後に大学院の選び方と入試対策をご紹介します。

 

大学院の選び方

大学院はまず、私立か国公立かを選びます。

学費が倍以上違うので、興味がある分野がそこにしかない場合や師事したい教授がいるという場合、社会人受け入れがそこにしかない場合を除き国公立に通うのがおすすめ。

大学院によって社会人でも通いやすい夜間授業と土日授業を開講しているところがあるので、まずはその2つの条件で探してみてください。

私の場合、幸いにも自分が興味があった分野で、自宅から電車で30分、職場から1時間の距離に国公立大学の大学院があったので、そちらに通いました。

ちなみに、大学院の探し方ですが、『スタディサプリ社会人大学院』という本が出版されているので、こちらを読むのがおすすめです。

この本を読むのと大学院のホームページを見るという形が一番いいかなと思います。

 

※大学院選びはこちらがおすすめです

 

入試対策

入試対策ですが、大学院の説明会に行くと入試問題やおすすめ書籍をもらったり買ったりできることが多いので、それを活用します。

私は入りたい大学院の説明会でもらった過去問を解きながら、その分野に関する文献を読む方法で対策しました。

また、説明会では教授陣が執筆した「学問のまとめ」の様な本が売っていたりするので、売っている場合は絶対購入してください。

大学院の入試問題は、大学院の教授陣がつくるので、先生たちの研究分野の問題が出ます。敵を知り己を知れば百戦殆からず 、ではないですが、先生の研究を知ることが、大学院合格のためには必須です。

 

※大学院の入試対策についての詳細はこちら

sumikuni.hatenablog.com

 

英語対策はスタディサプリがおすすめ

大学院の入試には英語の試験がある場合が多いです。

私はトイックを利用して、英語は免除だったので、一番のおすすめはトイック利用です。

ただ、トイックも必要点数が高かったり、仕事が忙しくて受験できない場合もあるので、その場合はスタディサプリ高校講座の英語の授業を勉強するのがおすすめ。

中1から高3までの英語をしっかり勉強することができ、長く英語を使っていなかったという場合でも、自分の苦手なところを集中的に勉強することができます。

ちなみに、社会人の学び直しにも役立つサービスで、私も古典や歴史、物理、数学などの授業をスタディサプリで今勉強しています。

 

※スタディサプリの紹介記事はこちら

sumikuni.hatenablog.com

 

オンラインビジネス英会話

社会人大学院を考える際にビジネス英語レベルの英語力があるととても便利ので、ビジネス英語の勉強をしておくのもおすすめ。

授業でも英語を多く使用します。

ビジネス英語を学べるオンライン英会話があるので、そちらで練習するのが良いかなと思います。実際にビジネスの最前線で活躍した経験がある講師と仕事のことや世界のことについてディスカッションしながら語学力を向上させることができます。

大学院入試の準備や授業で使う英語対策という面でオンライン英会話は役に立つかなと思うので、ぜひ無料体験などに挑戦なさってみてください。

 

※おすすめオンラインビジネス英語はこちら

classroom.hatenablog.com

 

終わりに

この記事では、社会人大学院の生活についてご紹介しました。

社会人大学院を考えた時、一番気になるのは時間のこと。卒業できるのか不安ですが、意外となんとかなります。

学び直したいというお気持ちがある場合は、是非社会人大学院という道も検討してみてください。

  

※卒論や修論の書き方はこちら

sumikuni.hatenablog.com

 

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