メキシコではチップを払う必要があります。チップと言うと、いくらチップを払うのか、ホテルでは払う必要があるのか、悪いサービスでもチップを払うのかなど、色々疑問が湧いてくるのですが、今回はメキシコのチップ事情をご紹介します。
メキシコのチップの相場は10%
メキシコのチップは主にレストランで支払います。金額は10%。サービスがものすごく良かった場合には13パーセント、15%と支払うこともできます。
レストランのウェイターはチップを受け取ったことが前提で給料が支払われ、チップから数%を雇い主(レストラン)に支払っていますので、基本チップは10%以上支払うようにしてください。
現金は計算してチップをおいておく
支払い方法が厳禁の場合は「合計金額x1.1」で計算し、チップと一緒に支払いを行います。「Propina incluido(ぷろぴな いんくるいど)」と言って会計時に現金を渡せばOK。
小銭がない場合は500ペソなどを支払い、おつりからチップを支払います。
カード決済の場合は口頭で
カードで支払う場合、口頭で「10% por favor(でぃえす ぽるしえんと ぽるふぁぼーる)」と言えば、合計金額に10%足した金額を提示してくれますので、金額を確認し、PINコードか手書きサインで支払いを完了します。
テイクアウトはチップ不要
レストランのテイクアウトはチップ不要です。
サービスしてもらって始めてチップを支払う感じです。
ファーストフードやスタバではチップ不要
席に座ってオーダーをとってもらうスタイルのレストランではチップ支払いが必要ですが、ファーストフードやスタバなどの、レジで注文するスタイルのカフェではチップ不要です。
メキシコの空港タクシーはチップ不要
メキシコでは空港から町までタクシーで移動することが殆どです。その場合、タクシーの運転手にはチップを支払う必要はありません。
私は一度も支払ったことがありませんし、同僚のメキシコ人も支払っていません。
UBERはサービスがよければアプリでチップを支払う
ホテルのベッドメイキングはチップ不要
ホテルのベッドメイキングもチップ不要です。ホテルの朝食レストランではサービスがよければチップを10ペソ(50円)ほど置いておきましょう。
サービスが並であれば支払う必要はありません。
ホテルの晩御飯やルームサービスはチップを支払います。レストランと同じく10%を支払うようにしましょう。
荷物を運んでくれた場合も基本チップはいりませんが、サービスがよければ支払ってもいいと思います。
バレットパーキングは支払う
レストランやホテルの前で車を降りて、従業員さんに駐車してもらう「バレットパーキング」を利用した場合はチップを支払います。
20-40ペソほどですが、レストラン(ホテル)の格式によって変更します。普通のレストランは20ペソくらい、高級レストランは40ペソくらいです。
場所によっては金額が決まっており、「○○ペソです」と請求してくれる場合もあるので、その場合はその金額を支払います。
ガソリンスタンドではサービスによってチップを支払う
ガソリンスタンドではガソリンを入れただけのときは支払わなくてもいいですが、窓拭きやタイヤの空気確認、オイル確認などを頼んだ場合はチップを支払います。
5ペソから10ペソが相場です。
路上の窓拭きや大道芸は気持ち支払っても良い
車で出かけているときに路上で車の窓拭きや大道芸を行っている人が居ます。サービス次第で10ペソほど支払います。基本的には窓拭きは断りますし、大道芸への支払いもしませんが、気に入ったら支払ってもいいと思います。
私は10回に1回くらい支払います。その辺は心情とも相談です。たまに食べ物をあげたりもします。
レストランもサービスが悪ければチップ不要
レストランでは基本チップを支払いますが、サービスが悪ければチップを支払わない場合もあります。私はこれまでチップを支払わなかったことがないのですが、メキシコ人の同僚が「ここはサービスが悪かった」と言って支払っていませんでした。その時は料理が出てくるまでに30分かかっていました。
終わりに
今回はメキシコのチップ事情について相場やチップの要不要を中心にご紹介しました。上記のような形で目安を紹介しましたが、基本的には自分が支払いたいと思ったら支払う形でチップの支払いは考えればいいのかなと思います。