ブラジル中東部に位置するミナスジェライス州の古都オーロ・プレット。1690年に金鉱脈が見つかって以降、ブラジル各地、果てはヨーロッパからも一獲千金を目指した人々が集まりました。アフリカから多くの黒人が労働力として奴隷として連れてこられたという歴史もあります。
現在は「古都オーロ・プレット」として世界遺産に登録されており、金鉱の多くは閉鎖されていながらも、観光地として公開されている金鉱も存在。今回はそんな世界遺産の町オーロ・プレットをご紹介します。
褐色の瓦屋根が可愛い町並み
オーロ・プレットの町並みは兎に角可愛らしい。家々のデザインも昔ながらの統一感があり、とてもフォトジェニックな町です。
こちらは郊外から町に入る道。ドラクエ感が出ています。
横から見る町も素敵です。
町の中に入ると中世の雰囲気に心がわくわくしてきます。
サン・フランシスコ・デ・パウラ教会
町のシンボルとして町を見守っているのが下の写真の真ん中に写っているサン・フランシスコ・デ・パウラ教会。
教会自体も美しいのですが、教会から見渡す景色が絶景です。
近づいてみるとシンプルなデザインの教会だと分かります。教会の目の前にある芝生で友人たちとピクニック。とても気持ちが良かったです。
チラデンチス広場
チラデンチス広場は町の憩いの場。広場にはインコンフィデンシア博物館があります。
インコンフィデンシア博物館では鉱物学に関する展示を見ることができます。
Mina do Chico Rei(ミナ・ド・チコ・ヘイ-金鉱)
オーロ・プレットの一番の見所はこの金鉱。オーロ・プレットはその昔、鉱業で栄えた金の産地でした。一攫千金を求めて遠くヨーロッパからも働きに来ていたと言われています。
こちらの鉱山、Mina do Chico Reiでは、金鉱の中に入ることができました。
早速入ってみると、中は暗くひんやりとしています。ところどころから水が染み出しており、静謐で不思議な雰囲気でした。
金鉱内部はとても狭く、こんな中、昔の人は金を採掘していたんだな、大変だったんだなとその当時の大変さを少しだけ体感できた気がします。
ちなみにどのくらい狭いかというと、人が一人しか通れない幅、また、中腰にならないといけないくらいの高さです。
鉱山の見学を終えると、建物の中の展示物を見ることができます。外のお庭も綺麗でした。
町の看板も可愛らしい
オーロ・プレットで楽しかったことは、町の看板の写真を撮ること。お店一つ一つの看板が工夫されているので、お気に入りの看板を見つけてみるのも楽しいかもしれません。
終わりに
今回はブラジルの中東部、ミナスジェライス州の古都オーロ・プレットをご紹介しました。可愛らしい町並みと当時の面影を残す金鉱がとても魅力的な町ですので、ブラジルへご旅行の際は是非足を運んでみてください。