すみくにぼちぼち日記

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フランス語 会話練習法-スピーキングの勉強法やフランス語を話せるようになる練習法

フランス語を学び始めたときに気になるのが、どうやったらフランス語が話せるようになるのか。

この記事ではフランス語を使って生活ができるようになるまでに試した勉強方法の中でも特に効果があった「フランス会話習得のための勉強法」をご紹介します。

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フランス語 会話練習法-スピーキングの勉強法やフランス語を話せるようになる練習法

フランス語を話せると様々な国の人と通訳を介すことなく話すことができたり、外国の情報や本などを外国語で読むことができるなど、生活や仕事の幅が広がっていきます。

一方で、フランス語習得というのは時間がかかり、一見難しそうにも見えてしまい、中々スタートを切ることができないという方も多いのではないでしょうか。

実はフランス語の習得方法自体は簡単で、文法を勉強し、単語を覚え、リスニングの練習をして、言葉を口に出してみるという4つのステップを繰り返し練習することで、仕事ができるレベル(ビジネスレベル)までフランス語を身につけることができます。

フランス語習得までには兎に角沢山勉強する必要があり、その勉強量がフランス語の上達度直結します。また、正しい方向に努力するということが外国語学習の近道です。

この記事では、フランス語を習得するためにはどの様に練習すれば良いのかをご紹介します。

 

※おすすめフランス語のテキストはこちら

sumikuni.hatenablog.com

 

フランス語を身につける勉強法

フランス語をマスターするための勉強方法は1つだけ。

文法を覚え、語彙を増やし、リスニングを練習して、スピーキングを毎日する、という方法です。

この4つの練習を毎日行うと3ヶ月で意思疎通ができるようになり、1年間で日常会話、3年から4年間で仕事ができるレベル、B2からB1くらいのレベルまでフランス語能力を伸ばすことができるようになります。

 

文法

文法の勉強には基本的に終わりがあります。

実はフランス語の文法は英語よりもしっかりと定まっており、一度文法を覚えるとほぼ例外なく会話に使用できます。

ですから、文法学習は基本的な文法を覚えることを意識して、終わりを目指して取り組むのがフランス語学習時のコツです。

文法の勉強方法という点については、王道は無く、文法書を読んで覚えるという方法が最短の近道です。文法書を1つ選んで、その文法書を3回り勉強すると、文法を身につけることができます。

また、覚えた文法はすぐに使うというのも大切。例えば、I am happy.という基本文法を覚えたら、何度もI am happy、I am angry. など、自分で文章を作り、覚えた文法が自然に口から出てくるまで繰り返し練習します。

 

語彙

文法と同様、フランス語学習の基礎となるのが、語彙(単語)です。

語彙も覚えるしかないのですが、普段私は目に付いたものをフランス語で言ってみるという練習を毎日行っていました。

1日は24時間あり、内12時間ほどは何かしらの情報が目に入ってきます。それをフランス語で言ってみて、分からなければ調べるという方法で覚えた単語を頭に定着させるとともに、新しい単語もインプットします。

また、単語帳は1冊購入し、1冊を完璧にします。後はリーディングやリスニングで出てきた知らない単語を覚えるという方法で語彙を増やしていきます。

 

※フランス語の単語集はこちら

 

リスニング

文法と単語をインプットしている間に、リスニングも練習します。

 

寝る前の音読

リスニングは、最初のうちはテキストにあるリスニングCDを聞きながら音読をします。これは毎日寝る前に行うと効果的。

聞いたことを口で発することがリスニングの基礎を作ってくれるので、是非毎日行ってみてください。

 

ディクテーション

続いて、ディクテーションです。ディクテーションは耳から入った言葉を書き取る練習方法です。聞いたことをメモする感じでしょうか。

この方法は実は仕事でも役に立ちます。

もちろんリスニング力向上のためにもとても効果の有る勉強方法です。

やり方は簡単。音源を準備して、聞いたことを文字に起こす、という方法。音源は自分のレベルに合ったテキストについているCDを使うのがお勧めです。

仕事ではこの技を一番使います。というのも、外国語で商談をする時には、相手が言ったことをメモしなければならず、聞きながらメモを取るという方法は仕事の基礎となるからです。

ですので、ディクテーションの練習はリスニング力UPと、外国語をビジネスで使う練習にもなるとても役立つ練習方法です。

 

シャドーイング

ディクテーションと同じように役立つ練習方法がシャドーイングという方法。

これは聞いた外国語を口に出すという練習法です。できるだけ時差が起こらないように、聞いたら直ぐに発音します。

ディクテーションよりも個人的には難しいと思っている練習方法。というのも、相手が話す速さで自分の口を動かすのは意外と難しいのです。

聞いている外国語が早くなればなるほど同じタイミングで発音するのが難しくなります。

 

フランス語のテレビやアニメを見る

慣れてきたら、フランス語のテレビを見るのがおすすめ。

特にニュース番組は聞き取りやすい外国語で話してくれるので、良いリスニングの練習になります。

また、トピックが分かりやすいので聞いていて「言葉は分かるけど意味が分からない」という状況になりづらいというのもおすすめな理由です。

映画やドラマなどは話の背景や人々の関係性が分からないと何が面白いのかが良く分からなかったり、言葉の裏にある隠れた意味が分からず、楽しめなかったりするので、まずはニュースを見るのがお勧めです。

また、日本のアニメのフランス語Ver.を見るのもとても良い練習になります。

アニメはキャラクターが同時に話すことがない(言葉がかぶさることが無い)ので、聞き取りやすいですし、キャラクター同士の関係性やあらすじが分かっていて、純粋にリスニングの練習になるので、とても良い練習方法でした。

 

リスニング力UPにつながらない方法

実際に自分で試してみたけれど、リスニング力(外国語力)UPにつながらなかった練習方法も在ります。

例えば「外国語の聞き流し」は、意味がありませんでした。

というのも、言葉は傾聴しなければ頭に入ってこないので、聞き流しではいつまでたっても聞けるようになりません。

外国語は聞き流すのではなく、注意して聴くことが大切です。

また、日本語の字幕付きの映画を見るのも自分には合いませんでした。

字幕つきの映画はどうしても日本語を読んでしまって、外国語に頭が切り替わらず、結局は頭が日本語脳になってしまいます。

字幕付きを見る場合は、外国語の字幕でみるのがおすすめです。

 

スピーキング

スピーキングの練習は、これまで勉強した文法や単語を使って文章を実際に作って口から発してみるという練習を繰り返し行います。

 

音読

まずスピーキングの基礎となるのが音読です。

音読は毎日寝る前に欠かさず行うのがおすすめ。口を動かす練習になり、外国語のリズムを身につけるのにも最適な方法です。

CDなどをもっている場合は、音源を聞きながら音読を行うのが効果的です。

 

作文

リズムや口を動かす練習で外国語を発する練習を行うと同時に、作文でアウトプットの練習を行います。

いきなり自分で外国語で話すことができるといいのですが、中々難しいので、まずは紙に書いてみることで、インプットした単語や表現方法をアウトプットすることができます。

作文は日記のようなものからメールやSNSなど、何でも良いので自分の文章を書いてみると良いと思います。

 

独り言

作文などと平行して、独り言を言うのも良い練習方法です。

暇があればひとりで外国語をつぶやきます。

新しく覚えた表現や単語などを使って見えたものを説明したり、考えたことを言葉にしたりして、外国語で考えて外国語で話すという練習を行います。

私も、出かけた時などに自分の周りで起こっていることを外国語で実況中継したり、家の中で一人でスピーチしたりと、独り言の練習をよく行っていました。

独り言はいつでも何処でもできる手軽な練習方法で、頭の中を整理するのにもおすすめな方法なので是非試してみてください。

 

外国語の歌を歌う

英語の歌を歌うのもおすすめの練習方法。

リスニングの練習にもなりますが、口を動かす練習やリズム感を身に着ける練習にもなるのですごく良い方法だと感じています。

また、その国の文化を知る第一歩にもなります。その言葉が話されている国の人々と話す時に、歌や歌手などを知っていることで、すごく喜んでいただけるのも良い点です。

 

オンライン語会話

フランス語上達には、一人で勉強やフランス語の練習をした上で実際にフランス語話者と会話練習することが欠かせません。ネイティブが話す言葉を理解し、即座に返答するという練習を繰り返し行います。

現在はオンライン語学教室などが多く存在していますので、フランス語会話の練習には最適。

中でもフランス語を勉強したいと思ったときにはDMM英会話がおすすめ。

フランス語専門ではないのですが、リーズナブルにフランス語のレッスンを受けることができます。

 

※DMM英会話のホームページはこちら

DMM英会話ホームページ 

 

※DMM英会話でのフランス語レッスンの感想はこちら

sumikuni.hatenablog.com

 

リーディング

聞く、話す、という直接的な語学力とは直結しませんが、リーディングの練習も語彙を増やしたり、表現力をつけるのにおすすめ。

音読とは別に、簡単な本を一冊購入し、じっくりと一度読んでみるのがおすすめ。

ページ数はできるだけ少ないものから始めると、何冊も読破することができて自信になります。

一方で何百ページもある本だと、途中で挫折してしまったり、言語が嫌いになってしまう可能性もあるので、簡単な本から徐々に難しめの本に移行するのがお勧めです。

 

フランス語習得に必要な勉強時間

ここまで、フランス語を話せるようになるための勉強法をご紹介してきました。

いざ勉強を始めようとした時に気になるのが、どの位の期間この勉強を続ければよいのかというところ。

実は、1つの言語を習得するために必要な時間は、1000-3000時間だと言われています。

3000時間といえば、1日1時間の勉強で8年ほどかかる計算。中学から大学2年生くらいまで毎日1時間勉強すると1言語が身につく計算です。

1日2時間であれば4年、3時間なら2年半で身につくのが外国語。

今回ご紹介した文法、語彙、リスニング、スピーキングをそれぞれ1時間ずつ毎日勉強すれば、2年ほどでフランス語話者になることができます。

 

習得してからの維持も重要

外国語の習得も多くの時間を必要とするのですが、覚えてから使用していないと外国語はどんどん錆びていきます。

特に覚えた外国語を使用しない環境にいると急速に外国語能力が落ちていってしまうので、定期的に外国語に触れて、レベルを維持することもとても大切です。

本を読んだり、テレビを見たり、ラジオを聴いたりと、外国語に触れ続ける環境を自分で作るという意識で外国語と触れ合うのが良いかなと思います。

 

※外国語を忘れることについてはこちら

sumikuni.hatenablog.com

 

終わりに

この記事では、フランス語を話せるようになるための勉強方法をご紹介しました。

文法を覚え、語彙を増やし、リスニングを練習して、スピーキングを毎日するという勉強方法を地道に続けていけば、必ずフランス語を話せるようになりますので、興味があるという場合は少しずつフランス語学習を続けてみてください。

 

※複数言語の使い分けについてはこちら

sumikuni.hatenablog.com

 

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