すみくにぼちぼち日記

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海外駐在中に盗難に遭った時の対処法-海外で無一文になった経験談とまとめ

海外では犯罪が日本にいるときよりも身近に存在します。

この記事では海外駐在に犯罪に遭ったときに対処法をご紹介します。

 

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海外駐在中に犯罪に遭った時の対処法-海外で無一文になった経験談とまとめ

海外旅行中に盗難に遭ってしまったら目の前が真っ暗になり不安に押しつぶされそうになります。

実は私もアルゼンチン旅行中に盗難にあったことがあります。

財布(お金全て、クレジットカード全て)、パスポート、携帯、カメラを盗られ、ホテルに泊まることさえ出来なくなってしまいました。

最終的には無事日本に帰国できたのですが、この記事では、海外で盗難に遭ったときに対処法をご紹介したいと思います。

 

犯罪に遭った時の対処法

海外で盗難に遭ったときの対処法は以下のとおり。

①日本領事館と勤務先へ連絡

②警察署で盗難被害証明書を発行

③日本領事館でパスポートの再発行

④クレジットカード会社に連絡し停止

⑤お金がない場合には、日本の親族へ連絡し、お金を送金してもらう

⑥宿がない場合には地球の歩き方などで日本人宿を探し、助けを求めてみてください。

 

日本領事館と勤務先へ連絡

盗難などの犯罪に遭ったときに最初に行うことは領事館への連絡です。

基本的に犯罪が起こった時に頼りになるのは警察ではなく領事館で、お金が無くなった時、けがをした時など、領事館が国民の安全を確保してくださいます。

私がアルゼンチンで盗難の被害に遭ったときも、助けてくださったのは領事館でした。

また、領事館への連絡と同時に勤務先に連絡し、身の安全について報告します。

会社も多くの経験を持っているので、海外で犯罪に遭った場合の対処法をマニュアル化していたります。

犯罪に遭遇してしまったときは、慌てずに領事館と会社へ連絡しましょう。

 

警察署で盗難被害証明書を発行

海外では盗難では警察が動いてくれないことも多いです。

ですので、警察は当てにせずに、盗難被害証明書の発行をしてくださる機関だと思って相談するのがおすすめ。

この証明書があれば、帰国後に保険が適用される場合があるので、とりあえず取得しておくのがベターです。

 

日本領事館でパスポートの再発行

盗難に遭った荷物にパスポートが含まれる場合には、パスポートの再申請を行う必要があります。

パスポートは日本領事館で行うことができますのえ、事前に領事館に連絡し、必要なものを揃えて領事館に行き、パスポートの再発行に関する手続きを行います。

 

クレジットカード会社に連絡し停止

盗まれたものの中にクレジットカードが含まれる場合には、クレジットカード会社に連絡してカードをストップしてもらいます。

キャッシュカードを盗られたときにも、銀行に相談し、キャッシュカードを使えなくしてもらうように依頼します。

 

送金してもらう

お金が全く無くなってしまった場合には、日本にいる家族に相談しお金を送金してもらうか、駐在先の友人や同僚に相談しお金を貸してもらうようにします。

私もアルゼンチンで一文無しになっときに日本の家族に国際送金をお願いし、送金してもらいました。

国によって送金の受け取り方が異なるため、領事館の方に相談して、送金方法を検討するのが良いかなと思います。

 

宿が無い場合は日本人宿を頼る

宿泊する場所がないという場合は、日本人宿を頼ってみたら、助けてくださるかもしれません。

私もアルゼンチンで文無し宿無しになった時に日本人宿のスタッフの方がとても親切にしてくださり、命を助けていただきました。

本当にどうしようもないという場合は、日本人宿に頼ってみると、解決策などを一緒に考えてくださるかもしれません。

 

盗難にあった経緯

私はアルゼンチンで盗難に遭ったのですが、理由は、気が緩んでいたから

ここで、私が身包み剥がされるまでの2時間で犯した間違いを4つ紹介します。

 

過ち①貴重品を纏めてしまう痛恨のミス

盗まれた当日、私は南米のウルグアイから船でアルゼンチンのブエノスアイレスに渡りました。とても安全な国ウルグアイで気が抜けていたのでしょう。また、ブエノスアイレスに入ったら直ぐにホテルに行く予定で、しかも1年間の放浪生活最後の都市への訪問でもありました。

何故かこの船の中で、これまで分散して隠し持っていたお金やカードを一纏めにし、斜めがけ鞄に纏めてしまったのです。これが一番のミス。海外旅行では絶対にパスポート、お金、財布、カードなどの貴重品は分散して持たなければなりません。それをどうしてか分からないのですが、船で全て1つの鞄にまとめてしまったのです。

 

過ち②バックパックを担いで徒歩で移動

無事ブエノスアイレスに到着。大きなバックパックを持って船着場から町にでました。船着場の目の前にはタクシーが列を成しています。

「タクシーで行こうかなー、けどお金もったいないから徒歩にしよ。30分くらいだし」

この決断が後に悲劇を引き起こすことになろうとは思ってもいませんでした。

 

過ち③綺麗な町並みを写真に

徒歩でホテルまで行くことにした当時の私は、何故だか大きなバックパックを背負いながら、船着場から直ぐ近くの教会の写真を撮ろうとカメラを取り出したのです。

何故、こんなことをしたのでしょうか…普段なら絶対にホテルに着くまではカメラなんか取り出さないのに…

 そんなこんなで一生懸命写真を撮っていたら、かけられました、緑色の液体。すごい悪臭で劇薬かと思いました。

 

過ち④優しそうな人に話しかけられて

 緑色の液体をかけられたあと、にこやかに近づいてくる人がいます。優しそうな悪い人。普段なら声をかけてくる人は無視するのですが、疲れていたからか、気が緩んでいたからかなぜか談笑してしまう始末。

その隙に①で貴重品を纏めたバックを持っていかれていました。その時間わずか5秒。一瞬のうちに犯人は走り去っていました。

 

ケチャップ強盗

私が被害にあった強盗の方法はケチャップ強盗といいます。ヨーロッパだと本当にケチャップらしいのですが、南米ではアイスクリームだったり、緑色の液体だったりします。

かなり普及している犯行手口で、ブラジルでも一度ケチャップ強盗に会いました。その時はアイスをかけられ、ブラジル人のお兄さんが「何かついてるよ」と声をかけてきました。このお兄さんが犯人グループの一員です。下手に刺激してはまずいので、「Nao Obrigado(いや、いいです、ありがとう)」といいながら近くのお店に入りました。お店まで着いてきましたが、ずっとトイレにこもっていたらあきらめて帰って行きました。

アルゼンチンでは完全に気が緩んでいたのと、緑色の液体から発せられる悪臭にうろたえたのが原因で、まんまと騙されてしまったのです。

 

対処法は『地球の歩き方』に

 

一文無しになった20代前半の私ですが、幸いなことにバックパックは盗まれていませんでした。

盗られた瞬間唖然としたものの、意外と冷静で、10秒後にはバックパックから地球の歩き方を取り出していました。   

地球の歩き方は一人旅には欠かすことのできない旅のお供。この本の後ろのほうのページには、犯罪にあったときの対処法が記載してあります。まず、この本に書いてあった、日本領事館への電話を実施しました。

海外駐在でも、地球の歩き方は必須アイテムですので、持参するようにしましょう。

 

終わりに

この記事では、海外駐在中に盗難に遭ったときの対処法をご紹介しました。

海外で盗難に遭うと気が動転してしまいますが、落ち着いて対処することが大切。

しっかり一つ一つのステップを踏んでいけば、必ず日本に変えることができますので、今回ご紹介した内容を一つずつ進めていってみてください。

 

 

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