すみくにぼちぼち日記

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社会人大学院 メリット・デメリット-実際に経験して感じること

社会人大学院に入りたいと思った時に気になるのがメリットとデメリット。

この記事では社会人大学院のメリットとデメリットをご紹介します。

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社会人大学院 メリット・デメリット-実際に経験して感じること

社会人で大学院に通いたいと思った時に気になるのが、社会人大学院にはどんなメリットがあるのかということ。

結論から言うと、社会人大学院はとても意味がある選択肢です。

もちろん、仕事に直接関係がなかったり、修士号を持っていても普段の生活が変わらない可能性の方が高く、「修士号を持っていたら人生が変わる」というような力は修士号にはありません。

また、税理士や弁護士のような国家資格でもないため、大学院を出たからといって特別な仕事に就くことができるわけでもないというところは知っておく必要があります。

それでも実際に通って思ったのは、勉強がしたくて受験して、受かって、学校に通うので、勉強や大学院生活が楽しくて、そこで学んだことは財産になるということ。

称号としての大学院であればほぼいく意味はないのですが、勉強したいことを深めたいという気持ちがある場合には非常にお勧めな選択肢です。

 

社会人大学院のメリット

社会人で大学院に行く場合、自己研鑽ができるというところが最大のメリットです。

自分が勉強したいことを好きなだけ研究できる環境というのは、普段生活している中で見つけることがなかなか難しく、勉強したいという気持ちを存分に満足させることができる大学院。

授業から吸収するだけでなく、教授陣からおすすめの本を聞いたり、教授の研究内容について教えてもらったりできるというのも大学院に通うメリットです。

 

学びたいことを学べる

社会人大学院では、自分の「学びたい」という欲求を存分に満たすことができます。

仕事との両立で自分の時間がほぼなくなってしまい、とても大変な毎日となるのですが、その大変さ以上に充実した毎日を送ることができるようになります。

自分が本当に学びたいことをとことん勉強できるし、大学時代よりも「学びたい」という強い気持ちがあるので、一つ一つの授業に対する情熱も自ずと変わってきます。

また、読書量もすごく多くなり、大学院の教授陣の指定する書籍などは本当に勉強になるので、勉強する環境としては最高の環境です。

そんな中で勉強できる大学院は、学びたいという意欲を満たしてくれる存在だと言えます。

 

教授陣と意見交換ができる

大学院は比較的小規模のところが多く、教授と学生の距離が近いのも特徴。

授業やゼミを通して教授陣と意見交換をすることができ、教授陣のお勧めな本やチェックすべき研究者の情報なども教えていただけるため、授業だけではなく、自主学習のツールを教授との会話を通して増やしていくことが可能です。

 

学友から刺激をもらえる

同じ授業や同じゼミで学んでいる学生や社会人学生からも刺激をもらうことができます。

社会人学生からは仕事を通してみる学問、理論に対する実践的な視点など、社会人ならではの角度からの意見を聞くことができたりと、さまざまな見解に触れることで、自分の考え方の幅を広げていくことが可能です。

大学から上がってきた学生からも学ぶ姿勢や理論の部分での詳しい見解などを聞くことができたりと、互いに切磋琢磨しあえる環境です。

 

転職にも使える

社会人で大学院に通った場合、学歴部分が大学院卒(修士、博士前期、博士後期)などとなるため、履歴書に記載することが可能です。

働いている期間と仕事をしている期間が被っているため、転職面接時には必ず訊かれることとなり、自走する力、計画力、チャレンジ精神など、自分の強みという部分のエピソードとして使うことができます。

転職時には現職での実績や経験を話すことに加えて、自分の良さを語ることが大切ですので、社会人大学院に通ったというエピソードは自分の良さをアピールするためのツールとして使うことができます。

 

社会人大学院のデメリット

社会人大学院はとてもお勧めなのですが、もちろんいいところだけでなくデメリットも存在します。

特に大きなデメリットは、時間面と金銭面です。

 

時間がなくなる

一番のデメリットとも言えるのが、時間がなくなること。

仕事と学問を両立させるためには、仕事をしている時間以外は全て学業に捧げる必要があり、自由な時間がなくなってしまいます。

特に家族がいる場合には、家族で過ごす時間がなくなってしまうのもデメリット。

どこまで学業に割くことができるのかをしっかりと考えた上で大学院進学にチャレンジすることが大切です。

 

お金がかかる

大学院もお金がかかってしまうため、金銭的に余裕ある場合でなければ通いづらいというデメリットも。

特に私立の場合は年間百万円以上の授業料となるため、入学前に金銭面の部分をチェックしておくことが大切です。

国公立の大学の大学院は年間50万円程度ということで、少しでも金銭的な負担を減らしたいという場合は国公立の大学院に絞って検討してみるというのもお勧めです。

 

大学院入試対策

ここまで、社会人大学院のメリットとデメリットをご紹介しました。

最後に大学院の選び方と入試対策をご紹介します。

 

大学院の選び方

大学院はまず、私立か国公立かを選びます。

学費が倍以上違うので、興味がある分野がそこにしかない場合や師事したい教授がいるという場合、社会人受け入れがそこにしかない場合を除き国公立に通うのがおすすめ。

大学院によって社会人でも通いやすい夜間授業と土日授業を開講しているところがあるので、まずはその2つの条件で探してみてください。

私の場合、幸いにも自分が興味があった分野で、自宅から電車で30分、職場から1時間の距離に国公立大学の大学院があったので、そちらに通いました。

ちなみに、大学院の探し方ですが、『スタディサプリ社会人大学院』という本が出版されているので、こちらを読むのがおすすめです。

この本を読むのと大学院のホームページを見るという形が一番いいかなと思います。

 

※大学院選びはこちらがおすすめです

 

入試対策

入試対策ですが、大学院の説明会に行くと入試問題やおすすめ書籍をもらったり買ったりできることが多いので、それを活用します。

私は入りたい大学院の説明会でもらった過去問を解きながら、その分野に関する文献を読む方法で対策しました。

また、説明会では教授陣が執筆した「学問のまとめ」の様な本が売っていたりするので、売っている場合は絶対購入してください。

大学院の入試問題は、大学院の教授陣がつくるので、先生たちの研究分野の問題が出ます。敵を知り己を知れば百戦殆からず 、ではないですが、先生の研究を知ることが、大学院合格のためには必須です。

 

※大学院の入試対策についての詳細はこちら

sumikuni.hatenablog.com

 

英語対策はスタディサプリがおすすめ

大学院の入試には英語の試験がある場合が多いです。

私はトイックを利用して、英語は免除だったので、一番のおすすめはトイック利用です。

ただ、トイックも必要点数が高かったり、仕事が忙しくて受験できない場合もあるので、その場合はスタディサプリ高校講座の英語の授業を勉強するのがおすすめ。

中1から高3までの英語をしっかり勉強することができ、長く英語を使っていなかったという場合でも、自分の苦手なところを集中的に勉強することができます。

ちなみに、社会人の学び直しにも役立つサービスで、私も古典や歴史、物理、数学などの授業をスタディサプリで今勉強しています。

 

※スタディサプリの紹介記事はこちら

sumikuni.hatenablog.com

 

オンラインビジネス英会話

社会人大学院を考える際にビジネス英語レベルの英語力があるととても便利ので、ビジネス英語の勉強をしておくのもおすすめ。

授業でも英語を多く使用します。

ビジネス英語を学べるオンライン英会話があるので、そちらで練習するのが良いかなと思います。実際にビジネスの最前線で活躍した経験がある講師と仕事のことや世界のことについてディスカッションしながら語学力を向上させることができます。

大学院入試の準備や授業で使う英語対策という面でオンライン英会話は役に立つかなと思うので、ぜひ無料体験などに挑戦なさってみてください。

 

※おすすめオンラインビジネス英語はこちら

classroom.hatenablog.com

 

終わりに

この記事では、社会人大学院のメリットとデメリットについて、実際に大学院の修士課程を修了した経験をもとにご紹介しました。

仕事と学業で体力的には大変なことも多いのですが、とてもやりがいがあり、好きなことを自由に研究していくことができる大学院はおすすめです。

大学院進学に迷っているという場合は是非一度説明会に参加なさってみてください。

 

※卒論や修論の書き方はこちら

sumikuni.hatenablog.com

 

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