スペイン語のMadrinaとPadrinoという言葉はご存知でしょうか。
スペイン語圏で生活していると、一度は耳にしたことがあるこの言葉、実はキリスト教の言葉なんです。
この記事では、スペイン語のMadrinaとPadrinoの意味をご紹介します。
キリスト教のMadrinaとPadrino(God father, God mother)について
メキシコを初めとするキリスト教国には、Madrina(女)とPadrino(男)という人たちがいます。
このMadrinaとPadrinoとは、夫婦に生まれた子供の後見人のようなもので、子供が小さいころから子供の両親とは別の形でその子を育てていく存在だそう。
また、両親に何かあったときにはこのMadrina, Padrinoがその子の面倒を見ることになるため、キリスト教国では非常に重要な存在です。
MadrinaとPadrinoは選択性
このMadrina, Padrinoは夫婦に子供が生まれたときに自分たちが深く信頼できる18歳以上の男女に依頼することでその依頼された男女が候補となるのですが、責任の重さなどを考えて辞退することもあるそう。
彼らの仕事は、自分が任された子供(Ahijada, Ahijado)に生活面や人生における大切なことを教えたり、プレゼントをあげたり、上述のように実の両親に何かがあったときには責任を持って子供の面倒を見ることです。
この関係はかなり長い間続くそうですが、Ahijada,Ahijadoが20代くらいになると、年に1回あったり、クリスマスのプレゼントをもらったりというくらいの接点へと段々減っていきます。
日本では見ることの無いこのMadrinaとPadrinoですが、ここメキシコでは人々の生活に深く根付いた文化(宗教的な決まり?)であり、非常に重要な存在なのです。
終わりに
この記事では、スペイン語のMadrinaとPadrinoの意味をご紹介しました。
スペイン語圏出身の方が、この言葉を使ったときには、是非彼/彼女のMadrinaとPadrinoについて、色々質問なさってみてください。
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