海外営業を目指す、現在海外営業として働いている時に気になるのが海外営業あるある。
この記事では、海外営業のあるあるをご紹介します。
海外営業あるある-実際に経験して感じること
海外営業の仕事は海外のユーザーや商社を訪問し製品やサービスを世界に届ける仕事です。
実は海外営業の仕事でユーザー訪問というのは一部分であり、ユーザー訪問以外の仕事が多いというのが国内営業とは大きく異なる点です。
海外営業として働いた経験があるからこそ共感できるあるあるをご紹介していきます。
海外営業の仕事内容
最初に、海外営業の仕事内容をご紹介します。
海外営業の仕事は、海外へ自社の製品やサービスを営業するというもので、営業力や製品知識に加えて語学力や忍耐力、ストレス耐性、自走する力など、さまざまな力を求められる仕事です。
日本で海外営業を担当する場合には、実際にユーザーを訪問して営業を行うスタイルと、海外にいる代理店や海外駐在員に対して営業支援を行うスタイルの2つのスタイルがあります。
イメージする海外営業職は実際にユーザーを訪問するスタイルだと思いますが、実際には営業支援の業務の割合が高いことが多いです。
私は運よく営業支援とユーザー訪問を半々くらいの割合で行うことができ、1年に4回くらい海外出張でユーザーを訪問するという形で仕事をしていました。部門内にはこのような形で仕事をしていたのは1割くらいで、他の同僚は基本的に営業支援を主な仕事としていたので、実際にユーザーを訪問する仕事ができるのは一握りだと言えます。
営業支援の場合、現地の代理店などに製品情報を伝えたり、売上の数値などを分析して現地へ訪問を依頼するなど、マーケティングや企画の要素が強い仕事内容となります。
また、メーカーの場合は工場や技術者との調整業務、輸出入の手続き、輸出業者との折衝など、調整役としての役割が多くなります。
自分で営業を行い、売上を伸ばしていくというイメージを持っている場合、営業支援の仕事は少しイメージと異なる仕事となるため、注意が必要。
場合によっては国内営業との営業スタイルの差に驚いてしまうこともあるため、海外営業の仕事内容について事前にしっかりと調べておくことが大切です。
※海外営業の仕事内容はこちら
海外営業あるある
では、ここからは実際に海外営業として働いたことがある方は誰でも共感できるような海外営業あるあるをご紹介します。
海外と工場と本社との板挟み
海外営業をしていると、海外の代理店やユーザー、海外駐在員などと話すことが多くなります。
その時に一番大変なのが海外と国内の板挟みに合うこと。
海外の要望を自分を介して本社や工場に伝達していかなければならないため、本社と海外のどちらの立場もわかる存在なのが海外営業担当者。
どちらの言い分も、どちらの気持ちもわかるが故に、板挟みになってしまうことも多いです。
海外のことも国内のことも考えながら、良い塩梅で結論が出せるよう仲を取り持つのが海外営業の重要な仕事の中の一つです。
フォワーダーさんとよく話す
海外営業というと、営業の仕事の他に出荷業務を請け負うこともあります。
もちろん、貿易事務の仕事を専門にしている社員もいるのですが、海外営業担当者も出荷関係はノータッチではいられません。
貿易実務の知識を持つ必要があると同時にフォワーダーさんとも話す機会が多いです。
普段はお客様へ自社のサービスや製品を販売する営業担当ですが、フォワーダーさんと話すといきは立場が逆転。
サービスの購買担当者として、慣れない価格交渉などをする時も。
営業としては購買側として交渉するのは心が痛くなりますが、一番良いサービスを検討するためにもここを鬼にしながら相見積もりをとる日々です。
外国語の省略語が自然と頭に
海外からのメールには外国語の省略語が沢山。
毎日海外とのやりとりをしていると、省略語が自然と頭に入っていきます。
ASAP、FYI など、さまざまな省略後を覚え、そして使いながら仕事をすることとなります。
とは言え、出てくる省略後は多く、新しい省略後を見て、「こんなふうに省略するんだ」と感心してしまうことも多いです。
部署内での会話が国単位
部署内でさまざまな国名が飛び交うのも海外営業あるある。
ドイツの売上が…とか、メキシコから電話とか、南アフリカのユーザーが…とか、出張でタイに行ってとか、部署内がワールドワイド。
国単位での会話が多く、ふとした瞬間に「グローバルに働いているんだな」となぜかしみじみ考えてしまいます。
国内営業に引け目を感じる
新卒から海外営業という場合、国内営業に引け目を感じることも。
毎日ユーザーを訪問し案件をこなしている同期を横目に自分は事務所で支援業務ということも多く、自分に実力がついているのか不安になってしまいます。
でも大丈夫。
海外営業は本社にいることが多く、国内営業のように全国に散らばっている場合に比べて、お客さんからは遠いですが、技術や開発とは近い関係にあります。
その利点を活かして、技術者や開発部門、製造部門、関節部門としっかりとコミュニケーションをとりながら仕事を行えば、着実に実力を伸ばしていくことができます。
海外営業として成績を伸ばせば、海外駐在に行くチャンスも多くあり、とても良い経験を積むことが可能です。
出張は週単位
出張が一週間や二週間続くという場合も多いのが海外営業。
一回が長く、遠くまで仕事に行くため、長期出張や長期フライトもだんだんと慣れてきます。
特に南米やアフリカを担当すると、行き帰りで5日かかるため、一回の出張は非常に長期に。
出張に出て、帰ってきた時には季節が変わっているということもあるので、タイムスリップしたような感覚に陥ってしまいます。
ビザの手配ができる
やたらと頼まれるのが航空券の手配とビザの手続き。
海外営業なのになぜかビザの手続きの猛者になれます。
特に担当地域のビザ情報などはしっかりと把握しておかなければ、法に抵触してしまう可能性もあるため、担当地域のビザ関係についてはプロフェッショナルになることが可能です。
専門用語の英語を覚えてる
専門用語の英単語もしっかりと覚えているのが海外営業。
お客さんにプレゼンや提案する内容は常に外国語。お客さんからの問い合わせも外国語。お客さんもプロフェッショナル場合が多く、一般用語ではなく専門用語で話を進めていきます。
そうなると自然と専門用語の外国語も覚えていくことができ、将来絶対使わないだろうなというボキャブラリーが豊富になっていきます。
英語系の仕事が次々舞い込む
海外営業をしていると、他部署からの英語関係の依頼も多く舞い込みます。
本業の海外営業の仕事そっちのけで他部署から依頼された翻訳業務や、海外からの来客の通訳業務をするなど、外国語関係の仕事量も多いです。
頼られるのは嬉しい反面、他部署からの依頼は出来高性にしてほしいと切に願っている海外営業職の社員も多いことでしょう。
海外営業を目指す場合の転職活動
海外営業職を目指すときには、社内で積極的に海外志向だということを発信することが近道です。
ただ、一生懸命仕事に励んでも、会社側の事情で海外営業ができないこともあります。
例えば、ポストに空きがない場合、また、駐在先が少なくて駐在員を必要としていない場合など、自分の努力ではどうしよもない場合には、海外営業職を目指して思い切って転職してみるのも一つの方法です。
転職エージェントの中にはグローバル企業への就職支援を強みとしているエージェントもありますので、転職を考えたいという場合は一度相談してみるのがおすすめです。
ちなみに、グローバル企業に転職を希望するなら「en world」への登録は必須と言えるくらいおすすめ。サポートやコンサルタントの対応が素晴らしいので是非面談なさってみてください。
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駐在前のオンラインビジネス英会話
海外営業として海外に行く場合の英語練習としては、ビジネス英語を学べるオンライン英会話などで練習するのがお勧めです。
ビジネスで使う英語というのは日常会話で使う表現と異なっている場合も多く、実際にビジネスの最前線で活躍した経験がある講師と仕事のことや世界のことについてディスカッションしながら語学力を向上させることができるのが利点。
海外営業を目指して英会話を検討しているという場合はぜひ無料体験などに挑戦なさってみてください。
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終わりに
この記事では海外営業あるあるをご紹介しました。
海外営業という働き方は、海外に出てグローバルに働きたいと考えている場合にとてもお勧めな働き方。
ただ、海外にいく分大変なことも多いため、キャリア全体を見ながら色々な選択肢を考えてキャリアデザインを行っていくのがおすすめです。
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