すみくにぼちぼち日記

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貿易事務になるには-採用されるために必要な資格やおすすめ資格とは

貿易事務を目指す場合に気になるのが貿易事務として採用されるための方法。

本記事では貿易事務になるために知っておきたいことをご紹介します。

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貿易事務になるには-採用されるために必要な資格やおすすめ資格とは

貿易事務の仕事は、メールや電話で海外とのやり取りをして書類を作成したり、海外の要望を英語で確認したり、貿易用の書類を作成したりという、語学力に加えて貿易についての知識が必要となります。

貿易事務としての採用を目指す場合、もちろん未経験でも可能ですが、できれば貿易事務の基礎知識や英語力を身に着けておくのがおすすめです。

貿易事務関連の資格として、貿易実務検定や通関士の資格がありますが、貿易事務の仕事自体は資格がなくても担当することが可能。

貿易事務の仕事は社内でのコミュニケーションを円滑に行い、いろいろな部署と関わりながら進めていく仕事ですので、コミュニケーション力も求められる力となります。

 

貿易事務になるために身につけたい力

貿易事務として働く場合に身につけたい力として、英語力、貿易実務の知識などがありますが、一番重要なのがコミュニケーション能力です。

貿易事務の仕事は社内調整の時間が多くあり、社内の様々な部門と関わりながら製品の出荷を進めていきます。

仕事の流れとして、客先とのやり取り、受注、受注した製品の納期確認、工場への手配、製品の完成状況の確認、客先への出荷確認、梱包・発送部門とのやり取り、フォワーダーとのやり取り、というように、本当に多くの部門と関わることとなります。

この中で、自分が出荷に関わる商品をいかにスムーズにお客様に届けることができるのかを考えながら仕事をすることとなるため、様々な部門や関係者の間に入りながらうまく調整していく力が必要となります。

この調整能力、コミュニケーション能力が貿易事務として働く中でとても重要な力であり、転職などを検討する場合には、この能力をしっかりとアピールしていくことが大切です。

 

貿易事務におすすめな資格

コミュニケーション能力にプラスして、英語系の資格や貿易実務系の資格を持っておくことで採用されやすくなります。

貿易事務を目指す場合には、これらの資格の取得を目指すようにしましょう。

 

英語系の資格

貿易事務として働きたいと思ったときにはしっかりと語学力を高めることが大切です。

英語のレベルは、英語(外国語)能力がビジネスレベルであることが望ましいといえます。ビジネスレベルの語学力と言うと、TOEICでは730点くらいのレベルです。

貿易事務では英語のメールや書類を読んだり、作成したりと、英語と触れ合う機会が非常に多く、英語ができないと業務が難しいと感じてしまいます。

場合によっては海外の方と電話でコミュニケーションをとることも。貿易に必要な書類も英語が多く使用されているため、英語力は必須です。

ただ、730点はあくまで目安であり、個人的には始めは650点くらいを目指して勉強するのがおすすめです。

 

貿易実務検定

貿易事務を仕事とする場合に取得を目指すことが多いのが貿易実務検定です。

貿易実務検定は貿易を行う上で必要な知識を身に着けるということの証明となる検定。C級からA級があり、初めて貿易事務の仕事を行う場合などは貿易実務検定のC級取得を目指すのがおすすめ。

貿易のいろはから仕事の内容理解まで貿易に必要な知識を身に着けることが可能です。

貿易実務検定を取得していると、現職を退職し他の企業に転職したいという場合などに、武器になります。

貿易事務として働く際には是非取得したい検定です。

 

※貿易実務検定の教材はこちら

 

通関士

通関士の資格は、日本で唯一の貿易に関する国家資格です。

通関士になるためには、「通関士試験」の合格が必要となります。メーカーなどで貿易事務をする場合には必要な資格ではなく、通関業務を行う場合に必要な通関士の資格ですが、資格を取得した直後から通関士として働けるわけではありません。

試験に合格した上で通関業者へ就職すると、通関業者から通関士として届出がされます。その後財務大臣による確認が完了すれば晴れて通関業務に携われるようになります。

尚、通関業者や通関業務部門のある企業以外の商社やメーカーなどに勤務する場合は、通関士と名乗ることはできません。

 

※通関士試験の対策本はこちら

 

貿易事務を目指すならメーカーがお勧め

貿易事務として働く場合、実際に製品を動かす企業である物流関係の企業と、製品を輸入、輸出する企業の2つのパターンがあります。

おすすめなのは製品の輸入、輸出を依頼する側であるメーカーの貿易事務。

物流関係の場合、依頼元の都合や輸送機の状況によって不測の事態に対応したりと大変な業務も多いですが、メーカーの場合は定型業務が主となるので、ライフワークバランスを重視した働き方が可能な場合が多いです。

 

グローバル企業への転職活動におすすめなエージェント

貿易事務として働くことを目指しす場合、海外との取引が多いグローバル企業で働くのがおすすめ。

グローバル企業への就職を目指して転職活動をする場合、意識的にグローバル企業に強いエージェントを選ぶことが大切です。

エージェントにはそれぞれ強みがあり、その強みによってサポート内容が変わってくるのですが、グローバル企業を目指す転職で特におすすめなのは、「en world」、「MTA エージェント」、「JAC リクルートメント」、「リクルートエージェント」、「パソナキャリア」の5つです。

転職エージェントは、面談を通してこちらの希望を聞きながら、おすすめの求人を紹介してくださるプロの人材紹介業者さんで、自分の経験や能力を生かした将来設計を一緒に考えてくださる存在です。

私は転職活動で15社ほどの転職エージェントに登録したのですが、下記の記事ではその中でも特に「外資系・グローバル企業への転職でおすすめなエージェント」をご紹介しています。

ちなみに、グローバル企業に転職を希望するなら「en world」への登録は必須と言えるくらいおすすめ。サポートやコンサルタントの対応が素晴らしいので是非面談なさってみてください。

 

※en worldの登録はこちら

エンワールド・ジャパン|グローバル転職

 

※おすすめエージェントの詳細はこちら

sumikuni.hatenablog.com

 

終わりに

この記事では、貿易事務として働くために身に着けておきたいことをご紹介しました。

貿易事務として採用を目指す場合には、何よりもコミュニケーション能力が大切。また、基本的には必要な資格はありませんが、通関業者で通関士として働く場合には国家資格の取得が必要です。

グローバル企業が多くある昨今、貿易事務として活躍するチャンスは多くあり、貿易事務として働きたい、という気持ちを叶える機会も多いです。

貿易事務に興味がある場合は、是非、その目標に挑戦してみてください。

 

※貿易事務の仕事内容はこちら

sumikuni.hatenablog.com

 

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